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公開番号2024157167
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-07
出願番号2023071334
出願日2023-04-25
発明の名称電動機の冷却装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02K 1/20 20060101AFI20241030BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ステータ全体を均等に冷却でき、連続駆動に寄与できる電動機の冷却装置を提供する。
【解決手段】冷却装置1のステータコア5は、筒状のバックヨーク7と、バックヨーク7から径方向に沿って突出する複数のティース8と、周方向で隣り合うティース8の間に形成される複数のスロット9と、バックヨーク7にスロット9と連通しないように周方向に沿って設けられ、冷媒が流れる冷却路12と、バックヨーク7に形成され、冷却路12に冷媒を供給するための冷媒供給口16と、を備え、冷却路12は、周方向に少なくとも2つに分割して構成され、冷却路12ごとに冷媒供給口16が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ステータを有する電動機の冷却装置であって、
前記ステータは、
ステータコアと、
前記ステータコアに巻回されるコイルと、
を備え、
前記ステータコアは、
筒状のバックヨークと、
前記バックヨークから径方向に沿って突出する複数のティースと、
周方向で隣り合う前記ティースの間に形成される複数のスロットと、
前記バックヨークに前記スロットと連通しないように周方向に沿って設けられ、冷媒が流れる冷却路と、
前記バックヨークに形成され、前記冷却路に前記冷媒を供給するための冷媒供給口と、
を備え、
前記冷却路は、周方向に少なくとも2つに分割して構成され、
前記冷却路ごとに前記冷媒供給口が形成されている、
ことを特徴とする電動機の冷却装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記ステータコアは、前記ステータコアを被固定体に固定するための締結部を有し、
前記締結部は、前記被固定体に固定するためのボルトが挿通されるボルト挿通孔を有し、
前記冷媒供給口は、前記ボルト挿通孔に連通されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動機の冷却装置。
【請求項3】
各前記冷媒供給口に前記冷媒を供給するポンプと、
前記ポンプから各前記冷媒供給口にそれぞれ供給される前記冷媒の流量を制御する流量制御装置と、
前記ステータの温度を検出する温度検出部と、
前記温度検出部によって検出された温度に基づいて前記流量制御装置を制御し、前記冷媒供給口に供給する前記冷媒の流量を制御する制御部と、
を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動機の冷却装置。
【請求項4】
前記ステータは、車体に中心軸線が車幅方向に沿うように固定され、
各前記冷媒供給口に前記冷媒を供給するポンプと、
前記ポンプから各前記冷媒供給口にそれぞれ供給される前記冷媒の流量を制御する流量制御装置と、
前記車体の傾きを検出する傾き検出部と、
前記傾き検出部によって検出された傾きに基づいて前記流量制御装置を制御し、前記冷媒供給口に供給する前記冷媒の流量を制御する制御部と、
を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動機の冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、電動機の冷却装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電動機は、コイルが巻回されたステータと、ステータに対して回転自在に設けられたロータと、を備える。コイルに通電を行うとステータに所定の鎖交磁束が形成され、ロータが継続的に回転する。ステータはコイルの通電抵抗によって発熱するので、ステータを冷却するためのさまざまな技術が提案されている。
【0003】
例えば、円筒状に構成されるとともに、内周にステータを収容するハウジングと、ハウジングの外周を覆い、冷媒の流入口と流出口とを有するカバーと、を有する技術が開示されている。ハウジングには、流入口と連通する第1流路溝、及び、流出口と連通する第2流路溝が形成されている。各流路溝は、環状に形成されている。
このような構成のもと、流入口に供給された冷媒は、まず、第1流路溝によってハウジングの外周を一周した後、第2流路溝へと流れる。さらに、冷媒は、第2流路溝によってハウジングの外周を一周した後、流出口から排出される。これにより、ステータの外周全体を冷却している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-4658号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の従来技術にあっては、流入口から流出口に至る間のうち、下流側の冷媒であるほどステータによって加熱されてしまう。このため、ステータの下流近傍での冷却効率が低下してしまい、電動機の連続駆動が制限されてしまうという課題があった。
【0006】
そこで、本発明は、ステータ全体を均等に冷却でき、連続駆動に寄与できる電動機の冷却装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
(1)本発明に係る電動機の冷却装置(例えば、実施形態の冷却装置1)は、ステータ(例えば、実施形態のステータ3)を有する電動機(例えば、実施形態の電動機2)の冷却装置であって、前記ステータは、ステータコア(例えば、実施形態のステータコア5)と、前記ステータコアに巻回されるコイル(例えば、実施形態のコイル6)と、を備え、前記ステータコアは、筒状のバックヨーク(例えば、実施形態のバックヨーク7)と、前記バックヨークから径方向に沿って突出する複数のティース(例えば、実施形態のティース8)と、周方向で隣り合う前記ティース間に形成される複数のスロット(例えば、実施形態のスロット9)と、前記バックヨークに前記スロットと連通しないように周方向に沿って設けられ、冷媒が流れる冷却路(例えば、実施形態の冷却路12)と、前記バックヨークに形成され、前記冷却路に前記冷媒を供給するための冷媒供給口(例えば、実施形態の冷媒供給口16)と、を備え、前記冷却路は、周方向に少なくとも2つに分割して構成され、前記冷却路ごとに前記冷媒供給口が形成されている、ことを特徴とする。
【0008】
このように構成することで、ステータコアの周方向に分割された冷却路に、それぞれ別々に冷媒を供給することができる。このため、ステータ全体を均等に冷却でき、電動機の連続駆動に寄与できる。
【0009】
(2)上記構成において、前記ステータコアは、前記ステータコアを被固定体(例えば、実施形態の車体101)に固定するための締結部(例えば、実施形態の締結部14)を有し、前記締結部は、前記被固定体に固定するためのボルト(例えば、実施形態のボルト11)が挿通されるボルト挿通孔(例えば、実施形態のボルト挿通孔10)を有し、前記冷媒供給口は、前記ボルト挿通孔に連通されていてもよい。
【0010】
このように構成することで、ボルト挿通孔を利用し、冷媒供給口を介して冷却路に冷媒を供給することができる。このため、冷媒供給口の加工コストを低減できるとともに、冷媒供給口を形成することによるバックヨークへの影響を最小限に抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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