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公開番号2024158826
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074383
出願日2023-04-28
発明の名称情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社アドヴィックス
代理人個人,個人
主分類B60W 30/00 20060101AFI20241031BHJP(車両一般)
要約【課題】車両に対する外部からの衝撃の判定精度を向上する。
【解決手段】情報処理装置は、複数のアプリケーションソフトウェアのそれぞれから、車両の運動要求の1つとして要求加速度を受け付けることを実行する。情報処理装置は、受け付けた要求加速度を調停することを実行する。情報処理装置は、要求加速度の調停結果である目標加速度に基づいて、車両のアクチュエータを制御するための制御装置に指示信号を出力することを実行する。情報処理装置は、車両に搭載された加速度センサからの検出値を取得することを実行する。情報処理装置は、検出値に加え、目標加速度に基づいて、車両に外部から衝撃が加わったか否かを判定する第1判定処理をすることを実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数のアプリケーションソフトウェアのそれぞれから、車両の運動要求の1つとして要求加速度を受け付けることと、
受け付けた前記要求加速度を調停することと、
前記要求加速度の調停結果である目標加速度に基づいて、前記車両のアクチュエータを制御するための制御装置に指示信号を出力することと、
前記車両に搭載された加速度センサからの検出値を取得することと、
前記検出値に加え、前記目標加速度に基づいて、前記車両に外部から衝撃が加わったか否かを判定する第1判定処理をすることと、
を実行する
情報処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記車両の速度である車速を取得すること、
を実行可能であり、
前記車速が予め定められた規定車速以下である場合に限って、前記第1判定処理を実行する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記目標加速度に依らずに前記検出値に基づいて、前記車両に外部から衝撃が加わったか否かを判定する第2判定処理をすること、
を実行可能であり、
前記目標加速度に基づいて前記アクチュエータが制御されていることを条件に、前記第1判定処理を実行し、
前記車両の運転者の操作に基づいて前記アクチュエータが制御されていることを条件に、前記第2判定処理を実行する
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1判定処理で前記車両に外部から衝撃が加わったと判定されたことを条件に、前記検出値及び前記目標加速度の差に基づいて、前記車両に加わった衝撃の大きさを推定すること、
を実行可能である
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第1判定処理で前記車両に外部から衝撃が加わったと判定されたことを条件に、前記車両のユーザに対して前記車両に外部から衝撃が加わった旨の報知をすること、
を実行可能である
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記車両が備える車輪の回転速度である車輪速を取得することと、
前記第1判定処理で前記車両に外部から衝撃が加わったと判定されたことを条件に、前記車輪速に基づいて、前記車輪の脱輪が生じたか否かを判定することと、
を実行可能である
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第1判定処理で前記車両に外部から衝撃が加わったと判定されたことを条件に、前記車両に外部から衝撃が加わったときに前記車両が位置する地点の位置情報を外部に送信すること、
を実行可能である
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
情報処理装置に、
複数のアプリケーションソフトウェアのそれぞれから、車両の運動要求の1つとして要求加速度を受け付けることと、
受け付けた前記要求加速度を調停することと、
前記要求加速度の調停結果である目標加速度に基づいて、前記車両のアクチュエータを制御するための制御装置に指示信号を出力することと、
前記車両に搭載された加速度センサからの検出値を取得することと、
前記検出値に加え、前記目標加速度に基づいて、前記車両に外部から衝撃が加わったか否かを判定する第1判定処理をすることと、
を実行させる
情報処理プログラム。
【請求項9】
情報処理装置が、
複数のアプリケーションソフトウェアのそれぞれから、車両の運動要求の1つとして要求加速度を受け付けることと、
受け付けた前記要求加速度を調停することと、
