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公開番号2024159977
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2024150719,2021168154
出願日2024-09-02,2021-10-13
発明の名称画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法
出願人株式会社前川製作所
代理人個人,個人,個人
主分類G06T 7/11 20170101AFI20241031BHJP(計算;計数)
要約【課題】ばらつきを有する食品から切り取る必要がある要素を好適に切り取る作業を好適に支援すること。
【解決手段】画像処理装置は、切り取る必要がある要素を含む被写体を描出している画像を取得する画像取得部と、前記画像に前記被写体とは異なる所定の図形を重畳し、前記所定の図形を利用して前記被写体における前記要素の位置を特定する位置特定部と、前記画像に画像処理を施すことにより前記画像上における前記要素と前記要素以外の部分との境界を特定する境界特定部と、前記要素を前記被写体から切り取る際の刃の軌道を前記境界に基づいて決定する軌道決定部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
切り取る必要がある要素を含む被写体を描出している画像を取得する画像取得部と、
前記画像に前記被写体とは異なる所定の図形を重畳し、前記所定の図形を利用して前記被写体における前記要素の位置を特定する位置特定部と、
前記画像に画像処理を施すことにより前記画像上における前記要素と前記要素以外の部分との境界を特定する境界特定部と、
前記要素を前記被写体から切り取る際の刃の軌道を前記境界に基づいて決定する軌道決定部と、
を備える画像処理装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記被写体のうち前記要素以外の部分である第2の要素を描出している領域に、前記所定の図形の辺が外接する
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記所定の図形は、互いに同一の図形である複数の図形が組み合わされたものである
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記画像取得部は、少なくとも二つの前記要素を含む前記被写体を描出している前記画像を取得し、
前記位置特定部は、少なくとも二つの前記要素の相対的な位置関係を利用して前記被写体における前記要素の位置を特定する、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記軌道決定部は、前記境界から所定の距離だけ離れた前記軌道を設定する、
請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の画像処理装置。
【請求項6】
切り取る必要がある要素を含む被写体を描出している画像を取得する画像取得機能と、
前記画像に前記被写体とは異なる所定の図形を重畳し、前記所定の図形を利用して前記被写体における前記要素の位置を特定する位置特定機能と、
前記画像に画像処理を施すことにより前記画像上における前記要素と前記要素以外の部分との境界を特定する境界特定機能と、
前記要素を前記被写体から切り取る際の刃の軌道を前記境界に基づいて決定する軌道決定機能と、
をコンピュータに実現させる画像処理プログラム。
【請求項7】
切り取る必要がある要素を含む被写体を描出している画像を画像取得部又は画像取得機能により取得し、
前記画像に前記被写体とは異なる所定の図形を重畳し、前記所定の図形を利用して前記被写体における前記要素の位置を特定し、
前記画像に画像処理を施すことにより前記画像上における前記要素と前記要素以外の部分との境界を境界特定部又は境界特定機能により特定し、
前記要素を前記被写体から切り取る際の刃の軌道を前記境界に基づいて軌道決定部又は軌道決定機能により決定する、
画像処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
工場等において取り扱われる食品には、余分な要素が含まれていることがある。例えば、食品が鶏もも肉である場合、皮、脂肪、筋等が余分な要素である。鶏もも肉から皮、脂肪、筋等を取り除き、鶏もも肉を整形する作業は、現在、全ての工程が人の手で行われている。ところが、この作業は、刃物を使用する必要があるため、危険を伴う。また、この作業は、低温下で行われる必要があるため、作業員にかかる負担が大きい。さらに、近年、人手不足の問題も顕在化してきている。これらの問題を解決するために開発された装置として、例えば、非特許文献1に開示されている装置がある。この装置は、ウォータージェットを使用して食品を切断する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
「You Tube(登録商標) JBT - Protein - Europe, Middle East and Africa DSI 800s-PL」、[令和2年6月24日検索]、インターネット<URL:https://www.youtube.com/watch?v=kGfcRU7QpQw>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した装置は、鶏もも肉等、形状、色等にばらつきを有する食品から切り取る必要がある要素を切り取る作業を好適に実行し得ないことがある。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ばらつきを有する食品から切り取る必要がある要素を好適に切り取る作業を好適に支援することができる画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、切り取る必要がある要素を含む被写体を描出している画像を取得する画像取得部と、前記画像に前記被写体とは異なる所定の図形を重畳し、前記所定の図形を利用して前記被写体における前記要素の位置を特定する位置特定部と、前記画像に画像処理を施すことにより前記画像上における前記要素と前記要素以外の部分との境界を特定する境界特定部と、前記要素を前記被写体から切り取る際の刃の軌道を前記境界に基づいて決定する軌道決定部と、を備える画像処理装置である。
【0007】
本発明の一態様は、上記の画像処理装置であって、前記被写体のうち前記要素以外の部分である第2の要素を描出している領域に、前記所定の図形の辺が外接する。
【0008】
本発明の一態様は、上記の画像処理装置であって、前記所定の図形は、互いに同一の図形である複数の図形が組み合わされたものである。
【0009】
本発明の一態様は、上記の画像処理装置であって、少なくとも二つの前記要素を含む前記被写体を描出している前記画像を取得し、前記位置特定部は、少なくとも二つの前記要素の相対的な位置関係を利用して前記被写体における前記要素の位置を特定する。
【0010】
本発明の一態様は、上記の画像処理装置であって、前記軌道決定部が、前記境界から所定の距離だけ離れた前記軌道を設定する。
(【0011】以降は省略されています)

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