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公開番号2024161238
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-15
出願番号2024153081,2023525187
出願日2024-09-05,2021-05-31
発明の名称媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラム
出願人株式会社PFU
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65H 3/06 20060101AFI20241108BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】媒体の給送をより良好に制御することが可能な媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラムを提供する。
【解決手段】媒体搬送装置は、媒体を載置する載置台と、載置台に載置された媒体を分離して順次給送する給送ローラと、給送ローラによって給送された媒体を搬送する搬送ローラと、給送ローラと搬送ローラの間に配置され、媒体を検出するセンサと、給送ローラを駆動するモータと、載置台に載置された媒体のうちの一番目の媒体を給送する際は、給送ローラによる媒体の給送を開始してからセンサが媒体の先端を検出するまでの分離期間中において、給送ローラを一定速度で回転させるようにモータを制御し、二番目以降の媒体を給送する際に、給送ローラを第1速度で回転させた後に第1速度より高い第2速度で回転させるようにモータを制御する制御部と、を有する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
媒体を載置する載置台と、
前記載置台に載置された媒体を分離して順次給送する給送ローラと、
前記給送ローラを駆動するモータと、
媒体搬送方向において前記給送ローラより下流側に配置され、媒体を検出するセンサと、
前記給送ローラによる媒体の給送を開始してから前記センサが媒体の先端を検出するまでの分離期間中において、前記載置台に載置された媒体のうちの一番目の媒体を給送する際は、前記給送ローラを一定の所定速度で回転させるように前記モータを制御し、二番目以降の媒体を給送する際は、前記給送ローラを前記所定速度より高い第1速度で回転させた後に前記第1速度より高い第2速度で回転させるように前記モータを制御する制御部と、
を有することを特徴とする媒体搬送装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記センサが媒体の先端を検出した後に、前記給送ローラを前記第2速度より高い速度で回転させるように前記モータを制御する、請求項1に記載の媒体搬送装置。
【請求項3】
前記給送ローラと対向して配置され、且つ、媒体給送方向の反対方向に回転するブレーキローラをさらに有し、
前記制御部は、前記載置台に載置された媒体のうちの一番目の媒体を給送する際の前記分離期間中における前記ブレーキローラの回転速度を、二番目以降の媒体を給送する際の前記分離期間中における前記ブレーキローラの回転速度より低い速度に設定する、請求項1または2に記載の媒体搬送装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記載置台に載置された媒体のうちの一番目の媒体を給送する際の前記分離期間中における前記ブレーキローラの表面移動速度が、一番目の媒体を給送する際の前記分離期間中における前記給送ローラの表面移動速度の1/2より高くなるように、前記ブレーキローラの回転速度を設定する、請求項3に記載の媒体搬送装置。
【請求項5】
前記給送ローラによって給送された媒体を搬送する搬送ローラと、
媒体のスキューが発生したか否かを判定する判定部と、をさらに有し、
前記制御部は、前記判定部により媒体のスキューが発生したと判定された場合、前記給送ローラの表面移動速度が前記搬送ローラの表面移動速度より低くなるように前記第2速度を設定し、前記判定部により媒体のスキューが発生したと判定されていない場合、前記給送ローラの表面移動速度が前記搬送ローラの表面移動速度と同じになるように前記第2速度を設定する、請求項1に記載の媒体搬送装置。
【請求項6】
前記給送ローラと対向して配置され、且つ、媒体給送方向の反対方向に回転するブレーキローラと、
前記給送ローラによって給送された媒体を搬送する搬送ローラと、
前記モータと別個に設けられ、且つ、前記ブレーキローラ及び前記搬送ローラを駆動する第2モータと、をさらに有する、請求項1または2に記載の媒体搬送装置。
【請求項7】
前記給送ローラと対向して配置され、且つ、媒体給送方向の反対方向に回転するブレーキローラと、
前記給送ローラによって給送された媒体を搬送する搬送ローラと、をさらに有し、
前記モータは、前記給送ローラとともに、前記ブレーキローラを駆動し、
前記モータと別個に設けられ、且つ、前記搬送ローラを駆動する第2モータをさらに有する、請求項1または2に記載の媒体搬送装置。
【請求項8】
