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公開番号2024163479
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079107
出願日2023-05-12
発明の名称半導体モジュール
出願人新電元工業株式会社
代理人めぶき弁理士法人
主分類H01L 25/07 20060101AFI20241115BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】寄生インダクタンスの低減化を図ることができる半導体モジュールを提供する。
【解決手段】第1半導体チップと第3半導体チップ、第2半導体チップと第4半導体チップ、第1配線パターンと第3配線パターン、第2配線パターンと第4配線パターン、第1中点端子と第2中点端子、及び、第1の第2電源端子と第2の第2電源端子は、それぞれ中心線を基準に対称に配置され、第5配線パターン及び第1電源端子は、それぞれ中心線を基準に対称に形成され、第1中点端子及び第2中点端子は、半導体モジュールの一方側に隣接して配置され、第1電源端子、第1の第2電源端子及び第2の第2電源端子は、半導体モジュールの他方側に配置され、第1電源端子は、第5配線パターンの上部空間に非接触状態で配置され、かつ、第1配線パターンと第3配線パターンとを接続している半導体モジュール。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1~第4半導体チップ、第1~第5配線パターン、第1電源端子、第1の第2電源端子、第2の第2電源端子、第1中点端子及び第2中点端子を備え、前記第1半導体チップ及び前記第3半導体チップをハイサイドとし、前記第2半導体チップ及び前記第4半導体チップをローサイドとするブリッジ回路が構成されている半導体モジュールであって、
前記第1半導体チップと前記第3半導体チップ、前記第2半導体チップと前記第4半導体チップ、前記第1配線パターンと前記第3配線パターン、前記第2配線パターンと前記第4配線パターン、前記第1中点端子と前記第2中点端子、及び、前記第1の第2電源端子と前記第2の第2電源端子は、それぞれ中心線を基準に対称に配置され、
前記第5配線パターン及び前記第1電源端子は、それぞれ前記中心線を基準に対称に形成され、
前記第1中点端子及び前記第2中点端子は、前記半導体モジュールの一方側に隣接して配置され、
前記第1電源端子、前記第1の第2電源端子及び前記第2の第2電源端子は、前記半導体モジュールの他方側に配置され、
前記第1電源端子は、前記第5配線パターンの上部空間に非接触状態で配置され、かつ、前記第1配線パターンと前記第3配線パターンとを接続していることを特徴とする半導体モジュール。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記第2配線パターン及び前記第4配線パターンは、前記第1中点端子と前記第2中点端子を接続する隣接領域が近接して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項3】
前記第1配線パターン及び前記第3配線パターンは、前記第5配線パターンの両側に近接して配置されており、
前記第1の第2電源端子及び前記第2の第2電源端子は、前記第5配線パターンの両側に配置されており、
前記第1電源端子は、T字形状を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項4】
前記第1半導体チップと前記第2半導体チップの近傍に配置され、前記第1配線パターンと前記第5配線パターンとに接続されている第1デカップリングコンデンサ、及び、前記第3半導体チップと前記第4半導体チップの近傍に配置され、前記第3配線パターンと前記第5配線パターンとに接続されている第2デカップリングコンデンサをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項5】
前記第5配線パターンは、平面的に見て中央部に配置され、
前記第5配線パターンは、前記半導体モジュールの前記他方側に位置し、前記第1の第2電源端子と前記第2の第2電源端子が接続されている第1部分と、前記第1配線パターンと前記第3配線パターンの間に位置する第2部分と、前記第2部分から前記半導体モジュールの前記一方側に向けて突出する第3部分とを有し、前記第3部分には、第1斜辺及び第2斜辺を有する先細り形状の凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項6】
前記第1半導体チップは、第1ゲート電極、第1ソース電極及び第1ドレイン電極を備え、前記第1ゲート電極は第1制御用接続部材及び第1制御用配線パターンを介して第1制御用端子に接続され、前記第1ソース電極は第1検出用接続部材及び第1検出用配線パターンを介して第1検出用端子に接続されるとともに第1接続部材を介して前記第2配線パターンに接続され、前記第1ドレイン電極は前記第1配線パターンに接続され、
前記第2半導体チップは、第2ゲート電極、第2ソース電極及び第2ドレイン電極を備え、前記第2ゲート電極は第2制御用接続部材及び第2制御用配線パターンを介して第2制御用端子に接続され、前記第2ソース電極は第2検出用接続部材及び第2検出用配線パターンを介して第2検出用端子に接続されるとともに第2接続部材を介して前記第5配線パターンに接続され、前記第2ドレイン電極は前記第2配線パターンに接続され、
前記第3半導体チップは、第3ゲート電極、第3ソース電極及び第3ドレイン電極を備え、前記第3ゲート電極は第3制御用接続部材及び第3制御用配線パターンを介して第3制御用端子に接続され、前記第3ソース電極は第3検出用接続部材及び第3検出用配線パターンを介して第3検出用端子に接続されるとともに第3接続部材を介して前記第4配線パターンに接続され、前記第3ドレイン電極は前記第3配線パターンに接続され、
前記第4半導体チップは、第4ゲート電極、第4ソース電極及び第4ドレイン電極を備え、前記第4ゲート電極は第4制御用接続部材及び第4制御用配線パターンを介して第4制御用端子に接続され、前記第4ソース電極は第4検出用接続部材及び第4検出用配線パターンを介して第4検出用端子に接続されるとともに第4接続部材を介して前記第5配線パターンに接続され、前記第4ドレイン電極は前記第4配線パターンに接続され、
