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公開番号2024158504
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073751
出願日2023-04-27
発明の名称採血装置
出願人国立大学法人 宮崎大学
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61B 5/15 20060101AFI20241031BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】被検体から少量の血液を迅速に採取することができる採血装置を提供する。
【解決手段】中空の本体部2と本体部2の開口部5b近傍に配された吸着部4と、本体部2に内蔵された穿刺部9とを備え、穿刺部9は所定の操作によって吸着部4を刺通して開口部5bより外方に突出される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
中空の本体部と、該本体部の開口部近傍に配された吸着部と、前記本体部に内蔵された穿刺部とを備え、
前記穿刺部は、所定の操作によって前記吸着部を刺通して前記開口部より外方に突出されることを特徴とする採血装置。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記穿刺部を前記開口部から退避させる方向に付勢する付勢手段を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の採血装置。
【請求項3】
前記吸着部は、前記本体部に内蔵されていることを特徴とする請求項1に記載の採血装置。
【請求項4】
前記吸着部は、前記開口部を閉塞するように固定されていることを特徴とする請求項3に記載の採血装置。
【請求項5】
前記本体部は、中空筒状の胴部と、該胴部に着脱自在に装着され前記開口部と前記吸着部とを備える先端部材と、から構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の採血装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体から少量の血液を採取するのに用いられる採血装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
医療分野において、感染症診断や新生児の遺伝性疾患のスクリーニング検査として、獣医療分野においても、動物の健康観察等を目的として、生体から少量の血液を採取することが行われている。生体である被検体から少量の血液を採取する場合には、乾燥血液スポット法が主に採用されている。この乾燥血液スポット法は、まず被検体の穿刺部を消毒後、専用の穿刺針で創傷を形成し、次に穿刺部を圧迫して血液を絞り出し、絞り出した血液を濾紙等の吸着材に含浸させることで採取する(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-29112号公報(第9頁、第1A図,第1B図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この特許文献1に示すような乾燥血液スポット法にあっては、手指等から少量の血液を吸着材に含浸させるという低侵襲な採血方法であり、かつ採血管を使わずに採血量が少量で済むという点から、検体の収集や搬送及び保存が簡便である。しかしながら、従来の乾燥血液スポット法にあっては、穿刺針による穿刺と吸着材による血液の採取の2つの工程を要し、更にこれら穿刺と血液の採取には別々の器具が必要になり、採血作業に時間と手間がかかるという問題があった。特に獣医療分野では、採血中に動物が動かないように動物を一定時間保定しなければならず、採血作業には迅速性が求められるが、このような従来の乾燥血液スポット法では、十分な迅速性を達成することができなかった。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、被検体から少量の血液を迅速に採取することができる採血装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明の採血装置は、
中空の本体部と、該本体部の開口部近傍に配された吸着部と、前記本体部に内蔵された穿刺部とを備え、
前記穿刺部は、所定の操作によって前記吸着部を刺通して前記開口部より外方に突出されることを特徴としている。
この特徴によれば、開口部から外方に突出される穿刺部を被検体の体表に穿刺させ、本体部の開口部近傍にて穿刺部の動作軌道上に配された吸着部により、被検体から出血した血液を直ちに採取することができる。そのため、採血作業を迅速に完了することができ、採血作業の煩雑さと労力を軽減することができる。
【0007】
前記穿刺部を前記開口部から退避させる方向に付勢する付勢手段を更に備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、被検体の体表に穿刺させた穿刺部が付勢手段により本体部内に退避され、安全性に優れる。
【0008】
前記吸着部は、前記本体部に内蔵されていることを特徴としている。
この特徴によれば、吸着部を清潔に保つことができる。
【0009】
前記吸着部は、前記開口部を閉塞するように固定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、吸着部を突き破って本体部の外方に突出した穿刺部は、退避時に被検体の血液を吸着部まで移動させることができ、採血作業を迅速に完了させることができる。
【0010】
前記本体部は、中空筒状の胴部と、該胴部に着脱自在に装着され前記開口部と前記吸着部とを備える先端部材と、から構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、胴部から吸着部を備える先端部材を分離することで、胴部側を使い回すことができるとともに、吸着部は先端部材ごと取り扱うことができ、清潔を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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