前記給送ローラと対向して配置され、且つ、媒体給送方向の反対方向に回転するブレーキローラと、
前記給送ローラによって給送された媒体を搬送する搬送ローラと、
前記モータと別個に設けられ、且つ、前記搬送ローラを駆動する第2モータと、
前記モータ及び前記第2モータと別個に設けられ、且つ、前記ブレーキローラを駆動する第3モータと、をさらに有する、請求項1または2に記載の媒体搬送装置。
【請求項9】
前記ブレーキローラの駆動源から前記ブレーキローラへの駆動力伝達経路に設けられた電磁クラッチをさらに有する、請求項6~8の何れか一項に記載の媒体搬送装置。
【請求項10】
前記モータから前記給送ローラへの駆動力を遮断可能な遮断機構をさらに有し、
前記制御部は、媒体の先端が前記搬送ローラを通過した時に、前記遮断機構を制御して前記モータから前記給送ローラへの駆動力を遮断しつつ、前記モータからの駆動力を前記ブレーキローラへ伝達し続ける、請求項7に記載の媒体搬送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラムに関し、特に、媒体を分離して順次給送する媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
複数の媒体を分離しながら順次給送して撮像するスキャナ等の媒体搬送装置では、媒体の給送に要する時間をより低減させることが求められている。一方、媒体搬送装置は、媒体を撮像した画像を記憶する記憶装置の空き容量が不足している場合、又は、連続して給送される媒体間の距離が短い場合等に、媒体の給送を一旦停止させる必要がある。媒体搬送装置では、このような場合に、媒体の給送の停止及び再開を適切に制御することが求められている。
【0003】
レジスト後センサによって先行するシートの後端の到達が検知された後で給送ローラによる後続のシートの給送を開始する場合に、給送ローラを低速に制御するシート給送装置が開示されている(特許文献1を参照)。このシート給送装置は、後続のシートの先端が給送ローラと分離ローラとのニップ位置を超えた場合、給送ローラを高速に制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/130648号
【発明の概要】
【0005】
媒体搬送装置では、媒体の給送をより良好に制御することが求められている。
【0006】
媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラムの目的は、媒体の給送をより良好に制御することを可能とすることにある。
【0007】
実施形態の一側面に係る媒体搬送装置は、媒体を載置する載置台と、載置台に載置された媒体を分離して順次給送する給送ローラと、給送ローラによって給送された媒体を搬送する搬送ローラと、給送ローラと搬送ローラの間に配置され、媒体を検出するセンサと、給送ローラを駆動するモータと、載置台に載置された媒体のうちの一番目の媒体を給送する際は、給送ローラによる媒体の給送を開始してからセンサが媒体の先端を検出するまでの分離期間中において、給送ローラを一定速度で回転させるようにモータを制御し、二番目以降の媒体を給送する際に、給送ローラを第1速度で回転させた後に第1速度より高い第2速度で回転させるようにモータを制御する制御部と、を有する。
【0008】
また、実施形態の一側面に係る制御方法は、媒体搬送装置の制御方法であって、給送ローラにより、載置台に載置された媒体を分離して順次給送し、搬送ローラにより、給送ローラによって給送された媒体を搬送し、給送ローラと搬送ローラの間に配置されたセンサにより、媒体を検出し、モータにより、給送ローラを駆動し、載置台に載置された媒体のうちの一番目の媒体を給送する際は、給送ローラによる媒体の給送を開始してからセンサが媒体の先端を検出するまでの分離期間中において、給送ローラを一定速度で回転させるようにモータを制御し、二番目以降の媒体を給送する際に、給送ローラを第1速度で回転させた後に第1速度より高い第2速度で回転させるようにモータを制御する。
【0009】
また、実施形態の一側面に係る制御プログラムは、媒体を載置する載置台と、載置台に載置された媒体を分離して順次給送する給送ローラと、給送ローラによって給送された媒体を搬送する搬送ローラと、給送ローラと搬送ローラの間に配置され、媒体を検出するセンサと、給送ローラを駆動するモータと、を有する媒体搬送装置の制御プログラムであって、載置台に載置された媒体のうちの一番目の媒体を給送する際は、給送ローラによる媒体の給送を開始してからセンサが媒体の先端を検出するまでの分離期間中において、給送ローラを一定速度で回転させるようにモータを制御し、二番目以降の媒体を給送する際に、給送ローラを第1速度で回転させた後に第1速度より高い第2速度で回転させるようにモータを制御することを媒体搬送装置に実行させる。
【0010】
本実施形態によれば、媒体搬送装置、制御方法及び制御プログラムは、媒体の給送をより良好に制御することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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