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公開番号2024157175
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-07
出願番号2023071351
出願日2023-04-25
発明の名称助手席用エアバッグ装置
出願人株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B60R 21/205 20110101AFI20241030BHJP(車両一般)
要約【課題】助手席用エアバッグの作動時にエアバッグによって押し開かれるインストルメントパネルのドア部の車両後方側あるいは車両前方側の少なくとも一方の側に設けられて物品を収容可能な凹状のトレーを、前記ドア部にて適切に覆うことができる、助手席用エアバッグ装置を提供する。
【解決手段】助手席用エアバッグ装置1Aであって、助手席に対して車両前方側に配置されたインストルメントパネル2における助手席に対向する位置の一部には、助手席用エアバッグ装置の作動時に膨張したエアバッグによって押し開かれる板状のドア部10が設けられている。またドア部に対して車両前方側または車両後方側の少なくとも一方の側のインストルメントパネルには、物品を収容可能な凹状のトレー3が設けられており、助手席用エアバッグ装置が作動した際にトレー3の側へ押し開かれたドア部10(10A)は、トレー3の全体を覆う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の助手席の乗員の上半身を保護する助手席用エアバッグ装置であって、
前記助手席に対して車両前方側に配置されたインストルメントパネルにおける前記助手席に対向する位置の一部には、前記助手席用エアバッグ装置の作動時に膨張したエアバッグによって押し開かれる板状のドア部が設けられており、
前記ドア部に対して車両前方側または車両後方側の少なくとも一方の側の前記インストルメントパネルには、物品を収容可能な凹状のトレーが設けられており、
前記助手席用エアバッグ装置が作動した際に前記トレーの側へ押し開かれた前記ドア部は、前記トレーの全体を覆う、
助手席用エアバッグ装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の助手席用エアバッグ装置であって、
前記インストルメントパネルは、前記ドア部の周囲に位置する周囲部を有し、
前記インストルメントパネルの内面には、略U字状の湾曲部を有するリテーナが接続されており、
前記湾曲部の両端は、前記ドア部と前記周囲部にそれぞれ接続されており、
前記助手席用エアバッグ装置が作動した際に前記トレーの側へ押し開かれた前記ドア部は、前記インストルメントパネルから分離するとともに、前記リテーナによって前記周囲部に接続されており、
前記トレーの側へ押し開かれて前記インストルメントパネルから分離した前記ドア部は、前記湾曲部の変形を伴った移動の後に前記トレーの全体を覆う、
助手席用エアバッグ装置。
【請求項3】
請求項1に記載の助手席用エアバッグ装置であって、
前記ドア部は、前記トレーの側の縁部である接続部が前記インストルメントパネルから分離せず当該接続部を回動軸として回動するように構成されており、
前記ドア部には、肉薄化された脆弱部が設けられており、
前記助手席用エアバッグ装置が作動した際における前記脆弱部の変形により、前記ドア部は前記インストルメントパネルの表面に沿った形状へ変形する、
助手席用エアバッグ装置。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の助手席用エアバッグ装置であって、
前記トレーは、前記ドア部に対して車両後方側の前記インストルメントパネルに設けられている、
助手席用エアバッグ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の助手席の乗員の上半身を保護する助手席用エアバッグ装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年の車両の助手席や運転席のそれぞれには、車両が衝突等した際に乗員の上半身を保護するエアバッグ装置が搭載されている。そして助手席の乗員の上半身を保護する助手席用エアバッグ装置は、助手席の前方のインストルメントパネルに収容されている。当該助手席用エアバッグ装置が作動した際は、膨張したエアバッグによってインストルメントパネルの上面に設けられたドア部が押し開かれてインストルメントパネルの上面を覆いながら一瞬でエアバッグが展開される。
【0003】
