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公開番号
2024162489
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023078037
出願日
2023-05-10
発明の名称
車体前部構造
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B62D
25/08 20060101AFI20241114BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】バンパリインフォースにおいてサイドレールよりも車両幅方向の外側に衝突荷重が入力された場合でも衝突荷重を効率よく伝達させることが可能な車体前部構造を得る。
【解決手段】バンパリインフォース22の車両幅方向の端部22Aの後面22Bには、サイドレール16の外面16A側へ向かって突出するブレース24が設けられている。サイドレール16は、窪み部28及び突出部30を含んで構成されており、窪み部28は、ブレース24の中心線Pの延長線上に位置して車両幅方向の内側へ向かって凹みブレース24の先端部25が収容可能とされている。突出部30は、窪み部28の後方側においてサイドレール16の外面16Aよりも突出して設けられており、微小ラップ衝突の際、ブレース24の先端面24Aが当接しブレース24の先端部25の車両前後方向の後方側への移動を規制するように設定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両幅方向の両外側に配置され、車両前後方向にそれぞれ延在された左右一対のサイドレールと、
前記サイドレールの車両前後方向の前端側に配置され、車両幅方向に沿って架け渡されたバンパリインフォースと、
前記バンパリインフォースの車両幅方向の端部における車両前後方向の後面側に設けられ、前記サイドレールにおける車両幅方向の外面側へ向かって延在されたブレースと、
を備え、
前記サイドレールは、
前記サイドレールにおける車両幅方向の外面側に設けられ、前記ブレースの中心線の延長線上に位置し、車両幅方向の内側へ向かって凹み当該ブレースの先端が収容可能な窪み部と、
前記窪み部の車両前後方向の後方側において前記サイドレールにおける車両幅方向の外面よりも車両幅方向の外側へ向かって突出し、前記バンパリインフォースにおける車両幅方向の端部側に衝突荷重が入力されると、前記ブレースの先端が当接し当該ブレースの先端の車両前後方向の後方側への移動を規制し、また、前記バンパリインフォースにおける車両幅方向の中央部側に衝突荷重が入力されると、前記ブレースの先端の車両前後方向の後方側への移動を可能にする受け部と、
を含んで構成されている車体前部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体前部構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両がいわゆる微小ラップ衝突した場合、バンパリインフォースのブレースがサイドレールに当接し、これにより、バンパリインフォースに入力される衝突荷重をサイドレールで受け止めるという技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-183191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記先行技術において、仮にブレースがサイドレールに対して滑った場合、サイドレールに対して十分に衝突荷重を伝達できない可能性があり、さらなる改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、バンパリインフォースにおいてサイドレールよりも車両幅方向の外側に衝突荷重が入力された場合でも衝突荷重を効率よく伝達させることが可能な車体前部構造を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明に係る車体前部構造は、車両幅方向の両外側に配置され、車両前後方向にそれぞれ延在された左右一対のサイドレールと、前記サイドレールの車両前後方向の前端側に配置され、車両幅方向に沿って架け渡されたバンパリインフォースと、前記バンパリインフォースの車両幅方向の端部における車両前後方向の後面側に設けられ、前記サイドレールにおける車両幅方向の外面側へ向かって延在されたブレースと、を備え、前記サイドレールは、前記サイドレールにおける車両幅方向の外面側に設けられ、前記ブレースの中心線の延長線上に位置し、車両幅方向の内側へ向かって凹み当該ブレースの先端が収容可能な窪み部と、前記窪み部の車両前後方向の後方側において前記サイドレールにおける車両幅方向の外面よりも車両幅方向の外側へ向かって突出し、前記バンパリインフォースにおける車両幅方向の端部側に衝突荷重が入力されると、前記ブレースの先端が当接し当該ブレースの先端の車両前後方向の後方側への移動を規制し、また、前記バンパリインフォースにおける車両幅方向の中央部側に衝突荷重が入力されると、前記ブレースの先端の車両前後方向の後方側への移動を可能にする受け部と、を含んで構成されている。
【0007】
請求項1の発明に係る車体前部構造では、左右一対のサイドレール、バンパリインフォース及びブレースを備えている。左右一対のサイドレールは、車両幅方向(車体幅方向)の両外側に配置されており、車両前後方向(車体前後方向)にそれぞれ延在されている。バンパリインフォースは、当該サイドレールの車両前後方向の前端側に配置されており、車両幅方向に沿って架け渡されている。ブレースは、当該バンパリインフォースの車両幅方向の端部における車両前後方向の後面に設けられており、サイドレールにおける車両幅方向の外面側へ向かって延在している。
【0008】
当該サイドレールは、窪み部及び受け部を含んで構成されている。窪み部は、サイドレールにおける車両幅方向の外面側に設けられており、ブレースの中心線の延長線上に位置して車両幅方向の内側へ向かって凹み当該ブレースの先端が収容可能とされている。一方、受け部は、当該窪み部の車両前後方向の後方側においてサイドレールにおける車両幅方向の外面よりも車両幅方向の外側へ向かって突出して設けられている。
【0009】
ここで、当該受け部は、バンパリインフォースにおける車両幅方向の端部側に衝突荷重が入力(いわゆる微小ラップ衝突又はオブリーク衝突)されると、ブレースの先端が当接し当該ブレースの先端の車両前後方向の後方側への移動を規制するように設定されている。
【0010】
具体的に説明すると、車両(車体)の微小ラップ衝突又はオブリーク衝突の際、バンパリインフォースにおける車両幅方向の端部側が車両前後方向の後方側かつ車両幅方向の内側へ向かって変形する。これにより、ブレースが車両前後方向の後方側かつ車両幅方向の内側へ向かって移動し、ブレースの先端がサイドレールの車両幅方向の外面に当接する。このとき、ブレースの先端が窪み部に収容されると共に、受け部によって、ブレースの先端の車両前後方向の後方側への移動が規制される。
(【0011】以降は省略されています)
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