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公開番号
2024164673
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2023080332
出願日
2023-05-15
発明の名称
雄コネクタ及びコネクタ構造、並びにコネクタの装着方法
出願人
木谷電器株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
13/639 20060101AFI20241120BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】容易に離脱せず、一方で簡便な作業により離脱できる着脱可能な雄コネクタ及びコネクタ構造、並びにコネクタの結合方法を提供する。
【解決手段】雄コネクタ10は、開口部12aを有するガイド溝12と鍵溝13とを外周面に備える。ガイド溝12は、外周面の一部に周設された凹溝24と凹溝の一部に第1位置22aと第2位置22bとの間を連続する雌コネクタ20の貫通孔22に凸部32を篏合させ、凹溝24に沿って第1位置22aと第2位置22bとの間で往復回動可能になる凸部32が、開口部12aからガイド溝12に沿って挿入されるように凸部32を鍵溝13に導く第1傾斜部12cを備える。また、鍵溝13は周状に形成され、第1位置に対応する第1鍵溝部13aは凸部32がガイド溝12に戻らない深さ又は壁面を備え、第2位置に対応する第2鍵溝部13bは凸部32を鍵溝13から離脱させるための鍵溝13に連続する第2傾斜部14を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
開口部を有するガイド溝と前記ガイド溝と断続された鍵溝とを外周面に備える雄コネクタであって、
前記ガイド溝は、
内周面に凸部を備えるとともに一端と他端とを有するリング状の弾性回動体であって、外周面の少なくとも一部に周設された凹溝と、該凹溝の一部に第1位置と第2位置との間を連続する貫通孔とを備える雌コネクタの該貫通孔に前記凸部を篏合させるとともに前記凹溝に篏合したときに、該凹溝に沿って前記第1位置と前記第2位置との間で往復回動可能になる前記弾性回動体の前記凸部が、前記開口部から前記ガイド溝に沿って挿入されるように前記雌コネクタに前記雄コネクタを挿入するときに前記凸部を前記鍵溝に導く第1傾斜部を備え、
前記鍵溝は、
前記第1位置と前記第2位置に対応して周状に形成され、前記第1位置に対応する第1鍵溝部は前記凸部が前記ガイド溝に戻らないための深さ又は壁面を備え、前記第2位置に対応する第2鍵溝部は前記凸部を前記鍵溝から離脱させるための前記鍵溝に連続する第2傾斜部を備える、
雄コネクタ。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
外周面の少なくとも一部に周設された凹溝と、該凹溝の一部に第1位置と第2位置との間を連続する貫通孔とを備え、且つ該貫通孔が、内周面に凸部を備えるとともに一端と他端とを有するリング状の弾性回動体が前記凸部を前記貫通孔に篏合させるとともに前記凹溝に篏合したときに、前記弾性回動体を該凹溝に沿って前記第1位置と前記第2位置との間で往復回動可能にする該貫通孔である、雌コネクタと、
前記凸部に対応する開口部を有するガイド溝と前記ガイド溝と断続された鍵溝とを外周面に備える雄コネクタであって、前記ガイド溝は、前記凸部が前記開口部から前記ガイド溝に沿って挿入されるように前記弾性回動体を備えた前記雌コネクタに前記雄コネクタを挿入するときに前記凸部を前記鍵溝に導く第1傾斜部を備え、前記鍵溝は、前記第1位置と前記第2位置に対応して周状に形成され、前記第1位置に対応する第1鍵溝部は前記凸部が前記ガイド溝に戻らないための深さ又は壁面を備え、前記第2位置に対応する第2鍵溝部は前記凸部を前記鍵溝から離脱させるための前記鍵溝に連続する第2傾斜部を備える前記雄コネクタ、とを備える、
コネクタ構造。
【請求項3】
前記弾性回動体の端部の少なくとも一方が係合爪を備え、前記雌コネクタの前記凹溝に設けられた係合凸部が前記係合爪に前記弾性回動体の回動抵抗を与える、
請求項2に記載のコネクタ構造。
【請求項4】
前記ガイド溝は、前記凸部が前記第1位置と前記第2位置との間のいずれの位置にあっても前記ガイド溝に嵌入可能な開口幅を備え、且つ
前記第2位置に対応する前記開口部から前記第1位置に対応する前記第1傾斜部に向かう、前記開口部から離れる方向にしたがって先細りとなる形状の溝である、
