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公開番号2024158242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073271
出願日2023-04-27
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G06T 19/00 20110101AFI20241031BHJP(計算;計数)
要約【課題】XR体験において、ユーザがより適切に仮想物体を観察するための技術を提供する。
【解決手段】ユーザの頭部に装着する表示装置に表示する画像であって、仮想物体を配置した空間の画像を生成する情報処理装置は、位置および姿勢が動的に変化する第1の仮想物体を配置する位置を取得する第1の取得手段と、前記空間における前記ユーザの位置を取得する第2の取得手段と、前記空間における前記ユーザの位置と前記第1の仮想物体の位置に基づき、前記第1の仮想物体のうち前記空間に描画する範囲である第1の範囲を指定する指定手段と、前記第1の仮想物体のうち前記第1の範囲を描画した前記空間の画像を生成する生成手段と、を有する。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの頭部に装着する表示装置に表示する画像であって、仮想物体を配置した空間の画像を生成する情報処理装置であって、
位置および姿勢が動的に変化する第1の仮想物体を配置する位置を取得する第1の取得手段と、
前記空間における前記ユーザの位置を取得する第2の取得手段と、
前記空間における前記ユーザの位置と前記第1の仮想物体の位置に基づき、前記第1の仮想物体のうち前記空間に描画する範囲である第1の範囲を指定する指定手段と、
前記第1の仮想物体のうち前記第1の範囲を描画した前記空間の画像を生成する生成手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記生成手段は、前記第1の仮想物体のうち前記第1の範囲以外を描画しない、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記指定手段は、前記ユーザと前記第1の仮想物体との前記空間における距離が閾値より大きいか否かに基づき、前記第1の範囲を指定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記指定手段は、複数の閾値と前記距離との大小関係に基づき、前記第1の範囲を指定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第1の仮想物体は、前記ユーザとは異なる特定の人物の身体の動きに追従して動くアバターである、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記指定手段は、前記アバターの上半身、下半身、指、手、および足のいずれかを前記第1の範囲として指定する、
ことを特徴とする請求項5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記空間は、現実空間と融合する仮想空間、または、前記現実空間と前記仮想空間とが融合した複合現実空間であり、
前記指定手段は、前記現実空間と前記仮想空間とが融合する場合において、前記ユーザと前記第1の仮想物体が重なり合うか否かに基づき、前記第1の範囲を指定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記指定手段は、前記ユーザと前記第1の仮想物体との間で同じ部位同士が重なり合う場合に、前記第1の仮想物体において前記ユーザと重なり合う当該部位を含まないように前記第1の範囲を指定する、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記指定手段は、前記ユーザの3次元モデルと前記第1の仮想物体の3次元モデルとに基づき、前記ユーザと前記第1の仮想物体が重なり合うか否かを判定する、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記現実空間における前記ユーザを撮像した現実画像を取得する画像取得手段をさらに有し、
前記指定手段は、前記第1の仮想物体を配置した前記仮想空間の画像と前記現実画像と
に基づき、前記ユーザと前記第1の仮想物体が重なり合うか否かを判定する、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、XR体験における体験者の仮想物体の観察に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、仮想世界と現実空間とをリアルタイムに融合し、新たな体験を作り出すXR(X
Reality)技術が知られている。XR技術において、ユーザは、頭部装着型の装置(HMD:Head Mount Display)を用いて、映像を見ながら複合現実空間を体験する。
【0003】
XR体験では、「ユーザが遠隔にいる他のユーザとあたかも共にいるように感じる体験」を実現するために、遠隔にいる他のユーザの身体の動きに追従して動く仮想物体(アバター)が表示されることがある。ユーザは他のユーザの動きを予測できないため、ユーザの装着しているHMD(眼前)にふいにアバターが表示されることがある。XR体験中において、そのような自分の意思とは無関係の動きをする仮想物体が予期しない方向から登場した場合には、ユーザは、その登場の事実に驚いたり、体験が阻害されたりする可能性がある。
【0004】
そこで、特許文献1および特許文献2では、ユーザの装着する表示装置の位置姿勢と仮想物体の位置姿勢に基づき双方の位置が近いと判定された場合に、仮想物体の透過度を上げる技術、および、仮想物体を非表示にする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-2390号公報
特開2021-135776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の技術では、仮想物体とユーザとが近い距離にいる場合に、透過された仮想物体越しに観察を行うことになったり、仮想物体が非表示にされたりと、観察を行うには好適でないことがある。
【0007】
そこで、本発明は、XR体験において、ユーザがより適切に仮想物体を観察するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の1つの態様は、
ユーザの頭部に装着する表示装置に表示する画像であって、仮想物体を配置した空間の画像を生成する情報処理装置であって、
位置および姿勢が動的に変化する第1の仮想物体を配置する位置を取得する第1の取得手段と、
前記空間における前記ユーザの位置を取得する第2の取得手段と、
前記空間における前記ユーザの位置と前記第1の仮想物体の位置に基づき、前記第1の仮想物体のうち前記空間に描画する範囲である第1の範囲を指定する指定手段と、
前記第1の仮想物体のうち前記第1の範囲を描画した前記空間の画像を生成する生成手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置である。
【0009】
本発明の1つの態様は、
ユーザの頭部に装着する表示装置に表示する画像であって、位置および姿勢が動的に変化するアバターを配置可能な空間の画像を生成する情報処理装置であって、
前記空間において前記アバターが注視する位置を示す第1の仮想物体を生成する第1の生成手段と、
前記第1の仮想物体を描画した前記空間の画像を生成する第2の生成手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置である。
【0010】
本発明の1つの態様は、
ユーザの頭部に装着する表示装置に表示する画像であって、仮想物体を配置した空間の画像を生成する情報処理方法であって、
位置および姿勢が動的に変化する第1の仮想物体を配置する位置を取得する第1の取得ステップと、
前記空間における前記ユーザの位置を取得する第2の取得ステップと、
前記空間における前記ユーザの位置と前記第1の仮想物体の位置に基づき、前記第1の仮想物体のうち前記空間に描画する範囲である第1の範囲を指定する指定ステップと、
前記第1の仮想物体のうち前記第1の範囲を描画した前記空間の画像を生成する生成ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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