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公開番号
2024156598
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-06
出願番号
2024010581
出願日
2024-01-26
発明の名称
除電装置及び画像形成システム、電荷調整装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
H05F
3/02 20060101AFI20241029BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】帯電したシートを除電する際に、除電可能な除電量もしくはシートの電荷の調整量を大きくすることを目的とする。
【解決手段】除電装置は、シートを搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送されるシートを除電する除電部材と、前記除電部材による除電量を設定する設定部と、制御部と、を備えるようにしている。前記制御部は、前記設定部により設定された除電量に基づいて、前記除電部材に印加する電圧と前記搬送部のシート搬送速度との両方を制御するようにしている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
シートを搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送されるシートを除電する除電部材と、
前記除電部材による除電量を設定する設定部と、
前記設定部により設定された前記除電量に基づいて、前記除電部材に印加する電圧と前記搬送部のシート搬送速度との両方を制御する制御部と、を備える、
ことを特徴とする除電装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記設定部により設定された前記除電量が閾値未満である場合は、前記除電量に基づく前記シート搬送速度の調整は実行せずに、前記除電量に基づいて前記除電部材に印加する電圧を調整し、
前記設定部により設定された前記除電量が前記閾値以上である場合は、前記除電量に基づいて前記搬送部のシート搬送速度を調整する、
ことを特徴とする請求項1に記載の除電装置。
【請求項3】
前記除電部材に電圧を印加する電圧印加部を備え、
前記制御部は、前記設定部により設定された前記除電量が前記閾値以上である場合に、前記除電部材に印加される電圧を前記電圧印加部が印加可能な最大電圧に設定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の除電装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記設定部により設定された前記除電量が第1除電量である場合は、前記シート搬送速度を第1速度に設定し、
前記設定部により設定された前記除電量が前記第1除電量より大きい第2除電量である場合は、前記シート搬送速度を前記第1速度よりも遅い第2速度に設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の除電装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記設定部により設定された前記除電量が前記第1除電量である場合と、前記設定部により設定された前記除電量が前記第2除電量である場合とで、前記除電部材に印加する電圧を同じ大きさに設定する、
ことを特徴とする請求項4に記載の除電装置。
【請求項6】
前記設定部は、ユーザにより前記除電量が入力される入力部である、
ことを特徴とする請求項1に記載の除電装置。
【請求項7】
前記設定部は、シートの種別に応じて前記除電量を設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の除電装置。
【請求項8】
前記除電部材は、シートを挟持して搬送及び除電する除電ローラ対である、
ことを特徴とする請求項1に記載の除電装置。
【請求項9】
シート搬送方向において前記除電ローラ対よりも下流側に配置され、前記搬送部により搬送されるシートを非接触で除電する非接触除電部を備える、
ことを特徴とする請求項8に記載の除電装置。
【請求項10】
シートに画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置により画像が形成されたシートを受け入れて除電する請求項1に記載の除電装置と、を備える、
ことを特徴とする画像形成システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート状の記録材を除電する除電装置と、この除電装置を適用した画像形成システム、及びシート状の記録材の電荷を調整する電荷調整装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式の画像形成装置では、画像形成時にシートに高電圧を印加するため、画像形成後のシートに帯電が生じる場合がある。そのため、装置内の搬送路にシートが静電吸着して搬送不良を引き起こしたり、装置外に排出したシートを積載する際にシート間に発生した静電気力によって積載不良を引き起こしたりする虞がある。このような問題に対して、シート上の静電気を除去する除電装置が提案されている。除電装置としては、例えば、搬送されるシートに接触する接触型除電器と、接触型除電器より搬送方向下流に設けられた非接触型除電器と、の2つの除電器を有するものが開発されている(特許文献1参照)。また、搬送されるシートの1枚おきに電圧を印加し、積載時にシートの面同士が同極性になるように帯電させることで、積載不良を改善する電荷調整装置が知られている(特許文献2参照)。
【0003】
特許文献1に記載の除電装置は、シートの抵抗に基づいて、接触型除電器と非接触型除電器の2つの除電器から除電に使用する除電器を選択する構成である。また、この除電装置は、予測または実測したシートの表面電位に基づいて、接触型除電器の除電バイアス(印加電圧)を決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-167169号公報
特開2022-171206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の除電装置では、帯電したシートを除電する際に、除電対象であるシートの表面電位に対応して除電バイアスを調整している。このため、シートの物性により必要除電量が多い場合には、除電バイアスの調整だけではシートの除電をしきれない虞がある。また、特許文献2に記載の電荷調整装置においても、シートに印加する電圧の調整だけでは、適切にシートの電荷を調整できない虞がある。
【0006】
本発明は、帯電したシートを除電する際に除電可能な除電量もしくはシートの電荷の調整量を大きくできる除電装置及び画像形成システム、並びに電荷調整装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の除電装置は、シートを搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送されるシートを除電する除電部材と、前記除電部材による除電量を設定する設定部と、前記設定部により設定された前記除電量に基づいて、前記除電部材に印加する電圧と前記搬送部のシート搬送速度との両方を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明の画像形成システムは、シートに画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置により画像が形成されたシートを受け入れて除電する上記の除電装置と、を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明の電荷調整装置は、シートを搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送されるシートの電荷を調整する電荷調整部材と、前記電荷調整部材による電荷調整量を設定する設定部と、前記設定部により設定された前記電荷調整量に基づいて、前記電荷調整部材に印加する電圧と前記搬送部のシート搬送速度との両方を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、帯電したシートを除電する際に除電可能な除電量もしくはシートの電荷の調整量を大きくできる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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