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公開番号
2024163511
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-22
出願番号
2023079199
出願日
2023-05-12
発明の名称
サーバのためのコンピュータプログラム、サーバ、及び、サーバを制御するための方法
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
G06F
3/12 20060101AFI20241115BHJP(計算;計数)
要約
【課題】色材カートリッジ内の色材の残量に関連する予測処理を正確に実行し得る技術を提供すること。
【解決手段】サーバのためのコンピュータプログラムは、サーバのコンピュータを、以下の各部、即ち、複数個の残量情報を取得する取得部と、少なくともM1個の残量情報と、M1個の日時情報と、に基づいて、M2個の変化率を算出する第1の算出部と、色材カートリッジ内の色材の残量とM2個の変化率との間の推定される関係を表わす第1の推定関数を算出する第2の算出部と、特定の色材カートリッジ内の色材の残量を示す情報を含む特定の残量情報が取得される場合に、第1の推定関数と特定の残量情報とに基づいて、特定の色材カートリッジ内の色材の残量に関連する予測処理を実行して予測情報を算出する第3の算出部と、予測情報を利用した出力処理を実行する出力制御部と、として機能させてもよい。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
サーバのためのコンピュータプログラムであって、
前記サーバのコンピュータを、以下の各部、即ち、
複数個の残量情報を取得する取得部であって、前記複数個の残量情報のそれぞれは、1個以上のプリンタのそれぞれに装着済みの色材カートリッジ内の色材の残量を示す情報を含む、前記取得部と、
前記複数個の残量情報のうちの少なくともM1個(前記M1は2以上の整数)の残量情報と、前記M1個の残量情報のそれぞれの取得日時に関連するM1個の日時情報と、に基づいて、M2個(前記M2は2以上の整数)の変化率を算出する第1の算出部であって、前記変化率は、単位残量あたりの前記色材の消費時間を示す、前記第1の算出部と、
色材カートリッジ内の色材の残量と前記M2個の変化率との間の推定される関係を表わす第1の推定関数を算出する第2の算出部と、
特定の色材カートリッジ内の色材の残量を示す情報を含む特定の残量情報が取得される場合に、前記第1の推定関数と前記特定の残量情報とに基づいて、前記特定の色材カートリッジ内の色材の残量に関連する予測処理を実行して予測情報を算出する第3の算出部と、
算出済みの前記予測情報を利用した出力処理を実行する出力制御部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
続きを表示(約 2,900 文字)
【請求項2】
前記第1の推定関数は、定数関数ではない、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項3】
前記1個以上のプリンタのそれぞれは、
当該プリンタに装着済みの色材カートリッジ内の色材の残量が第1の残量範囲である場合に、第1の測定方法を利用して、当該色材カートリッジ内の色材の残量を測定し、
当該プリンタに装着済みの色材カートリッジ内の色材の残量が前記第1の残量範囲とは異なる第2の残量範囲である場合に、前記第1の測定方法とは異なる第2の測定方法を利用して、当該色材カートリッジ内の色材の残量を測定する、
請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項4】
前記複数個の残量情報のそれぞれは、第1のモデル名を有する1個以上のプリンタのそれぞれに装着済みの色材カートリッジ内の色材の残量を示す情報を含む前記M1個の残量情報と、前記第1のモデル名とは異なる第2のモデル名を有する1個以上のプリンタのそれぞれに装着済みの色材カートリッジ内の色材の残量を示す情報を含むN1個(前記N1は2以上の整数)の残量情報と、を含み、
前記第1の算出部は、さらに、前記複数個の残量情報のうちの前記N1個の残量情報と、前記N1個の残量情報のそれぞれ取得日時に関連するN1個の日時情報と、に基づいて、N2個(前記N2は2以上の整数)の変化率を算出し、
前記第2の算出部は、さらに、色材カートリッジ内の色材の残量と前記N2個の変化率との間の第2の推定関数を算出し、
前記第3の算出部は、
