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公開番号2024162106
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023077323
出願日2023-05-09
発明の名称リン酸可溶化剤及び土壌改良方法
出願人三洋化成工業株式会社,学校法人 龍谷大学
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C08L 33/02 20060101AFI20241114BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】土壌中に含まれる難溶性のリン酸化合物を可溶化して、リン酸イオン及び/又は可給態リン酸を遊離することができるリン酸可溶化剤、及び、当該リン酸可溶化剤を用いた土壌改良方法を提供する。
【解決手段】少なくとも一種のキレート剤を含むリン酸可溶化剤であって、上記キレート剤は、キレート能を有する官能基を備えた架橋高分子化合物であり、かつ、体積平均粒子径が10~200μmであるリン酸可溶化剤。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも一種のキレート剤を含むリン酸可溶化剤であって、
前記キレート剤は、キレート能を有する官能基を備えた架橋高分子化合物であり、かつ、体積平均粒子径が10~200μmであるリン酸可溶化剤。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記キレート剤は、未中和のカルボキシル基濃度が、0.1~13.5mmol/gである請求項1に記載のリン酸可溶化剤。
【請求項3】
前記キレート剤が、(メタ)アクリル酸を構成単量体とする重合体である請求項1又は2に記載のリン酸可溶化剤。
【請求項4】
微生物資材をさらに含む請求項1又は2に記載のリン酸可溶化剤。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のリン酸可溶化剤を、リン酸塩を含む土壌の重量に対して0.1~20.0重量%混合する工程1と、
前記リン酸塩を含む土壌の重量に対して1~500重量%の水を混合することでリン酸イオン及び/又は可給態リン酸を遊離させる工程2と、を含む土壌改良方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リン酸可溶化剤及び土壌改良方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
リンは、窒素及びカリウム等とならび植物の成長に必要な栄養素であり、これらの供給は、多くの場合、農地に化学肥料等を施肥すること等により行われる。
【0003】
化学肥料等に含まれるリン等の栄養素は、全てが植物の栄養源として利用されるわけではなく、土壌中に残留することがある。
土壌中に残留した栄養素は、次に植え付ける植物の栄養源として利用されるものもあるが、形態が変化することにより栄養源として利用されず土壌中に残存してしまうものもある。
【0004】
例えばリンの場合、土壌中の鉄、アルミニウム等の金属成分と反応して難溶性のリン酸化合物に変化し、当該難溶性のリン酸化合物は植物に吸収されずに、そのまま土壌中に残存する。
【0005】
従来から、土壌中に存在するリン酸化合物を肥料成分として有効活用すべくリン酸化合物を遊離する方法が検討されている。
【0006】
例えば、特許文献1には、クエン酸等の低分子量の水溶性ポリカルボン酸を用いてリン酸化合物を遊離する方法が記載されている。
また例えば、特許文献2には、微生物を用いてリン酸化合物を遊離する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平4-31382号公報
特開2015-10022号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、低分子量(単量体)の水溶性のポリカルボン酸を用いるため、降雨や潅水等により土壌から流出し、十分な効果を発現する前に土壌から流出することがあった。
【0009】
また、特許文献2に記載の方法では、土壌中の微生物叢によっては、用いる微生物が増殖することができず効果を発現できないことがあった。
【0010】
そこで本発明は、土壌中に含まれる難溶性のリン酸化合物を可溶化して、リン酸イオン及び/又は可給態リン酸を遊離することができるリン酸可溶化剤、及び、当該リン酸可溶化剤を用いた土壌改良方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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