請求項1に記載の雄コネクタ。
【請求項5】
前記ガイド溝は、前記凸部が前記第1位置と前記第2位置との間のいずれの位置にあっても前記ガイド溝に嵌入可能な開口幅を備え、且つ
前記第2位置に対応する前記開口部から前記第1位置に対応する前記第1傾斜部に向かう、前記開口部から離れる方向にしたがって先細りとなる形状の溝である、
請求項2又は請求項3に記載のコネクタ構造。
【請求項6】
2以上の、請求項2又は請求項3に記載の前記コネクタ構造が、着脱可能に横並びで連結されている、
コネクタ構造。
【請求項7】
請求項1又は請求項4に記載の前記雄コネクタを備える、
太陽光発電システム。
【請求項8】
請求項1又は請求項4に記載の前記雄コネクタを備える、
電気機器。
【請求項9】
請求項2又は請求項3に記載の前記コネクタ構造を備える、
太陽光発電システム。
【請求項10】
請求項2又は請求項3に記載の前記コネクタ構造を備える、
電気機器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、雄コネクタ及びコネクタ構造、並びにコネクタの装着方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
カーボンニュートラル社会、あるいは脱炭素社会の実現に向けて各国が取り組む中で、我が国においても、自然エネルギー活用の代表例である太陽光発電に対する市場のニーズは、蓄電技術の高度化にともなって益々高まっている。
【0003】
太陽光発電は一般家庭や産業分野において広く浸透しているが、近年、余剰電力の売電に加えて、蓄電池を備える充放電システム、並びに自家消費にも注目が集まっている。蓄電池自身は消費財としての側面を持つため、例えば定期的な交換が求められることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-230924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
蓄電池の交換が行われる際に、例えば圧着端子を用いた電線の接続作業を要する場合は、作業者に特殊な技能が求められることになる。さらに、接続対象となる蓄電池が多くなれば、たとえ技能があったとしても、作業者による多大な労力が必要となる。
【0006】
とりわけ、メガソーラーという用語に代表される太陽光発電システムに対して蓄電池を設けるとすると、多数の蓄電池の配置にともなって、定期的に、又は故障等に起因して不定期に、それらの交換作業を余儀なくされる。そのような状況下においては、作業工程数が多い交換作業は、作業者にとって相当な負荷となり得る。
【0007】
また、蓄電池の交換作業を簡易化するためにコネクタ構造が採用されることがある。しかしながら、その装着状態が確度高く保持され、容易に離脱しない構造が求められる一方、蓄電池の交換時には簡便な作業又は手順により離脱可能にする工夫が求められることになる。
【0008】
また、蓄電池の交換の例に限らず、上述の装着と離脱とを実現し得る電気電線のコネクタ構造が、産業界において求められている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上述の各問題の少なくとも一部を解決するものであり、装着状態が確度高く保持され、容易に離脱しない構造である一方、簡便な作業又は手順により離脱させることができる、着脱可能な雄コネクタ及びコネクタ構造、並びにコネクタの装着方法の実現に大きく貢献するものである。
【0010】
本発明者は、装着状態が確度高く保持され、容易に離脱しない構造であることに加えて、簡便な作業又は手順により離脱させることができる、着脱可能な雄コネクタ及びコネクタ構造、並びにコネクタの装着方法の実現に向けて鋭意研究と分析を行い、試行錯誤を重ねた。その結果、少なくとも下記の(1)及び(2)の創意工夫により、前述の課題の少なくとも一部を克服し得ることを本発明者は知得した。
(1)雄コネクタの外周面が、開口部を有するガイド溝と該ガイド溝と断続された鍵溝とを備える。
(2)雄コネクタと雌コネクタとの装着状態を確度高く保持するために形成した雄コネクタが備える鍵溝の形状を工夫し、該鍵溝において、鍵として機能する部分(領域)とは異なる部分(領域)を起点とする傾斜部を形成することにより、雄コネクタと雌コネクタとを離脱させるための溝としても活用する。
(【0011】以降は省略されています)
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