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公開番号
2024163847
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-22
出願番号
2024014094
出願日
2024-02-01
発明の名称
電子装置及び拡張カードモジュール
出願人
和碩聯合科技股分有限公司
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H05K
7/14 20060101AFI20241115BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】拡張カードの設置の柔軟性を向上させ、さらなる放熱部材の追加設置をより容易にする電子装置及び拡張カードモジュールを提供する。
【解決手段】本発明は、電子装置及び拡張カードモジュールに関するものである。拡張カードモジュールは、載置台、前記載置台に設置された拡張カード、拡張カードに設置された放熱部材、及び載置台に取り付けられた係合組立体を含む。載置台は、第1の端部と第2の端部を有しており、第2の端部にはピボット部が設けられている。拡張カードは、電気接続端部を有し、電気接続端部は載置台の第1の端部に隣接している。拡張カードは、載置台と放熱部材との間に設置されている。係合組立体は、載置台のピボット部にピボット結合されている。
【選択図】 図7
特許請求の範囲
【請求項1】
回路基板と、
前記回路基板に設置され且つ電気的に接続されるコネクターと、
前記回路基板に固定され、前記コネクターと間隔をあけて配置されている固定台と、
前記回路基板に取り外し可能に設置される拡張カードモジュールと、
を備える、電子装置であって、
前記拡張カードモジュールは、拡張カード組立体及び係合組立体を含み、
前記拡張カード組立体は、
第1の端部とピボット部がある第2の端部とを有する載置台と、
前記載置台に設置されており、前記載置台の前記第1の端部に前記コネクターに挿入可能な電気接続端部が近接しているように配置された、拡張カードと、
前記拡張カードに配置される放熱部材と、
を含み、
前記拡張カードは、前記放熱部材と前記載置台との間に設置され、
前記係合組立体が、前記載置台の前記ピボット部に枢接され、
前記拡張カードモジュールが前記電気接続端部を用いて前記コネクターに接続される際、前記拡張カードモジュールは、前記載置台の前記第2の端部によって前記固定台上に設置され、前記係合組立体が前記固定台及び前記回路基板に係合可能である、
ことを特徴とする、電子装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記固定台は、メインボディ及び前記メインボディに連結された複数のアームを含み、複数の前記アームの少なくとも1つの底端にフックがあり、前記回路基板は、上部パネル、下部パネル、及び該上部パネルと該下部パネルを貫通する複数のスルーホールを含み、複数の前記アームの位置は、複数の前記スルーホールの位置にそれぞれ対応しており、複数の前記アームは、複数の前記スルーホールをそれぞれ貫通し、前記フックが前記回路基板の前記下部パネルに掛かる、請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記係合組立体は、
フック部材と、
前記フック部材に摺動可能に設置され、前記フック部材に対して第1の位置と第2の位置の間で摺動可能である、ラッチ部材と、
を備え、
前記係合組立体は、前記フック部材を用いて前記固定台にカチットし、かつ、前記係合組立体は、前記ラッチ部材が前記第2の位置に移動することで該回路基板の1つの貫通孔にラッチし、該回路基板をカチットする、請求項1に記載の電子装置。
【請求項4】
前記フック部材には、スロット、及び前記スロットに隣接する2つのスロットホールが形成され、前記ラッチ部材が弾性アームを有し、前記ラッチ部材が前記スロットに設置され、前記フック部材に沿って前記第1の位置と前記第2の位置の間で摺動可能であり、前記ラッチ部材が前記第1の位置から前記第2の位置に移動する際、前記弾性アームは1つの前記スロットホールから別の前記スロットホールにカチットするように移動する、請求項3に記載の電子装置。
【請求項5】
前記固定台は、前記係合組立体がカチットする可能な凹溝を形成しており、前記フック部材が前記凹溝にカチットする、請求項3に記載の電子装置。
【請求項6】
該拡張カードモジュールはさらにピボット軸及び該ピボット軸に設置された弾性部材を含み、該係合組立体は該ピボット軸と該弾性部材を介して該ピボット部に接続され、該弾性部材が有する弾性力は該係合組立体を該固定台にカチットするように働く、請求項1に記載の電子装置。
【請求項7】
該拡張カードは該電気接続端部から離れた位置にノッチを有し、該載置台は該ノッチ内に設置されたリミット部を形成している、請求項1に記載の電子装置。
【請求項8】
前記載置台はキャリア及び複数の側シート部を含み、
前記キャリアは、前記第1の端部、前記第2の端部、及び前記第1の端部と前記第2の端部を繋ぐ2つの長い側縁部を含み、前記拡張カードは前記キャリアに設置され、
前記複数の側シート部は、前記キャリアの2つの長い側縁部にそれぞれ形成され、
前記載置台は複数の前記側シート部を用いて前記放熱部材を固定し、前記拡張カードが前記キャリアと該放熱部材の間で挟み固定される、請求項1に記載の電子装置。
【請求項9】
載置台、拡張カード、及び放熱部材を含む拡張カード組立体と、係合組立体とを備える、拡張カードモジュールであって、
前記載置台は、第1の端部とピボット部がある第2の端部とを有し、
前記拡張カードは、前記載置台に設置され、前記拡張カードは電気接続端部を有し、前記電気接続端部は前記載置台の前記第1の端部に近接しており、
前記放熱部材は、前記拡張カードに設置され、前記拡張カードは前記載置台と前記放熱部材の間に設置され、
前記係合組立体は、前記載置台の前記ピボット部に枢接されている、
ことを特徴とする、拡張カードモジュール。