車両の助手席の周囲には、種々の物品を収容可能な収容部が多数設けられている。例えば助手席の正面となるインストルメントパネルには、いわゆるグローブボックス等が設けられており、助手席の乗員の右手または左手が届くインストルメントパネルの位置には、いわゆるカップホルダ等が設けられている。更に、インストルメントパネルの前記ドア部の車両後方側あるいは車両前方側の少なくとも一方の側に、物品を収容可能な凹状のトレーが設けられる場合がある。当該凹状のトレーが設けられている場合、インストルメントパネルの上面を覆いながら展開する助手席用エアバッグの展開時にエアバッグが凹状のトレーに入り込んで引っ掛かり展開が遅れたり、トレー内の物品が飛散したりする可能性がある。これを回避するために、エアバッグの作動時にトレーを覆う構造が所望されている。
【0004】
例えば特許文献1には、インストルメントパネルにおける助手席に対向する側にはディスプレイユニットが配置され、エアバッグ装置の作動時にはインストルメントパネルから押し開かれたリッド(ドア部に相当)が、インストルメントパネルとディスプレイユニットとの間の溝部を覆う、車体前部構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-050023号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載された車体前部構造のリッド(ドア部に相当)は、インストルメントパネルとディスプレイユニットとの間の溝部を覆うことを想定しているが、上記の凹状のトレーを覆うことを想定していない。前記溝部はリッドに比較的近く、更に前記溝部の溝幅(溝部における車両の前後方向の長さ)は比較的狭いので、膨張したエアバッグによって押し開かれたリッドが充分届いて覆うことができる。しかし、上記の凹状のトレーの場合、トレーがリッドから比較的遠い場合や、トレーの車両前後方向の長さが比較的長い場合が有るので、リッドがトレーに届かない可能性や、リッドでトレーを覆いきれない可能性がある。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、助手席用エアバッグの作動時にエアバッグによって押し開かれるインストルメントパネルのドア部の車両後方側あるいは車両前方側の少なくとも一方の側に設けられて物品を収容可能な凹状のトレーを、前記ドア部にて適切に覆うことができる、助手席用エアバッグ装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、第1の発明は、車両の助手席の乗員の上半身を保護する助手席用エアバッグ装置であって、前記助手席に対して車両前方側に配置されたインストルメントパネルにおける前記助手席に対向する位置の一部には、前記助手席用エアバッグ装置の作動時に膨張したエアバッグによって押し開かれる板状のドア部が設けられている。また前記ドア部に対して車両前方側または車両後方側の少なくとも一方の側の前記インストルメントパネルには、物品を収容可能な凹状のトレーが設けられており、前記助手席用エアバッグ装置が作動した際に前記トレーの側へ押し開かれた前記ドア部は、前記トレーの全体を覆う、助手席用エアバッグ装置である。
【0009】
次に、第2の発明は、上記第1の発明に係る助手席用エアバッグ装置であって、前記インストルメントパネルは、前記ドア部の周囲に位置する周囲部を有し、前記インストルメントパネルの内面には、略U字状の湾曲部を有するリテーナが接続されており、前記湾曲部の両端は、前記ドア部と前記周囲部にそれぞれ接続されている。そして、前記助手席用エアバッグ装置が作動した際に前記トレーの側へ押し開かれた前記ドア部は、前記インストルメントパネルから分離するとともに、前記リテーナによって前記周囲部に接続されている。そして前記トレーの側へ押し開かれて前記インストルメントパネルから分離した前記ドア部は、前記湾曲部の変形を伴った移動の後に前記トレーの全体を覆う、助手席用エアバッグ装置である。
【0010】
次に、第3の発明は、上記第1の発明に係る助手席用エアバッグ装置であって、前記ドア部は、前記トレーの側の縁部である接続部が前記インストルメントパネルから分離せず当該接続部を回動軸として回動するように構成されている。そして前記ドア部には、肉薄化された脆弱部が設けられており、前記助手席用エアバッグ装置が作動した際における前記脆弱部の変形により、前記ドア部は前記インストルメントパネルの表面に沿った形状へ変形する、助手席用エアバッグ装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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