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公開番号2024160827
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-15
出願番号2023076234
出願日2023-05-02
発明の名称媒体搬送装置、判定方法及び制御プログラム
出願人株式会社PFU
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65H 7/12 20060101AFI20241108BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】媒体の重送が発生しているか否かを高精度に判定することが可能な媒体搬送装置、判定方法及び制御プログラムを提供する。
【解決手段】媒体搬送装置100は、媒体を搬送する搬送部112、113、116、117、120、121と、搬送される媒体に含まれるシワ又は折り目の度合いを検出する検出部152と、媒体の重送が発生しているか否かを判定する判定部153と、を有し、判定部153は、シワ又は折り目の度合いに基づいて、媒体の重送が発生しているか否かの判定基準を変更する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
媒体を搬送する搬送部と、
搬送される媒体に含まれるシワ又は折り目の度合いを検出する検出部と、
媒体の重送が発生しているか否かを判定する判定部と、を有し、
前記判定部は、前記シワ又は折り目の度合いに基づいて、媒体の重送が発生しているか否かの判定基準を変更する、
ことを特徴とする媒体搬送装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記判定部は、前記シワ又は折り目の度合いが第1閾値より大きい場合は、前記シワ又は折り目の度合いが前記第1閾値以下である場合より、媒体の重送が発生したと判定しにくくなるように前記判定基準を変更する、請求項1に記載の媒体搬送装置。
【請求項3】
前記シワ又は折り目の度合いが前記第1閾値より大きい第2閾値より大きい場合、媒体の搬送を停止し、又は、異常の発生を通知する制御部をさらに有する、請求項2に記載の媒体搬送装置。
【請求項4】
前記判定部により媒体の重送が発生したと判定された場合、媒体の搬送を停止し、又は、異常の発生を通知する制御部をさらに有する、請求項2に記載の媒体搬送装置。
【請求項5】
受信した音に応じた音信号を出力する音受信器をさらに有し、
前記検出部は、前記音信号に基づいて、前記シワ又は折り目の度合いを検出する、請求項1に記載の媒体搬送装置。
【請求項6】
超音波を出力する超音波発信器と、
搬送路を挟んで前記超音波発信器と対向して配置され且つ受信した超音波に応じた超音波信号を出力する超音波受信器と、をさらに有し、
前記検出部は、前記超音波信号に基づいて、前記シワ又は折り目の度合いを検出し、
前記判定部は、前記超音波信号に基づいて、媒体の重送が発生しているか否かを判定する、請求項1に記載の媒体搬送装置。
【請求項7】
媒体の重なりを検出するためのセンサをさらに有し、
前記判定部は、前記センサからの出力信号に基づく算出値を閾値又は所定範囲と比較することにより、媒体の重送が発生しているか否かを判定し、
前記判定部は、前記閾値、前記所定範囲、前記算出値を前記閾値若しくは前記所定範囲と比較する頻度、又は、前記算出値の算出方法を変更することにより、前記判定基準を変更する、請求項1または2に記載の媒体搬送装置。
【請求項8】
媒体の重なりを検出するためのセンサをさらに有し、
前記判定部は、前記センサからの出力信号に基づいて、媒体の重送が発生しているか否かを判定し、
前記判定部は、前記センサの制御方法を変更することにより、前記判定基準を変更する、請求項1または2に記載の媒体搬送装置。
【請求項9】
搬送部により、媒体を搬送し、
搬送される媒体に含まれるシワ又は折り目の度合いを検出し、
媒体の重送が発生しているか否かを判定することを含み、
前記判定において、前記シワ又は折り目の度合いに基づいて、媒体の重送が発生しているか否かの判定基準を変更する、
ことを特徴とする判定方法。
【請求項10】
媒体を搬送する搬送部を有する媒体搬送装置の制御プログラムであって、
搬送される媒体に含まれるシワ又は折り目の度合いを検出し、
媒体の重送が発生しているか否かを判定することを前記媒体搬送装置に実行させ、
前記判定において、前記シワ又は折り目の度合いに基づいて、媒体の重送が発生しているか否かの判定基準を変更する、
ことを特徴とする制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体搬送装置、判定方法及び制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、媒体を搬送しながら撮像するスキャナ等の媒体搬送装置は、複数の媒体が重なって搬送される重送が発生したか否かを判定し、重送が発生した際には媒体の搬送を停止し又は重送の発生を通知する機能を有している。
【0003】
ドキュメントを保持する入力トレイ内のドキュメントの画像を取得し、シワが検出されると、超音波パラメータを最適化するドキュメントスキャナが開示されている(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許公開第2012/0019841号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
媒体搬送装置では、媒体の重送が発生しているか否かを高精度に判定することが望まれている。
【0006】
本発明の目的は、媒体の重送が発生しているか否かを高精度に判定することが可能な媒体搬送装置、判定方法及び制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面に係る媒体搬送装置は、媒体を搬送する搬送部と、搬送される媒体に含まれるシワ又は折り目の度合いを検出する検出部と、媒体の重送が発生しているか否かを判定する判定部と、を有し、判定部は、シワ又は折り目の度合いに基づいて、媒体の重送が発生しているか否かの判定基準を変更する。
【0008】
また、本発明の一側面に係る判定方法は、搬送部により、媒体を搬送し、搬送される媒体に含まれるシワ又は折り目の度合いを検出し、媒体の重送が発生しているか否かを判定することを含み、判定において、シワ又は折り目の度合いに基づいて、媒体の重送が発生しているか否かの判定基準を変更する。
【0009】
また、本発明の一側面に係る制御プログラムは、媒体を搬送する搬送部を有する媒体搬送装置の制御プログラムであって、搬送される媒体に含まれるシワ又は折り目の度合いを検出し、媒体の重送が発生しているか否かを判定することを媒体搬送装置に実行させ、判定において、シワ又は折り目の度合いに基づいて、媒体の重送が発生しているか否かの判定基準を変更する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、媒体搬送装置、判定方法及び制御プログラムは、媒体の重送が発生しているか否かを高精度に判定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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