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公開番号
2025026351
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2024116100
出願日
2024-07-19
発明の名称
匂いセンサ素子の感応膜の製造方法、匂いセンサ素子の感応膜、匂いセンサ素子、および匂いセンサ
出願人
三洋化成工業株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
G01N
27/12 20060101AFI20250214BHJP(測定;試験)
要約
【課題】感応膜の製造安定性の向上を図りつつ、匂いセンサ素子の感度を高める。
【解決手段】ピペット型のディスペンサ(24)のノズル(28)から樹脂組成物溶液(L1)を吐出して基板(12)上に塗布することにより、基板(12)上に塗膜(F1)を形成し、塗膜(F1)を乾燥させて感応膜(14)を形成する。ノズル(28)からの樹脂組成物溶液(L1)の吐出量は、0.1μL~5.0μLである。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
基板上に匂いセンサ素子の感応膜を製造するための方法であって、
先端部に着脱可能なノズルを備えたピペット型のディスペンサを用い、有機溶剤を含む樹脂組成物溶液を貯留した容器から、前記樹脂組成物溶液を前記ノズルに吸入する吸入工程と、
前記吸入工程の終了後に、前記ノズルから前記樹脂組成物溶液を吐出して前記基板上に塗布することにより、前記基板上に塗膜を形成する塗布工程と、
前記塗布工程の終了後に、前記塗膜を乾燥させて前記感応膜を形成する乾燥工程と、を含み、
前記ノズルからの前記樹脂組成物溶液の吐出量は、0.1μL~5.0μLである、匂いセンサ素子の感応膜の製造方法。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記樹脂組成物溶液の粘度は、1mPa・s~500mPa・sであり、前記有機溶剤の沸点は、150℃~250℃である、請求項1に記載の匂いセンサ素子の感応膜の製造方法。
【請求項3】
前記樹脂組成物溶液の固形分率は、2%~20%である、請求項1に記載の匂いセンサ素子の感応膜の製造方法。
【請求項4】
レオメーターで測定した前記樹脂組成物溶液のチクソインデックスは、1.05~5.00である、請求項1に記載の匂いセンサ素子の感応膜の製造方法。
【請求項5】
前記樹脂組成物溶液は、フィラーを含む、請求項1に記載の匂いセンサ素子の感応膜の製造方法。
【請求項6】
前記フィラーは、導電性材料である、請求項5に記載の匂いセンサ素子の感応膜の製造方法。
【請求項7】
前記導電性材料は、導電性炭素材料である、請求項6に記載の匂いセンサ素子の感応膜の製造方法。
【請求項8】
前記塗布工程を所定回数実行する毎に、前記ノズルの交換を行う交換工程を更に含む、請求項1に記載の匂いセンサ素子の感応膜の製造方法。
【請求項9】
前記匂いセンサ素子は、前記感応膜の電気抵抗値の変化を匂いの検知指標として用いるケミレジスター型の匂いセンサ素子である、請求項1に記載の匂いセンサ素子の感応膜の製造方法。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1項に記載の、匂いセンサ素子の感応膜の製造方法によって製造された、匂いセンサ素子の感応膜。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、匂いセンサ素子の感応膜の製造方法、匂いセンサ素子の感応膜、匂いセンサ素子、および匂いセンサに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
匂いセンサ素子の感応膜を製造するための方法として、例えば、特許文献1に示すものが知られている。特許文献1に記載されている製造方法では、シリンジ型のディスペンサが用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-165971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、基板上に塗膜を形成する際に、ノズルの先端部に這い上った樹脂組成物溶液が蒸発固化することで、ノズルの先端部の濡れ性が変化する。ノズルの先端部の濡れ性が変化した状態で、感応膜の製造を継続すると、樹脂組成物溶液の塗工量が安定せず、感応膜の製造安定性が低下すると共に、感応膜の表面の平滑性(滑らかさ)が低下して、匂いセンサ素子の感度が低下するという問題がある。
【0005】
そこで、本発明の一態様は、感応膜の製造安定性を高めつつ、匂いセンサ素子の感度を向上させることができる、匂いセンサ素子の感応膜の製造方法等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の発明者は、前述の問題を解決するために、試行錯誤を繰り返した結果、先端部に着脱可能なノズルを備えたピペット型のディスペンサを用い、ノズルからの樹脂組成物溶液の吐出量を所定の吐出量に設定することで、ノズルの先端部への樹脂組成物溶液の這い上がりを抑えつつ、感応膜の表面の平滑性(滑らかさ)を高めることができるという、新規な知見を見出し、本発明を完成するに至った。ここで、所定の吐出量とは、0.1μL~5.0μLである。
【0007】
本発明の態様1に係る製造方法は、基板上に匂いセンサ素子の感応膜を製造するための方法であって、先端部に着脱可能なノズルを備えたピペット型のディスペンサを用い、有機溶剤を含む樹脂組成物溶液を貯留した容器から、前記樹脂組成物溶液を前記ノズルに吸入する吸入工程と、前記吸入工程の終了後に、前記ノズルから前記樹脂組成物溶液を吐出して前記基板上に塗布することにより、前記基板上に塗膜を形成する塗布工程と、前記塗布工程の終了後に、前記塗膜を乾燥させて前記感応膜を形成する乾燥工程と、を含む。前記ノズルからの前記樹脂組成物溶液の吐出量は、0.1μL~5.0μLである。
【0008】
本発明の態様2に係る匂いセンサ素子の感応膜は、本発明の態様1に係る、匂いセンサ素子の感応膜の製造方法によって製造されている。
【0009】
本発明の態様3に係る匂いセンサ素子は、基板と、本発明の態様1に係る、匂いセンサ素子の感応膜の製造方法によって前記基板上に製造された感応膜と、を備える。
【0010】
本発明の態様4に係る匂いセンサは、本発明の態様3に係る匂いセンサ素子を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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