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公開番号2024157750
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072294
出願日2023-04-26
発明の名称トリムの係止構造
出願人デルタ工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B60N 2/75 20180101AFI20241031BHJP(車両一般)
要約【課題】高い作業性をもってトリムを固定できるとともに、製造コストの低減を図ることが可能なトリムの係止構造を提供する。
【解決手段】下側トリム130aの上面には、端部130fの近傍にプレート部材131が固定されている。上側トリム130bの下面には、端部130eの近傍にプレート部材132が固定されている。プレート部材131,132は、端部130eと端部130fとの間のトリム下側部130aとトリム上側部130bとの重なり領域内に配されている。下側トリム130aと上側トリム130bとは、プレート部材132の一部がプレート部材131と下側トリム130aの上面との間に挿入され、プレート部材131の一部がプレート部材132と上側トリム130bの下面との間に挿入されることにより、互いに係止されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
シートの構成部材である第1部材と、
前記シートのトリムであって、前記第1部材の表面上の一部領域に重ねられた状態で当該一部領域において前記第1部材に係止される第2部材と、
前記一部領域内に配置されるとともに、前記第1部材に対して前記表面に沿うよう固定された第1プレート部材と、
前記一部領域内に配置されるとともに、前記第2部材における前記第1部材の前記表面に対向する対向面に沿うように固定された第2プレート部材と、
を備え、
前記第1部材と前記第2部材とは、前記第1プレート部材の一部が、前記第2部材の前記対向面と前記第2プレート部材との間に挿入され、且つ、前記第2プレート部材の一部が、前記第1部材の前記表面と前記第1プレート部材との間に挿入される、ことにより互いに係止される、
トリムの固定構造。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1部材は、前記第2部材とは別の、又は前記第2部材に連続するトリムであって、
前記第1部材を構成するトリムを第1トリム、前記第2部材を構成するトリムを第2トリムとする場合に、
前記第1トリムは、延在端である第1端部を有し、
前記第2トリムは、延在端である第2端部を有し、
前記第1プレート部材は、前記第1トリムの前記表面における前記第1端部の近傍に固定されており、
前記第2プレート部材は、前記第2トリムの前記対向面における前記第2端部の近傍に固定されており、
前記第1トリムの前記第1端部は、前記第2トリムにおける前記第2端部から離れた延在部分の下方に配置され、
前記第2トリムの前記第2端部は、前記第1トリムにおける前記第1端部から離れた延在部分の上方に配置され、
前記一部領域は、前記第1端部と前記第2端部との間に配されている、
請求項1に記載のトリムの係止構造。
【請求項3】
前記第1プレート部材を前記表面に直交する方向から平面視する場合に、当該第1プレート部材は、前記第1端部に沿って延びる長尺状の第1基部と、前記第1基部に一体形成された、前記第1基部の長手方向における中程部分から前記第1端部に向けて突出する第1凸部とを有し、
前記第1プレート部材は、前記第1基部における長手方向の両端部分で前記第1トリムに固定されており、
前記第1プレート部材における前記第1基部の前記両端部分同士の間と、前記第1トリムの前記表面との間には、前記第2プレート部材の一部が挿通されている、
請求項2に記載のトリムの係止構造。
【請求項4】
前記第2プレート部材を前記対向面に直交する方向から平面視する場合に、当該第2プレート部材は、前記第2端部に沿って延びる長尺状の第2基部と、前記第2基部と一体形成された、前記第2基部の長手方向における中程部分から前記第2端部とは反対側に向けて突出する第2凸部とを有する、
請求項3に記載のトリムの係止構造。
【請求項5】
前記第2プレート部材は、前記第2基部における前記第2凸部の突出根元部分において、前記第2凸部の突出方向とは反対向きに凹入するように形成された切欠き部を有し、
前記第1プレート部材における前記第1基部の一部は、前記第2プレート部材における前記切欠き部に差し込まれている、
請求項4に記載のトリムの係止構造。
【請求項6】
前記第1トリムへの前記第1プレート部材の固定、および前記第2トリムへの前記第2プレート部材の固定は、それぞれ縫製によりなされている、
