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公開番号2024163767
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079640
出願日2023-05-12
発明の名称フォーカス制御装置、撮像装置、フォーカス制御方法、及びプログラム
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G02B 7/28 20210101AFI20241115BHJP(光学)
要約【課題】ユーザが合焦対象として意図した物体に対して高速、かつ高精度にフォーカス制御を行うことを可能とするフォーカス制御装置、撮像装置、フォーカス制御方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】フォーカス制御装置は、プロセッサとメモリとを備え、プロセッサは、撮像素子から出力された画像信号を取得し、ユーザによる操作を受付ける操作装置からの出力情報に基づいて撮像領域内に合焦対象領域を設定し、合焦対象領域に基づいてサーチ領域を決定し、サーチ領域内から特定の物体を含む物体領域を検出し、合焦対象領域と物体領域とが重複した重複領域を検出し、重複領域内の画像信号に基づいてフォーカス制御を行う。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
プロセッサとメモリとを備え、
前記プロセッサは、
撮像素子から出力された画像信号を取得し、
ユーザによる操作を受付ける操作装置からの出力情報に基づいて撮像領域内に合焦対象領域を設定し、
前記合焦対象領域に基づいてサーチ領域を決定し、
前記サーチ領域内から特定の物体を含む物体領域を検出し、
前記合焦対象領域と前記物体領域とが重複した重複領域を検出し、
前記重複領域内の前記画像信号に基づいてフォーカス制御を行う、
フォーカス制御装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記合焦対象領域は、複数のブロックにより構成され、
前記プロセッサは、前記複数のブロックのうち前記物体領域と重複した1つ又は複数のブロックを前記重複領域として検出する、
請求項1に記載のフォーカス制御装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記複数のブロックのうち前記物体領域との重複率が閾値以上である1つ又は複数のブロックを前記重複領域として検出する、
請求項2に記載のフォーカス制御装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記特定の物体の種類に応じて前記閾値を変更する、
請求項3に記載のフォーカス制御装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記合焦対象領域と前記物体領域との重複率が閾値以上である領域を前記重複領域として検出する、
請求項1に記載のフォーカス制御装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記重複率が閾値未満である場合には、前記合焦対象領域の画像信号に基づいてフォーカス制御を行う、
請求項5に記載のフォーカス制御装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記サーチ領域を、前記合焦対象領域の長辺に基づいて決定する、
請求項1に記載のフォーカス制御装置。
【請求項8】
前記合焦対象領域は、矩形である、
請求項7に記載のフォーカス制御装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、前記合焦対象領域が複数のブロックにより構成されていない場合、前記合焦対象領域を前記特定の物体の種類に応じた個数のブロックに分割する、
請求項2に記載のフォーカス制御装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、前記重複領域外であって前記サーチ領域内である領域内の前記画像信号に基づいて、非フォーカス制御用のデフォーカス量を取得する、
請求項1に記載のフォーカス制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、フォーカス制御装置、撮像装置、フォーカス制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、撮像光学系を介して撮像する撮像素子から画像信号を得る信号生成手段を有する撮像装置の制御方法であって、前記画像信号内で任意領域を設定できる任意領域設定工程と、前記任意領域外の前記画像信号を含めた領域を複数に分割した算出領域からデフォーカス量を検出する焦点検出工程と、前記画像信号から被写体が存在する被写体領域を特定する被写体領域特定工程と、前記任意領域と前記被写体領域から合焦領域を選択する合焦領域選択工程を有することを特徴とする撮像装置の制御方法が開示されている。
【0003】
特許文献2には、撮像領域の第1の領域に設けられ撮影レンズからの光を光電変換して被写体の像を生成する撮像用画素、および、前記撮像領域の前記第1の領域より狭い第2の領域に設けられ前記撮影レンズの射出瞳の一部の領域を通る光を受光する焦点検出画素を有する撮像手段と、前記焦点検出画素からの信号に基づいて2つの像信号の位相差を検出する位相差検出手段と、前記撮像手段からの信号に基づいて被写体の第1の被写体領域を検出する被写体検出手段と、前記被写体検出手段で検出された前記第1の被写体領域とは異なる領域であって、前記被写体の一部分と推定される第2の被写体領域において前記位相差検出手段からの信号を用いてフォーカス制御を行う制御手段とを有する撮像装置が開示されている。
【0004】
特許文献3には、複数のAFエリアを有し、各AFエリアにおいてデフォーカス量を検出し、ボディ範囲と外側範囲のそれぞれの領域において、デフォーカス量を距離に相当するレンズ位置に変換してデプスマップを作成する。デプスマップができると、ボディ範囲内の平均より所定値以上大きい至近側の領域を横切り候補として抽出する。候補に基づいて不要対象物に対応する領域を判別し、主対象物領域から不要対象物に対応する領域を除外した領域に対応する距離値に基づき焦点調節を制御する焦点調節装置が開示されている。
【0005】
特許文献4には、決定された合焦距離の被写界深度内に合焦距離が存在する焦点検出領域のうち、特定の被写体の領域を含んでいるものがあれば、特定の被写体の領域を含んでいる全ての焦点検出領域について、合焦していることを示す表示を行う撮像装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-170554号公報
特開2013-054256号公報
特開2022-137760号公報
特開2013-242407号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示の技術は、ユーザが合焦対象として意図した物体に対して高速、かつ高精度にフォーカス制御を行うことを可能とするフォーカス制御装置、撮像装置、フォーカス制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本開示のフォーカス制御装置は、プロセッサとメモリとを備え、プロセッサは、撮像素子から出力された画像信号を取得し、ユーザによる操作を受付ける操作装置からの出力情報に基づいて撮像領域内に合焦対象領域を設定し、合焦対象領域に基づいてサーチ領域を決定し、サーチ領域内から特定の物体を含む物体領域を検出し、合焦対象領域と物体領域とが重複した重複領域を検出し、重複領域内の画像信号に基づいてフォーカス制御を行う。
【0009】
合焦対象領域は、複数のブロックにより構成され、プロセッサは、複数のブロックのうち物体領域と重複した1つ又は複数のブロックを重複領域として検出することが好ましい。
【0010】
プロセッサは、複数のブロックのうち物体領域との重複率が閾値以上である1つ又は複数のブロックを重複領域として検出することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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