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公開番号2024165011
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023080812
出願日2023-05-16
発明の名称表示システム
出願人株式会社NTTドコモ
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20241121BHJP(計算;計数)
要約【課題】コンテンツを識別する識別情報が印刷された印刷物を保存しておくことに新たな価値を付与することにより、当該印刷物を捨てられ難くする。
【解決手段】表示システム1は、管理装置10Aと、通信網NWを介して管理装置10Aと通信する端末装置20Aとを含む。管理装置10Aには、第1地域に対応付けられた第1コンテンツと第2地域に対応付けられた第2コンテンツとに対応付けて識別情報M1が記憶される。端末装置20Aは、識別情報M1が印刷されたチラシP1に翳された場合に識別情報M1を読み取り、識別情報がM1を読み取ったときの位置を特定する。そして、端末装置20Aは、特定した位置が第1地域と第2地域のうちの何れかに含まれる場合に、第1コンテンツ及び第2コンテンツのうち、当該位置を含む地域に対応する方のコンテンツを表示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1地域に対応付けられた第1コンテンツと前記第1地域とは異なる第2地域に対応付けられた第2コンテンツとに対応付けて識別情報を記憶する管理装置と、表示装置を備えるとともに前記管理装置と通信する端末装置と、を含み、
前記端末装置は、
前記識別情報が印刷された印刷物に翳された場合に前記識別情報を前記印刷物から読み取る読み取り部と、
前記印刷物から前記識別情報が前記読み取り部により読み取られたときの前記端末装置の位置を特定する特定部と、
前記特定部により特定された位置が前記第1地域と前記第2地域のうちの何れかに含まれる場合に、前記第1コンテンツ及び前記第2コンテンツのうち、前記特定部により特定された位置を含む地域に対応する方のコンテンツを前記表示装置に表示する表示制御部と、を備える、
表示システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記管理装置は、
前記第1地域と前記第2地域との何れかに含まれる位置を示す位置情報と前記識別情報とを前記端末装置から受信した場合に、前記第1コンテンツ及び前記第2コンテンツのうち前記受信した位置情報の示す位置を含む地域に対応する方のコンテンツを選択する選択部と、
前記選択部により選択されたコンテンツを前記端末装置へ送信する送信部を備え、
前記端末装置は、
前記読み取り部により読み取った前記識別情報と前記特定部により特定した位置を示す位置情報とを前記管理装置へ送信することにより、前記第1コンテンツ及び前記第2コンテンツのうちの何れか一方を取得する取得部を備え、
前記表示制御部は、
前記取得部により取得されたコンテンツを前記表示装置に表示する、
請求項1に記載の表示システム。
【請求項3】
前記管理装置は、
前記端末装置から前記識別情報を受信した場合に、前記第1コンテンツ及び前記第1コンテンツに対応する地域を示す第1地域情報と、前記第2コンテンツ及び前記第2コンテンツに対応する地域を示す第2地域情報と、を前記端末装置へ送信する送信部を備え、
前記端末装置は、
前記読み取り部により読み取った前記識別情報を前記管理装置へ送信することにより、前記第1コンテンツ及び前記第1地域情報の組と前記第2コンテンツ及び前記第2地域情報の組と、を取得する取得部と、
前記取得部により取得した前記第1コンテンツ及び前記第1地域情報に前記読み取り部により読み取った識別情報を対応付けて記憶するとともに、前記第2コンテンツ及び前記第2地域情報に前記読み取り部により読み取った識別情報に対応付けて記憶する記憶部と、
前記第1コンテンツに対応付けて前記記憶部に記憶されている前記第1地域情報、前記第2コンテンツに対応付けて前記記憶部に記憶されている前記第2地域情報、及び前記特定部により特定された位置に基づいて、前記第1コンテンツ及び前記第2コンテンツのうち前記表示装置に表示するコンテンツを選択する選択部と、を備え、
前記表示制御部は、
前記選択部により選択されたコンテンツを前記表示装置に表示する、
請求項1に記載の表示システム。
【請求項4】
前記取得部は、前記読み取り部により読み取った前記識別情報に対応するコンテンツが前記記憶部に記憶されていない場合に、前記読み取り部により読み取った前記識別情報を前記管理装置へ送信する、請求項3に記載の表示システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、端末装置にコンテンツを表示させる表示システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