請求項2から請求項5の何れかに記載のトリムの係止構造。
【請求項7】
前記第1プレート部材および前記第2プレート部材は、それぞれ樹脂材料により形成されている、
請求項2から請求項5の何れかに記載のトリムの係止構造。
【請求項8】
前記第1トリムおよび前記第2トリムは、シートにおけるアームレストの外皮の一部を構成する、
請求項2から請求項5の何れかに記載のトリムの係止構造。
【請求項9】
前記アームレストは、前記シートのシートバックに対して回動可能に設けられており、
前記一部領域は、前記アームレストにおける回動軸の周辺に配されている、
請求項8に記載のトリムの係止構造。
【請求項10】
前記第1プレート部材および前記第2プレート部材は、それぞれが均一な板厚で形成されている、
請求項1に記載のトリムの係止構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トリムの係止構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、アームレストを備えるシートが開示されている。アームレストは、シートバックの一方の側方に配され、先端部が前方を向く前倒姿勢と、先端部が上方を向く起立姿勢との間で姿勢変化可能である。アームレストは、パイプフレームと、パイプフレームの周囲を覆うカバー部材およびアームレストカバーと、アームレストカバーの周囲を被覆するソフトカバー(トリム)とを備える。
【0003】
特許文献1のアームレストでは、トリムの端部にジップファスナーが設けられており、ジップファスナーを締めることにより、トリムの端部同士を係止できる構成になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-314276号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に開示のアームレストでは、ジップファスナーを用いてトリムの端部同士を係止する構成となっているので、煩雑な作業が必要であるとともに、製造コストの上昇も招いてしまう。具体的に、ジップファスナーを用いてトリムの端部同士を係止する構成では、係止後にジップファスナーが外方から視認できないようにするためにトリム同士の重なり部分の内側にジップファスナーが設けられるようにする必要があり、ジップファスナーを締める際の作業性の低下を招く。
【0006】
また、ジップファスナーを用いてシートトリムの端部同士を係止する構成では、予めシートトリムの端部の全域に亘ってジップファスナーを固定しなければならず、当該固定にも煩雑な作業が必要となる。また、完成後のトリムに皺が残らないようにするためには、寸法の面で余裕のない状態でジップファスナーをトリムの端部に固定しておくことが必要となるため、強い力でジップファスナーを締めることが必要となり、この面でも作業性の低下を招く。なお、ジップファスナーのタブについては、係止後のシートトリムの外側にできるだけ凹凸を生じないようにするためには、サイズの小さなタブとする必要があり、ジップファスナーを締める際に作業者がタブを摘まみ難いという問題も生じる。
【0007】
さらに、ジップファスナーは部品コストが高いため、トリムの製造コストの上昇を招いてしまう。
【0008】
なお、上記では、アームレストの外皮を構成するトリムの係止構造を一例として問題点を提起したが、シートの他の部分におけるトリムの係止構造についても、ジップファスナーを用いる場合には同様の問題を生じる。また、上記のような問題は、トリムの端部同士の係止に限らず、トリムをトリム以外の部材に対して係止する場合にも同様に生じ得る。
【0009】
本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、高い作業性をもってトリムを係止できるとともに、製造コストの低減を図ることが可能なトリムの係止構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様に係るトリムの係止構造は、第1部材と、第2部材と、第1プレート部材と、第2プレート部材と、を備える。前記第1部材は、シートの構成部材である。前記第2部材は、前記シートのトリムであって、前記第1部材の表面上の一部領域に重ねられた状態で当該一部領域において前記第1部材に係止される。前記第1プレート部材は、前記一部領域内に配置されるとともに、前記第1部材に対して前記表面に沿うよう固定されている。前記第2プレート部材は、前記一部領域内に配置されるとともに、前記第2部材における前記第1部材の前記表面に対向する対向面に沿うように固定されている。
(【0011】以降は省略されています)

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