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公開番号2024163702
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079536
出願日2023-05-12
発明の名称媒体排出装置、媒体排出方法及び制御プログラム
出願人株式会社PFU
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65H 31/26 20060101AFI20241115BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】媒体の排出速度を適切に低減させることが可能な媒体排出装置、媒体排出方法及び制御プログラムを提供する。
【解決手段】媒体排出装置は、媒体を搬送する搬送ローラと、搬送ローラによって搬送された媒体の傾きを検出する検出部と、搬送ローラによって搬送された媒体を排出する排出ローラと、排出ローラが第1媒体を排出する際に、排出ローラによる第1媒体の排出速度を低減させる制御部と、を有し、制御部は、第1媒体の傾き又は第1媒体に後続する第2媒体の傾きに基づいて、排出速度を低減させるか否かの判定基準、排出速度を低減させるタイミング、搬送ローラによる第2媒体の搬送速度、又は、搬送ローラによる第2媒体の搬送を停止させる時間を変更する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
媒体を搬送する搬送ローラと、
前記搬送ローラによって搬送された媒体の傾きを検出する検出部と、
前記搬送ローラによって搬送された媒体を排出する排出ローラと、
前記排出ローラが第1媒体を排出する際に、前記排出ローラによる第1媒体の排出速度を低減させる制御部と、を有し、
前記制御部は、第1媒体の傾き又は第1媒体に後続する第2媒体の傾きに基づいて、前記排出速度を低減させるか否かの判定基準、前記排出速度を低減させるタイミング、前記搬送ローラによる第2媒体の搬送速度、又は、前記搬送ローラによる第2媒体の搬送を停止させる時間を変更する、
ことを特徴とする媒体排出装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
媒体を検出するセンサをさらに有し、
前記制御部は、
前記排出ローラが第1媒体を排出する際に、前記センサにより検出された第1媒体と第1媒体に後続する第2媒体との間の距離が閾値以上である場合、前記排出ローラによる第1媒体の排出速度を低減させ、
第1媒体の傾き又は第2媒体の傾きに基づいて、前記閾値を変更することにより又は前記距離を補正することにより前記判定基準を変更する、請求項1に記載の媒体排出装置。
【請求項3】
前記制御部は、第1媒体の傾きと第2媒体の傾きの関係に基づいて、前記判定基準、前記排出速度、前記排出速度を低減させるタイミング、前記搬送ローラによる第2媒体の搬送速度、又は、前記搬送ローラによる第2媒体の搬送を停止させる時間を変更する、請求項1または2に記載の媒体排出装置。
【請求項4】
前記搬送ローラを駆動する搬送モータと、
前記排出ローラを駆動する排出モータと、をさらに有し、
前記搬送モータと前記排出モータは、別個に設けられる、請求項1または2に記載の媒体排出装置。
【請求項5】
搬送ローラにより、媒体を搬送し、
前記搬送ローラによって搬送された媒体の傾きを検出し、
排出ローラにより、前記搬送ローラによって搬送された媒体を排出し、
前記排出ローラが第1媒体を排出する際に、前記排出ローラによる第1媒体の排出速度を低減させることを含み、
第1媒体の傾き又は第1媒体に後続する第2媒体の傾きに基づいて、前記排出速度を低減させるか否かの判定基準、前記排出速度を低減させるタイミング、前記搬送ローラによる第2媒体の搬送速度、又は、前記搬送ローラによる第2媒体の搬送を停止させる時間を変更する、
ことを特徴とする媒体排出方法。
【請求項6】
媒体を搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラによって搬送された媒体を排出する排出ローラと、を有する媒体排出装置の制御プログラムであって、
前記搬送ローラによって搬送された媒体の傾きを検出し、
前記排出ローラが第1媒体を排出する際に、前記排出ローラによる第1媒体の排出速度を低減させることを前記媒体排出装置に実行させ、
第1媒体の傾き又は第1媒体に後続する第2媒体の傾きに基づいて、前記排出速度を低減させるか否かの判定基準、前記排出速度を低減させるタイミング、前記搬送ローラによる第2媒体の搬送速度、又は、前記搬送ローラによる第2媒体の搬送を停止させる時間を変更する、
ことを特徴とする制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体排出装置、媒体排出方法及び制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
複数の媒体を順次搬送しながら撮像し、排出台に排出するスキャナ等の媒体排出装置では、搬送に要する時間を低減させるために、搬送の高速化が求められている。しかしながら、媒体排出装置が媒体を高速で排出した場合、排出された媒体が排出台上で散乱し又は排出台から飛び出してしまい、利用者が排出された媒体を揃えるのに多大な手間が発生する可能性がある。
【0003】
搬送方向における長さが異なる媒体の画像を連続して読み取ることが可能な画像読み取り装置が開示されている(特許文献1を参照)。この画像読み取り装置は、搬送方向における媒体の長さを判定し、先行媒体の長さが閾値以上と判定された後、後続媒体の長さが閾値以上と判定されたら、媒体を排出する排出速度を、第1速度から、第1速度未満の第2速度に減速する弱減速制御を行う。一方、画像読み取り装置は、先行媒体の長さが閾値以上と判定された後、後続媒体の長さが閾値未満と判定されたら、排出速度を、第1速度から、第2速度よりも遅い第3速度に減速する強減速制御を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-331908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
媒体排出装置では、媒体の排出速度を適切に低減させることが望まれている。
【0006】
本発明の目的は、媒体の排出速度を適切に低減させることが可能な媒体排出装置、媒体排出方法及び制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面に係る媒体排出装置は、媒体を搬送する搬送ローラと、搬送ローラによって搬送された媒体の傾きを検出する検出部と、搬送ローラによって搬送された媒体を排出する排出ローラと、排出ローラが第1媒体を排出する際に、排出ローラによる第1媒体の排出速度を低減させる制御部と、を有し、制御部は、第1媒体の傾き又は第1媒体に後続する第2媒体の傾きに基づいて、排出速度を低減させるか否かの判定基準、排出速度を低減させるタイミング、搬送ローラによる第2媒体の搬送速度、又は、搬送ローラによる第2媒体の搬送を停止させる時間を変更する。
【0008】
本発明の一側面に係る媒体排出方法は、搬送ローラにより、媒体を搬送し、搬送ローラによって搬送された媒体の傾きを検出し、排出ローラにより、搬送ローラによって搬送された媒体を排出し、排出ローラが第1媒体を排出する際に、排出ローラによる第1媒体の排出速度を低減させることを含み、第1媒体の傾き又は第1媒体に後続する第2媒体の傾きに基づいて、排出速度を低減させるか否かの判定基準、排出速度を低減させるタイミング、搬送ローラによる第2媒体の搬送速度、又は、搬送ローラによる第2媒体の搬送を停止させる時間を変更する。
【0009】
本発明の一側面に係る制御プログラムは、媒体を搬送する搬送ローラと、搬送ローラによって搬送された媒体を排出する排出ローラと、を有する媒体排出装置の制御プログラムであって、搬送ローラによって搬送された媒体の傾きを検出し、排出ローラが第1媒体を排出する際に、排出ローラによる第1媒体の排出速度を低減させることを媒体排出装置に実行させ、第1媒体の傾き又は第1媒体に後続する第2媒体の傾きに基づいて、排出速度を低減させるか否かの判定基準、排出速度を低減させるタイミング、搬送ローラによる第2媒体の搬送速度、又は、搬送ローラによる第2媒体の搬送を停止させる時間を変更する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、媒体排出装置、媒体排出方法及び制御プログラムは、媒体の排出速度を適切に低減させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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