写真、絵、又は動画等の各種コンテンツに二次元コード等の識別情報を予め対応付けておき、当該識別情報が印刷された印刷物を配布することが一般に行われている。そして、スマートフォン等の端末装置に当該印刷物から識別情報を読み取らせ、当該識別情報に対応するコンテンツを当該端末装置に表示させることが提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2018/230626号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、広告等の大衆伝達を目的としたチラシ、ビラ、フライヤー又はリーフレット等の印刷物に、各種コンテンツに対応する識別情報を印刷しておくことが提案されている。以下では、広告等の大衆伝達を目的とした印刷物は、ビラ、フライヤー及びリーフレットを含めてチラシと称される。チラシは一度目を通されると再度見直されることは少なく、捨てられることが多かった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の好適な態様に係る表示システムは、管理装置と、表示装置を備えるとともに前記管理装置と通信する端末装置と、を含む。前記管理装置は、第1地域に対応付けられた第1コンテンツと前記第1地域とは異なる第2地域に対応付けられた第2コンテンツとに対応付けて識別情報を記憶する。前記端末装置は、読み取り部と、特定部と、表示制御部と、を備える。前記読み取り部は、前記識別情報が印刷された印刷物に翳された場合に前記識別情報を前記印刷物から読み取る。前記特定部は、前記印刷物から前記識別情報が前記読み取り部により読み取られたときの前記端末装置の位置を特定する。前記表示制御部は、前記特定部により特定された位置が前記第1地域と前記第2地域のうちの何れかに含まれる場合に、前記第1コンテンツ及び前記第2コンテンツのうち、前記特定部により特定された位置を含む地域に対応する方のコンテンツを前記表示装置に表示する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、コンテンツに対応する識別情報が印刷された印刷物を保存しておくことに新たな価値を付与することができ、当該印刷物が捨てられ難くなる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の第1実施形態による表示システム1Aの構成例を示す図である。
チラシP1の一例を示す図である。
管理装置10Aの構成例を示す図である。
管理装置10Aの記憶装置120に記憶されている管理テーブルTBL1の格納内容の一例を示す図である。
管理装置10Aの処理装置130がプログラムPRA1に従って実行する送信方法における処理の流れを示すフローチャートである。
端末装置20Aの構成例を示す図である。
野球場BP1内にてチラシP1に端末装置20Aが翳された場合のコンテンツの表示例を示す図である。
野球場BP2内にてチラシP1に端末装置20Aが翳された場合のコンテンツの表示例を示す図である。
端末装置20Aの処理装置230がプログラムPRB1に従って実行する表示方法における処理の流れを示すフローチャートである。
本開示の第2実施形態による表示システム1Bの構成例を示す図である。
管理装置10Bの構成例を示す図である。
管理装置10Bの処理装置130がプログラムPRA2に従って実行する送信方法における処理の流れを示すフローチャートである。
端末装置20Bの構成例を示す図である。
端末装置20Bの処理装置230がプログラムPRB2に従って実行する表示方法における処理の流れを示すフローチャートである。
変形例(2)の管理テーブルTBL1の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(A:第1実施形態)
図1は、本開示の一実施形態による表示システム1Aの構成例を示す図である。図1に示されるように、表示システム1Aは、管理装置10Aと、通信網NWを介して管理装置10Aと通信する端末装置20Aとを含む。図1では、端末装置20Aが1つだけ図示されているが、複数の端末装置20Aが表示システム1Aに含まれてもよい。
【0009】
管理装置10Aには、チラシP1に印刷される二次元コード等の識別情報M1に対応付けて当該識別情報M1に対応するコンテンツを表すコンテンツデータが予め記憶されている。端末装置20Aは、例えばスマートフォン又はタブレット端末等の情報処理装置である。端末装置20Aは、チラシP1に翳されたときに識別情報M1をチラシP1から読み取り、読み取った識別情報M1に対応するコンテンツを表示する機能を備える。なお、識別情報M1に対応するコンテンツがARコンテンツである場合、端末装置20Aは、チラシP1の画像に重ねて当該ARコンテンツを表示する。
【0010】
図2は、本実施形態におけるチラシP1を説明するための図である。チラシP1は、例えば北海道にある野球場BP1の入場口にて観客に配布される。端末装置20Aのユーザは、観客として野球場BP1に入場する際にチラシP1を入手する。本実施形態において、チラシP1に印刷された識別情報M1は、野球場BP1内に設けられた第1の飲食店にて利用可能な仮想クーポン券Xに対応する。端末装置20Aのユーザは、野球場BP1の敷地内において識別情報M1に基づいて仮想クーポン券Xを端末装置20Aに表示させ、仮想クーポン券Xを表示させた状態の端末装置20Aを第1の飲食店の店員に見せることで、仮想クーポン券Xに対応する所定の商品を受け取ることができる。以下、仮想クーポン券Xに対応する商品を受け取ることは、仮想クーポン券Xの使用と称される。
(【0011】以降は省略されています)

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