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公開番号2024157536
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-07
出願番号2024068798
出願日2024-04-22
発明の名称樹脂用可塑剤および樹脂組成物
出願人田岡化学工業株式会社
代理人
主分類C08G 63/16 20060101AFI20241030BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】
脂肪族ジカルボン酸とジオールの繰り返し単位を有するポリマー鎖の両末端を脂肪族モノアルコールによって封止された構造を有するポリエステル系可塑剤に比し、より耐ブリード性に優れるポリエステル系可塑剤を提供すること。
【解決手段】
下記成分(A)~(C)の反応により得られるポリエステル。
(A)下記一般式(1)で表されるジカルボン酸又はその酸無水物。
(B)数平均分子量が180以上である、分岐を有してもよい炭素数1~8のアルキレン基を有するポリアルキレングリコール。
(C)下記一般式(2)で表されるアルコール。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024157536000008.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">15</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">150</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記成分(A)~(C)の反応により得られるポリエステル。
(A)下記一般式(1):
JPEG
2024157536000006.jpg
14
113
(式中、R

は分岐を有してもよい炭素数1~12のアルキレン基又は分岐を有してもよい炭素数2~12のアルケニレン基である。)
で表されるジカルボン酸又はその酸無水物。
(B)数平均分子量が180以上である、分岐を有してもよい炭素数1~8のアルキレン基を有するポリアルキレングリコール。
(C)下記一般式(2):
JPEG
2024157536000007.jpg
15
113
(式中、R

は分岐を有してもよい炭素数1~4のアルキル基又はフェノキシ基であり、nは0~2の整数を示す。nが2の場合、複数あるR

は同一であっても、異なっていてもよい。)
で表されるアルコール。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
上記成分(B)において、分岐を有してもよい炭素数1~8のアルキレン基を有するポリアルキレングリコールが、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール及びポリトリメチレングリコールからなる群から選ばれる少なくとも1種のポリアルキレングリコールである、請求項1に記載のポリエステル。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のポリエステルと、前記ポリエステル以外の他の樹脂と、を含む樹脂組成物。
【請求項4】
前記他の樹脂が生分解性樹脂である請求項3に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
前記他の樹脂がポリ乳酸系樹脂である請求項3に記載の樹脂組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規なポリエステル及びこれを含む樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリアセタール、ビニル樹脂、スチロール系樹脂、アクリル樹脂、およびセルロース系樹脂等のプラスチックは、食品包装、建設材料、家電製品など広い分野で利用されている。また、これらのプラスチックに、柔軟性等を付与するために、種々の可塑剤が用いられており、機能性を向上させたプラスチック製品が様々な用途で利用されている。
【0003】
前記のような可塑剤を含むプラスチック製品として、例えば、特許文献1には、脂肪族ジカルボン酸とジオールの繰り返し単位を有するポリマー鎖の両末端を脂肪族モノアルコールによって封止された構造を有するポリエステル系可塑剤、該可塑剤を含むポリエステル樹脂組成物並びに該樹脂組成物からなるシート及びフィルムが記載されており、これらは、前記ポリエステル系可塑剤を含むことにより、透明性が良好で、かつ、耐熱性及び耐ブリード性に優れることが開示されている。
【0004】
特開2013-199637号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述したポリエステル系可塑剤では、耐ブリード性において未だ十分であるとはいえなかった。本発明は、より耐ブリード性に優れるポリエステル系可塑剤の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、前記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、後述する特定のジカルボン酸、ジオール及びモノアルコールを反応させて得られるポリエステル(可塑剤)が、耐ブリード性に優れ、前記課題を解決可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。本発明は、具体的には以下の発明を含む。
【0007】
〔1〕
下記成分(A)~(C)の反応により得られるポリエステル。
(A)下記一般式(1):
【0008】
JPEG
2024157536000001.jpg
14
114
(式中、R

は分岐を有してもよい炭素数1~12のアルキレン基又は分岐を有してもよい炭素数2~12のアルケニレン基である。)
で表されるジカルボン酸又はその酸無水物。
(B)数平均分子量が180以上である、分岐を有してもよい炭素数1~8のアルキレン基を有するポリアルキレングリコール。
(C)下記一般式(2):
【0009】
JPEG
2024157536000002.jpg
15
113
(式中、R

は分岐を有してもよい炭素数1~4のアルキル基又はフェノキシ基であり、nは0~2の整数を示す。nが2の場合、複数あるR

は同一であっても、異なっていてもよい。)
で表されるアルコール。
【0010】
〔2〕
上記成分(B)において、分岐を有してもよい炭素数1~8のアルキレン基を有するポリアルキレングリコールが、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール及びポリトリメチレングリコールからなる群から選ばれる少なくとも1種のポリアルキレングリコールである、〔1〕に記載のポリエステル。
(【0011】以降は省略されています)

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