前記要求加速度の調停結果である目標加速度に基づいて、前記車両のアクチュエータを制御するための制御装置に指示信号を出力することと、
前記車両に搭載された加速度センサからの検出値を取得することと、
前記検出値に加え、前記目標加速度に基づいて、前記車両に外部から衝撃が加わったか否かを判定する第1判定処理をすることと、
を実行する
情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の車両は、複数の車輪と、複数の加速度センサと、制御装置とを備えている。加速度センサは、車輪に加わった加速度を検出するためのセンサである。こうした加速度センサは、例えば、複数の磁石と、センサ本体とを含んでいる。各磁石は、車輪に取り付けられている。また、複数の磁石は、車輪の周方向に並んでいる。センサ本体は、サスペンション部品等に取り付けられている。そして、センサ本体は、車輪が回転したときに、磁石の回転による磁束の変化に基づいて車輪の回転速度を検出する。制御装置は、センサ本体により検出された車輪の回転速度に基づいて車輪に加わった加速度を算出する。その結果、制御装置は、車輪に加わった加速度を、加速度センサによる検出値として取得可能である。また、制御装置は、取得した検出値が予め定められた閾値を超えたか否かを判定する。そして、制御装置は、取得した検出値が予め定められた閾値を超えた場合に、車輪に衝撃が加わったと判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-075315号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両において加速度センサの検出値が大きい場合であっても、必ずしも車両に外部からの衝撃が加わったとは限らない。例えば、車両が急加速した場合には、加速度センサの検出値が変化する。この場合、車両は正常に走行しているので、車両に対して外部から衝撃が加わったわけではない。つまり、特許文献1の制御装置のように加速度センサの検出値に基づくのみでは、車両に外部から衝撃が加わったことを正確に判定できないおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための情報処理装置は、複数のアプリケーションソフトウェアのそれぞれから、車両の運動要求の1つとして要求加速度を受け付けることと、受け付けた前記要求加速度を調停することと、前記要求加速度の調停結果である目標加速度に基づいて、前記車両のアクチュエータを制御するための制御装置に指示信号を出力することと、前記車両に搭載された加速度センサからの検出値を取得することと、前記検出値に加え、前記目標加速度に基づいて、前記車両に外部から衝撃が加わったか否かを判定する第1判定処理をすることと、を実行する。
【0006】
上記課題を解決するための情報処理プログラムは、情報処理装置に、複数のアプリケーションソフトウェアのそれぞれから、車両の運動要求の1つとして要求加速度を受け付けることと、受け付けた前記要求加速度を調停することと、前記要求加速度の調停結果である目標加速度に基づいて、前記車両のアクチュエータを制御するための制御装置に指示信号を出力することと、前記車両に搭載された加速度センサからの検出値を取得することと、前記検出値に加え、前記目標加速度に基づいて、前記車両に外部から衝撃が加わったか否かを判定する第1判定処理をすることと、を実行させる。
【0007】
上記課題を解決するための情報処理方法は、情報処理装置が、複数のアプリケーションソフトウェアのそれぞれから、車両の運動要求の1つとして要求加速度を受け付けることと、受け付けた前記要求加速度を調停することと、前記要求加速度の調停結果である目標加速度に基づいて、前記車両のアクチュエータを制御するための制御装置に指示信号を出力することと、前記車両に搭載された加速度センサからの検出値を取得することと、前記検出値に加え、前記目標加速度に基づいて、前記車両に外部から衝撃が加わったか否かを判定する第1判定処理をすることと、を実行する。
【発明の効果】
【0008】
上記構成によれば、実際に検出された加速度の大きさだけでなく、車両に要求されている運動に伴って検出されるべき加速度の大きさを加味して、車両に対して外部からの衝撃が加わったか否かの判定が行われる。これにより、車両に対する外部からの衝撃の判定精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
情報処理システムの概略構成図である。
運動マネージャの基本構成を示す機能ブロック図である。
判定制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<情報処理システムの概略構成>
以下、本発明の一実施形態を図1~図3にしたがって説明する。先ず、情報処理システムISの概略構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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