【請求項10】
前記載置台はキャリア及び複数の側シート部を含み、
前記キャリアは、前記第1の端部、前記第2の端部、及び前記第1の端部と前記第2の端部を繋ぐ2つの長い側縁部を含み、前記拡張カードは前記キャリアに設置され、
前記複数の側シート部は、前記キャリアの2つの長い側縁部にそれぞれ形成され、
前記載置台は複数の前記側シート部を用いて前記放熱部材を固定することによって、前記拡張カードが前記キャリアと該放熱部材の間で挟み固定される、請求項9に記載の拡張カードモジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、拡張カードに関するものであり、特に電子装置及び拡張カードモジュールに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
既存の拡張カードの固定方法は、一端を前記回路基板上のコネクターに挿入し、他端を前記回路基板に固定するものである。しかし、既存の拡張カードの設置の柔軟性は明らかに不足しており、さらなる放熱部材の追加設置が困難である。そこで、本発明者は上記の欠陥を改善できると考え、科学的原理の適用を組み合わせて研究を重ね、最終的に合理的な設計で上記欠陥を効果的に改善する本発明を提案した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の実施形態は、電子装置及び拡張カードモジュールを提供することにある。これにより、既存の拡張カードが可能性として有する欠陥を効果的に改善することができる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施形態は、回路基板と、回路基板に電気的に結合するように取り付けられるコネクターと、前記回路基板に固定され、前記コネクターと間隔を置いて配置されている固定台と、取り外し可能に前記回路基板に取り付けられる拡張カードモジュールと、を備える電子装置を公開する。前記拡張カードモジュールには、拡張カード組立体及び係合組立体を含む。拡張カード組立体は、第1の端部と第2の端部を有し、かつ第2の端部にはピボット部がある載置台と、載置台に設置され、かつ、コネクターに挿入可能で載置台の第1の端部に隣接している電気接続端部を有する、拡張カードと、拡張カードに設置される放熱部材と、を備える。拡張カードが載置台と放熱部材の間に配置される。係合組立体は、載置台のピボット部にピボット結合される。拡張カードモジュールが電気接続端部でコネクターに接続されるとき、拡張カードモジュールは載置台の第2の端部で固定台に設置され、係合組立体は固定台と回路基板に係合することができる。
【0005】
本発明の実施形態は、拡張カードモジュールも公開しており、拡張カードモジュールは、載置台、拡張カード及び放熱部材を含む拡張カード組立体と、係合組立体とを備える。載置台は、第1の端部と第2の端部を有し、前記第2の端部にはピボット部がある。拡張カードは、載置台に設置される。拡張カードは、電気接続端部を有し、電気接続端部は載置台の第1の端部に隣接している。放熱部材が、拡張カードに設置され、拡張カードは載置台と放熱部材との間に設置される。係合組立体は、載置台のピボット部にピボット結合される。
【0006】
以上のように、本発明の実施形態が公開する電子装置及び拡張カードモジュールは、複数の構成要素間の構造的な組み合わせにより、前記拡張カードを前記載置台と前記放熱部材の間に配置することができ、さらに前記拡張カード組立体は前記係合組立体によりカード式に迅速に前記回路基板に取り付けられ、これにより拡張カードモジュールの取り付け・取り外しの柔軟性を効果的に向上させることができる。
【0007】
本発明の特徴および技術的内容をさらに深く理解するために、以下の本発明に関する詳細な説明および図面を参照されたい。しかし、これらの説明および図面は本発明を例示するものであり、本発明の保護範囲を何ら限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態一の電子装置の分解模式図である。
図1Aの拡張カードモジュールと固定台の分解模式図である。
図1Aの拡張カードモジュールと固定台の別の視角からの分解模式図である。
図1の電子装置の組み立て模式図である。
図2の電子装置の後続の組み立て模式図である。
図3に沿った断面IV-IVの断面模式図である。
図4の領域Vの拡大模式図である。
図3の電子装置の後続の組み立て模式図である。
図6に沿った断面VII-VIIの断面模式図である。
図7の領域VIIIの拡大模式図である。
本発明の実施形態二の電子装置の立体模式図である。
図9に沿った断面X-Xの断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
下記より、具体的な実施例で本発明が開示する「電子装置及び拡張カードモジュール」に係る実施形態を説明する。当業者は本明細書の公開内容により本発明のメリット及び効果を理解し得る。本発明は他の異なる実施形態により実行又は応用できる。本明細書における各細節も様々な観点又は応用に基づいて、本発明の精神を逸脱しない限りに、均等の変形と変更を行うことができる。また、本発明の図面は簡単で模式的に説明するためのものであり、実際的な寸法を示すものではない。以下の実施形態において、さらに本発明に係る技術事項を説明するが、公開された内容は本発明を限定するものではない。
【0010】
なお、本明細書において「第1」、「第2」、「第3」等の用語で各種の部品又は信号を説明する場合があるが、これらの部品又は信号はこれらの用語によって制限されるものではない。これらの用語は、主として一つの部品と別の部品、又は一つの信号と別の信号を区分するためのものであることを理解されたい。また、本明細書に用いられる「又は」という用語は、実際の状況に応じて、関連する項目中の何れか一つ又は複数の組合せを含み得る。
(【0011】以降は省略されています)
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