前記第2配線パターンには前記第5配線パターンの前記第1斜辺に沿った斜辺が形成され、前記第4配線パターンには前記第5配線パターンの前記第2斜辺に沿った斜辺が形成され、
前記第2半導体チップは、当該第2半導体チップの複数の辺のうちの1つの辺を当該第2半導体チップの第1辺としたとき、当該第2半導体チップの第1辺が前記第5配線パターンの前記第1斜辺に沿って配置され、
前記第4半導体チップは、当該第4半導体チップの複数の辺のうちの1つの辺を当該第4半導体チップの第1辺としたとき、当該第4半導体チップの第1辺が前記第5配線パターンの前記第2斜辺に沿って配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項7】
前記第1電源端子、前記第1の第2電源端子、前記第2の第2電源端子、前記第1中点端子及び前記第2中点端子は、インナーリード部の幅がアウターリード部の幅よりも広くなっていることを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体モジュールに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の半導体チップからブリッジ回路を構成することが広く行われている。ブリッジ回路において、回路内の寄生インダクタンスが要因で損失やリンギングが発生することがある。特に、半導体チップとしてワイドバンドギャップ半導体を使用する場合においては、その高スルーレートと高い動作周波数により、回路内の寄生インダクタンスが要因で損失やリンギングが発生し易い。寄生インダクタンスは、配線経路長(電流経路長ともいう。)に大きく依存するので、寄生インダクタンスを低減するためにモジュール化することも考えられる(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図14は、特許文献1に記載されている半導体装置900の内部構成を示す平面図である。特許文献1に開示されている半導体装置900は、第1半導体チップQ1及び第4半導体チップQ4をともにオンしたときの電流経路は、図14の実線Aで示すように、第1電源端子911から第1半導体チップQ1を通って第1中点端子921に至り、第1中点端子921から図示しない負荷を通った後に、第2中点端子922から第4半導体チップQ4を通って第2電源端子912に至る経路である。
【0004】
一方、第3半導体チップQ3及び第2半導体チップQ2をともにオンしたときの電流経路は、図14の破線Bで示すように、第1電源端子911から第3半導体チップQ3を通って第2中点端子922に至り、第2中点端子922から図示しない負荷を通った後に、第1中点端子921から第2半導体チップQ2を通って第2電源端子912に至る経路である。
【0005】
なお、第1半導体チップQ1及び第4半導体チップQ4をともにオンしたときは第3半導体チップQ3及び第2半導体チップQ2はともにオフになっており、第3半導体チップQ3及び第2半導体チップQ2をともにオンしたときは第1半導体チップQ1及び第4半導体チップQ4はともにオフになっているが、半導体チップがオフになっていることの記載は以下の説明においては省略する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2020/241239号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記のような電流経路を有する半導体モジュールは、単純にモジュール化しただけであるため、寄生インダクタンスの低減効果は不十分であり、これが問題となっていた。
【0008】
そこで、本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、寄生インダクタンスの低減化を図ることができる半導体モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の半導体モジュールは、第1~第4半導体チップ、第1~第5配線パターン、第1電源端子、第1の第2電源端子、第2の第2電源端子、第1中点端子及び第2中点端子を備え、前記第1半導体チップ及び前記第3半導体チップをハイサイドとし、前記第2半導体チップ及び前記第4半導体チップをローサイドとするブリッジ回路が構成されている半導体モジュールであって、前記第1半導体チップと前記第3半導体チップ、前記第2半導体チップと前記第4半導体チップ、前記第1配線パターンと前記第3配線パターン、前記第2配線パターンと前記第4配線パターン、前記第1中点端子と前記第2中点端子、及び、前記第1の第2電源端子と前記第2の第2電源端子は、それぞれ中心線を基準に対称に配置され、前記第5配線パターン及び前記第1電源端子は、それぞれ前記中心線を基準に対称に形成されており、前記第1中点端子及び前記第2中点端子は、前記半導体モジュールの一方側に隣接して配置されており、前記第1電源端子、前記第1の第2電源端子及び前記第2の第2電源端子は、前記半導体モジュールの他方側に配置されており、前記第1電源端子は、前記第5配線パターンの上部空間に非接触状態で配置され、かつ、前記第1配線パターンと前記第3配線パターンとを接続していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の半導体モジュールにおいては、第1半導体チップと第3半導体チップ、第2半導体チップと第4半導体チップ、第1配線パターンと第3配線パターン、第2配線パターンと第4配線パターン、第1中点端子と第2中点端子、及び、第1の第2電源端子と第2の第2電源端子は、それぞれ中心線を基準に対称に配置され、第5配線パターン及び第1電源端子は、それぞれ中心線を基準に対称に形成されている。このため、本発明の半導体モジュールによれば、第1半導体チップ及び第4半導体チップをともにオンしたときと第3半導体チップ及び第2半導体チップをともにオンしたときとで流れる電流経路の長さ(配線経路長)を合わせることができる。その結果、第1半導体チップ及び第4半導体チップをともにオンしたときと第3半導体チップ及び第2半導体チップをともにオンしたときとで流れる電流経路(配線)の寄生インダクタンスを合わせることができ、結果として寄生インダクタンスの低減化を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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