前記第1のモデル名を有するプリンタに装着済みの前記特定の色材カートリッジ内の色材の残量を示す情報を含む前記特定の残量情報が取得される場合に、前記第1の推定関数と前記特定の残量情報とに基づいて前記予測情報を算出し、
前記第2のモデル名を有するプリンタに装着済みの前記特定の色材カートリッジ内の色材の残量を示す情報を含む前記特定の残量情報が取得される場合に、前記第2の推定関数と前記特定の残量情報とに基づいて前記予測情報を算出する、
請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項5】
前記複数個の残量情報のそれぞれは、1個以上のプリンタのそれぞれに装着済みの第1のカートリッジ名を有する色材カートリッジ内の色材の残量を示す情報を含む前記M1個の残量情報と、1個以上のプリンタのそれぞれに装着済みの第2のカートリッジ名を有する色材カートリッジ内の色材の残量を示す情報を含むK1個(前記K1は2以上の整数)の残量情報と、を含み、
前記第1の算出部は、さらに、前記複数個の残量情報のうちの前記K1個の残量情報と、前記K1個の残量情報のそれぞれの取得日時に関連するK1個の日時情報と、に基づいて、K2個(前記K2は2以上の整数)の変化率を算出し、
前記第2の算出部は、さらに、色材カートリッジ内の色材の残量と前記K2個の変化率との間の第3の推定関数を算出し、
前記第3の算出部は、
前記第1のカートリッジ名を有する前記特定の色材カートリッジ内の色材の残量を示す情報を含む前記特定の残量情報が取得される場合に、前記第1の推定関数と前記特定の残量情報とに基づいて前記予測情報を算出し、
前記第2のカートリッジ名を有する前記特定の色材カートリッジ内の色材の残量を示す情報を含む前記特定の残量情報が取得される場合に、前記第3の推定関数と前記特定の残量情報とに基づいて前記予測情報を算出する、
請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項6】
前記予測情報は、前記特定の色材カートリッジ内の前記色材の残量が所定値になるまでの予測時間である、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項7】
前記第3の算出部は、取得済みの前記特定の残量情報によって示される残量と前記所定値との間の区間で、前記第1の推定関数を積分することによって、前記予測情報を算出する、請求項6に記載のコンピュータプログラム。
【請求項8】
前記出力処理は、新たな色材カートリッジの発送に関連する処理を含み、
前記出力制御部は、前記予測時間が閾値以下である場合に前記出力処理を実行し、前記予測時間が前記閾値より大きい場合に前記出力処理を実行しない、請求項6に記載のコンピュータプログラム。
【請求項9】
サーバであって、
複数個の残量情報を取得する取得部であって、前記複数個の残量情報のそれぞれは、1個以上のプリンタのそれぞれに装着済みの色材カートリッジ内の色材の残量を示す情報を含む、前記取得部と、
前記複数個の残量情報のうちの少なくともM1個(前記M1は2以上の整数)の残量情報と、前記M1個の残量情報のそれぞれの取得日時に関連するM1個の日時情報と、に基づいて、M2個(前記M2は2以上の整数)の変化率を算出する第1の算出部であって、前記変化率は、単位残量あたりの前記色材の消費時間を示す、前記第1の算出部と、
色材カートリッジ内の色材の残量と前記M2個の変化率との間の推定される関係を表わす第1の推定関数を算出する第2の算出部と、
特定の色材カートリッジ内の色材の残量を示す情報を含む特定の残量情報が取得される場合に、前記第1の推定関数と前記特定の残量情報とに基づいて、前記特定の色材カートリッジ内の色材の残量に関連する予測処理を実行して予測情報を算出する第3の算出部と、
算出済みの前記予測情報を利用した出力処理を実行する出力制御部と、
を備える、サーバ。
【請求項10】
サーバを制御するための方法であって、
複数個の残量情報を取得する取得工程であって、前記複数個の残量情報のそれぞれは、1個以上のプリンタのそれぞれに装着済みの色材カートリッジ内の色材の残量を示す情報を含む、前記取得工程と、
前記複数個の残量情報のうちの少なくともM1個(前記M1は2以上の整数)の残量情報と、前記M1個の残量情報のそれぞれの取得日時に関連するM1個の日時情報と、に基づいて、M2個(前記M2は2以上の整数)の変化率を算出する第1の算出工程であって、前記変化率は、単位残量あたりの前記色材の消費時間を示す、前記第1の算出工程と、
色材カートリッジ内の色材の残量と前記M2個の変化率との間の推定される関係を表わす第1の推定関数を算出する第2の算出工程と、
