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公開番号
2024162641
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023078358
出願日
2023-05-11
発明の名称
電子レンジ用パウチ
出願人
東洋製罐株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
81/34 20060101AFI20241114BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】簡素な構造で、フィルムに貫通孔や切れ目等の貫通部分を設けることなく、レンジ加熱時に開口を確実かつ大きく確保することが可能な電子レンジ用パウチの提供。
【解決手段】本発明の電子レンジ用パウチ100は、自動蒸気抜き機構120を備え、自動蒸気抜き機構は、蒸気開放部121と、蒸気開放部および収容部110を隔離し、かつ、周縁シール部115に連続する蒸気抜きシール部125とを備え、蒸気開放部は、周縁シール部を分断してパウチの外縁まで延び、蒸気開放部は、一対のフィルムが周縁シール部および蒸気抜きシール部よりも弱い剥離強度で接着された弱シール部122を有し、弱シール部が、少なくとも蒸気開放部によって分断された周縁シール部同士を接続するように蒸気開放部を横断する状態に形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
自動蒸気抜き機構を備え、重ね合わせた一対のフィルムの周縁を熱接着した周縁シール部を形成することで袋状に形成され、周縁シール部により周囲を囲まれた収容部に内容物を収容可能である電子レンジ用パウチであって、
前記自動蒸気抜き機構は、蒸気開放部と、前記蒸気開放部と前記収容部とを隔離し、かつ、前記周縁シール部に連続する蒸気抜きシール部とを備え、
前記蒸気開放部は、前記周縁シール部を分断してパウチの外縁まで延び、
前記蒸気開放部は、前記一対のフィルムが前記周縁シール部および前記蒸気抜きシール部よりも弱い剥離強度で接着された弱シール部を有し、
前記弱シール部が、少なくとも前記蒸気開放部によって分断された前記周縁シール部同士を接続するように前記蒸気開放部を横断する状態に形成されていることを特徴とする電子レンジ用パウチ。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記蒸気開放部が、前記弱シール部と、前記一対のフィルムが互いに接着されていない未シール部とよりなることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ用パウチ。
【請求項3】
前記弱シール部が、前記蒸気開放部におけるパウチの外縁に接する領域の全てを含むように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ用パウチ。
【請求項4】
前記弱シール部の剥離強度が、0.25~15N/15mmであることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ用パウチ。
【請求項5】
前記蒸気開放部の前記分断された前記周縁シール部に沿った高さが、前記蒸気開放部における前記周縁シール部に対向する領域の巾よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ用パウチ。
【請求項6】
前記蒸気抜きシール部は、前記周縁シール部と同等以下の大きさの剥離強度を有することを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ用パウチ。
【請求項7】
前記蒸気抜きシール部は、パウチの周縁シール部における各辺の内端中央に接する内接楕円を想定したときに、前記蒸気抜きシール部における収容部の中心点に最も近いシール剥離開始部分の外端が、前記内接楕円の周に接するまたは前記内接楕円の周の内側に位置されるように形成されていることを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載の電子レンジ用パウチ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱時に内部の蒸気を自動的に逃がす自動蒸気抜き機構を備えた電子レンジ用パウチに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、重ねたフィルムを熱接着することにより袋状に成形されたパウチ内に、調理済あるいは半調理済の食品を収容して密封し、当該食品を食べる時に、電子レンジによって加熱調理する包装食品が市場に出回っている。
【0003】
このような電子レンジ用パウチでは、電子レンジで加熱すると、食品から発生する蒸気や内部空気の熱膨張によりパウチの内圧が高まり、パウチに破袋や変形が生じたり、また、破袋によりパウチ内の食品が飛散するおそれがある。
そのため、近年、電子レンジ用のパウチには、加熱時に内部の蒸気を自動的に逃がす自動蒸気抜き機構が一般的に設けられている。このような自動蒸気抜き機構を備えたパウチとしては、重ねたフィルムの一部を熱接着して環状の蒸気抜きシール部を設け、環状の蒸気抜きシール部に囲まれた蒸気開放部に蒸気抜き孔を設けたパウチが知られている(例えば特許文献1,2参照。)。
【0004】
これらの特許文献に係るパウチにおいては、電子レンジによる加熱に伴ってパウチの内圧が高まると、蒸気抜きシール部の一部の破断が始まり、パウチの内圧上昇による応力集中により蒸気抜きシール部が後退し、剥離が蒸気開放部に到達すると水蒸気等が外部に排出される。
【0005】
上記のような電子レンジ用パウチにおいては、蒸気開放部におけるフィルムに貫通孔や切れ目が形成されて蒸気抜き孔が構成されているため、蒸気抜き時に十分な大きさの開口を確保することができる。
なお、蒸気抜き時に十分な大きさの開口が確保されない場合には、蒸気の排出量を満足に確保できないため、蒸気によるパウチの膨張状態が長く維持され、パウチの内面材の熱損傷等に起因したパウチの穴あき現象が生じてしまうおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第4029590号公報
特開2022-179809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記のような電子レンジ用パウチの蒸気抜き孔は、フィルムに貫通孔や切れ目が形成されて構成されているため、このような電子レンジ用パウチを例えば水洗やレトルト処理すると、蒸気抜き孔から蒸気抜き孔の周囲の未シール部へ水が浸入するなどの問題がある。さらに、貫通孔や切れ目が形成されているため、その部分にデザインの制約を受ける等、その自由度が低く、意匠性に劣ることがある、という問題もある。
【0008】
本発明は、上述の問題点を解決するものであり、簡素な構造で、フィルムに貫通孔や切れ目等の貫通部分を設けることなく、レンジ加熱時に開口を確実かつ大きく確保することが可能な電子レンジ用パウチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の電子レンジ用パウチは、自動蒸気抜き機構を備え、重ね合わせた一対のフィルムの周縁を熱接着した周縁シール部を形成することで袋状に形成され、周縁シール部により周囲を囲まれた収容部に内容物を収容可能である電子レンジ用パウチであって、
前記自動蒸気抜き機構は、蒸気開放部と、前記蒸気開放部と前記収容部とを隔離し、かつ、前記周縁シール部に連続する蒸気抜きシール部とを備え、
前記蒸気開放部は、前記周縁シール部を分断してパウチの外縁まで延び、
前記蒸気開放部は、前記一対のフィルムが前記周縁シール部および前記蒸気抜きシール部よりも弱い剥離強度で接着された弱シール部を有し、
前記弱シール部が、少なくとも前記蒸気開放部によって分断された前記周縁シール部同士を接続するように前記蒸気開放部を横断する状態に形成されていることを特徴とする。
【0010】
本発明の電子レンジ用パウチにおいては、前記蒸気開放部が、前記弱シール部と、前記一対のフィルムが互いに接着していない未シール部とよりなる構成とすることができる。
また、前記弱シール部が、前記蒸気開放部におけるパウチの外縁に接する領域の全てを含むように形成されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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