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公開番号
2024165296
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023081379
出願日
2023-05-17
発明の名称
翼加振装置および振動試験装置
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G01M
7/02 20060101AFI20241121BHJP(測定;試験)
要約
【課題】翼加振装置および振動試験装置において、高周波の大きな加振力を確保する。
【解決手段】回転する翼に向けて圧力変動を放射することで翼を加振する翼加振装置において、気体供給源と、基端部が気体供給源に連結される気体供給経路と、気体供給経路の先端部に連結される加振ノズルと、気体供給経路に設けられるロータリバルブと、ロータリバルブを駆動する駆動装置とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転する翼に向けて圧力変動を放射することで前記翼を加振する翼加振装置において、
気体供給源と、
基端部が前記気体供給源に連結される気体供給経路と、
前記気体供給経路の先端部に連結される加振ノズルと、
前記気体供給経路に設けられるロータリバルブと、
前記ロータリバルブを駆動する駆動装置と、
を備える翼加振装置。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記翼の回転位置を検出する回転検出器と、前記回転検出器の検出結果に基づいて前記駆動装置を制御する制御装置とを備える、
請求項1に記載の翼加振装置。
【請求項3】
前記駆動装置は、モータであり、前記制御装置は、前記回転検出器の検出結果に基づいて前記モータの回転数を制御する、
請求項2に記載の翼加振装置。
【請求項4】
前記翼は、回転軸の外周部に周方向に間隔を空けて複数設けられ、前記加振ノズルは、前記翼の回転方向に間隔を空けて複数設けられ、前記制御装置は、前記回転検出器の検出結果に基づいて前記駆動装置を制御することで、複数の前記加振ノズルからの圧力変動の放射時期を調整する、
請求項2または請求項3に記載の翼加振装置。
【請求項5】
前記制御装置は、複数の前記加振ノズルの位置に応じた位相差をもって前記駆動装置を制御する、
請求項4に記載の翼加振装置。
【請求項6】
前記ロータリバルブは、弁体の一方向の回転により、前記気体供給経路を開放する開放位置と、前記開放位置より小さい開口面積をもって前記気体供給経路を閉止する閉止位置とを交互に移動する、
請求項1に記載の翼加振装置。
【請求項7】
請求項1に記載の翼加振装置と、
前記翼の振動を計測する振動計測装置と、
を備える振動試験装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、翼加振装置および振動試験装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
回転機械としての産業用タービンは、ケーシングと、ロータと、静翼と、動翼とを備える。ケーシングは、内部に複数の静翼が軸方向に間隔を空けて固定されると共に、ロータが回転自在に支持され、ロータに複数の動翼が軸方向に間隔を空けて固定される。静翼と動翼は、軸方向に交互に配置される。振動試験装置は、翼加振装置と、計測装置とを有する。翼加振装置は、回転する動翼を加振し、計測装置は、加振による動翼の振動を計測する。このような翼加振装置として、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-2586号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の翼振動装置は、動翼に空気を吹き付けて動翼を加振している。この場合、加振ノズルに配管を介してエアー源を連結すると共に、配管に電磁弁を設けている。そして、電磁弁を作動して配管を開閉することで、エアー源の空気を加振ノズルから動翼に向けて吹き付けることで、動翼を加振している。ところで、空気を吹き付けることで動翼を加振する場合、大きな加振力と高周波での加振が必要となる。しかし、従来の翼振動装置は、空気の供給と停止を電磁弁の作動により行っていることから応答性が低く、高周波での加振により大きな加振力を確保することが困難になるという課題がある。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するものであり、高周波の大きな加振力を確保することが可能な翼加振装置および振動試験装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本開示の翼加振装置は、回転する翼に向けて圧力変動を放射することで前記翼を加振する翼加振装置において、気体供給源と、基端部が前記気体供給源に連結される気体供給経路と、前記気体供給経路の先端部に連結される加振ノズルと、前記気体供給経路に設けられるロータリバルブと、前記ロータリバルブを駆動する駆動装置と、を備える。
【0007】
また、本開示の振動試験装置は、前記翼加振装置と、前記翼の振動を計測する振動計測装置と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の翼加振装置および振動試験装置によれば、高周波の大きな加振力を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態の翼加振装置を備える振動試験装置を表す概略構成図である。
図2は、ロータリバルブを表す概略図である。
図3は、ロータリバルブの作動を表す概略図である。
図4は、ロータリバルブの変形例を表す概略図である。
図5は、第2実施形態の翼加振装置を備える振動試験装置を表す概略構成図である。
図6は、翼加振装置を表す配置構成図である。
図7は、翼加振装置による加振時期を説明するための概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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