特定の色材カートリッジ内の色材の残量を示す情報を含む特定の残量情報が取得される場合に、前記第1の推定関数と前記特定の残量情報とに基づいて、前記特定の色材カートリッジ内の色材の残量に関連する予測処理を実行して予測情報を算出する第3の算出工程と、
算出済みの前記予測情報を利用した出力処理を実行する出力制御工程と、
を備える、方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、色材カートリッジ内の色材の残量に関連する予測処理を実行する技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、画像形成装置の消耗品の交換時期を予測する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-053613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書では、色材カートリッジ内の色材の残量に関連する予測処理を正確に実行し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、サーバのためのコンピュータプログラムを開示する。コンピュータプログラムは、前記サーバのコンピュータを、以下の各部、即ち、複数個の残量情報を取得する取得部であって、前記複数個の残量情報のそれぞれは、1個以上のプリンタのそれぞれに装着済みの色材カートリッジ内の色材の残量を示す情報を含む、前記取得部と、前記複数個の残量情報のうちの少なくともM1個(前記M1は2以上の整数)の残量情報と、前記M1個の残量情報のそれぞれの取得日時に関連するM1個の日時情報と、に基づいて、M2個(前記M2は2以上の整数)の変化率を算出する第1の算出部であって、前記変化率は、単位残量あたりの前記色材の消費時間を示す、前記第1の算出部と、色材カートリッジ内の色材の残量と前記M2個の変化率との間の推定される関係を表わす第1の推定関数を算出する第2の算出部と、特定の色材カートリッジ内の色材の残量を示す情報を含む特定の残量情報が取得される場合に、前記第1の推定関数と前記特定の残量情報とに基づいて、前記特定の色材カートリッジ内の色材の残量に関連する予測処理を実行して予測情報を算出する第3の算出部と、算出済みの前記予測情報を利用した出力処理を実行する出力制御部と、として機能させてもよい。
【0006】
上記の構成によると、サーバは、M1個の残量情報とM1個の日時情報とに基づいてM2個の変化率を算出する。ここで、変化率は、単位残量あたりの色材の消費時間を示す。そして、サーバは、M2個の変化率に基づいて第1の推定関数を算出し、第1の推定関数と特定の残量情報とに基づいて予測処理を実行する。このように、サーバは、上記の変化率に基づいて予測処理を実行するので、予測処理を正確に実行し得る。
【0007】
上記のコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記録媒体、コンピュータプログラムによって実現されるサーバそのもの、及び、サーバを制御するための方法も、新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
通信システムの構成を示す図である。
推定関数の算出方法の概略を説明するための図である。
推定関数の算出方法を説明するための図である。
推定関数の算出方法を説明するための図である。
推定関数に基づいて予測時間を算出する方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、管理サーバ10と、複数個のプリンタ100A~100Dと、を備える。管理サーバ10及び複数個のプリンタ100A~100Dのそれぞれは、インターネット6に接続されている。各装置10,100A~100Dは、インターネット6を介して、相互に通信可能である。
【0010】
(プリンタ100Aの構成)
プリンタ100は、少なくとも印刷機能を実行可能な装置である。本実施例のプリンタ100Aは、インクジェットプリンタであり、プリンタ100Aに対して着脱可能なインクカートリッジ内のインクを利用して印刷を実行する。以下では、カートリッジのことを「CTG」と記載する。変形例では、プリンタ100Aは、トナーを利用して印刷を実行するレーザプリンタであってもよい。プリンタ100Aは、モデル名MN1を有する。プリンタ100Aには、シリアル番号SNAが割り当てられている。プリンタ100Aには、CTG名C1を有するインクCTGが装着されている。
(【0011】以降は省略されています)
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