TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024155764
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2024061935
出願日2024-04-08
発明の名称発電セル及び燃料電池スタック
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類H01M 8/0273 20160101AFI20241024BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】製造コストを抑えつつ流体の漏れを効果的に防止することができる発電セル及び燃料電池スタックを提供する。
【解決手段】燃料電池スタック12の発電セル10は、冷却媒体供給連通孔18aと冷却媒体流路70とを互いに連通させるトンネル76aを備える。トンネルは、第1金属セパレータ22から樹脂枠部30に向かって突出する第1凸部と、第1樹脂シール部材48が配置される第1シール配置面を含む第1配置部とを有する。第1シール配置面は、第1凸部の突出方向の第1端面よりも樹脂枠部とは反対方向に位置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電解質膜の両側に電極が配設されることにより形成された膜電極接合体と、前記膜電極接合体の外周部から外方に突出すると共に当該膜電極接合体を囲む樹脂枠部とを有する樹脂枠付き膜電極接合体と、
前記樹脂枠付き膜電極接合体の両側に配設された金属セパレータと、
前記樹脂枠部と前記金属セパレータとの間に配設された弾性変形可能な樹脂シール部材と、
を備え、
前記金属セパレータには、
酸化剤ガス、燃料ガス又は冷却媒体である流体を前記金属セパレータの厚さ方向に流通させる流体連通孔と、
前記流体を前記金属セパレータの面方向に流通させる流体流路と、
前記流体連通孔と前記流体流路とを互いに連通させるトンネルと、
が設けられた発電セルであって、
前記樹脂シール部材は、前記トンネルの内部を流通する前記流体の流通方向と交差する方向に当該トンネルを跨ぐように配置され、
前記トンネルは、
前記金属セパレータから前記樹脂枠部に向かって突出する凸部と、
前記樹脂シール部材が配置されるシール配置面を含む配置部と、
を有し、
前記シール配置面は、前記凸部の突出方向の端面よりも前記樹脂枠部とは反対方向に位置する、発電セル。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
請求項1に記載の発電セルであって、
前記樹脂シール部材は、
一方の前記金属セパレータの前記シール配置面である第1シール配置面に配置された第1樹脂シール部材と、
他方の前記金属セパレータの前記シール配置面である第2シール配置面に配置された第2樹脂シール部材と、
を有し、
前記第1シール配置面と前記第2シール配置面とは、前記厚さ方向から見て互いに重ならないように前記流通方向にオフセットしている、発電セル。
【請求項3】
請求項2に記載の発電セルであって、
前記第1樹脂シール部材は、
前記流体連通孔を囲む第1連通孔シール部と、
前記一方の金属セパレータの前記流体流路を囲む第1流路シール部と、
を含み、
前記第2樹脂シール部材は、
前記流体連通孔を囲む第2連通孔シール部と、
前記他方の金属セパレータの前記流体流路を囲む第2流路シール部と、
を含み、
前記第2シール配置面は、
前記第1シール配置面よりも外方に位置する外側シール配置面と、
前記第1シール配置面よりも内方に位置する内側シール配置面と、
を有し、
前記第2連通孔シール部は、前記外側シール配置面に配置され、
前記第2流路シール部は、前記内側シール配置面に配置されている、発電セル。
【請求項4】
請求項1に記載の発電セルであって、
前記シール配置面は、平坦に形成されると共に前記金属セパレータの前記樹脂枠部を向く表面に面一に繋がる、発電セル。
【請求項5】
請求項1に記載の発電セルが複数積層された、燃料電池スタック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発電セル及び燃料電池スタックに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能且つ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する燃料電池スタックに関する研究開発が行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、樹脂枠付き膜電極接合体と、樹脂枠付き膜電極接合体の両側に配設された金属セパレータとを備えた発電セルが開示されている。金属セパレータには、酸化剤ガス、燃料ガス又は冷却媒体である流体の漏れを防止するためにシール部が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-149486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
製造コストを抑えつつ流体の漏れを効果的に防止することができる発電セル及び燃料電池スタックが求められている。
【0006】
本開示は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様は、電解質膜の両側に電極が配設されることにより形成された膜電極接合体と、前記膜電極接合体の外周部から外方に突出すると共に当該膜電極接合体を囲む樹脂枠部とを有する樹脂枠付き膜電極接合体と、前記樹脂枠付き膜電極接合体の両側に配設された金属セパレータと、前記樹脂枠部と前記金属セパレータとの間に配設された弾性変形可能な樹脂シール部材と、を備え、前記金属セパレータには、酸化剤ガス、燃料ガス又は冷却媒体である流体を前記金属セパレータの厚さ方向に流通させる流体連通孔と、前記流体を前記金属セパレータの面方向に流通させる流体流路と、前記流体連通孔と前記流体流路とを互いに連通させるトンネルと、が設けられた発電セルであって、前記樹脂シール部材は、前記トンネルの内部を流通する前記流体の流通方向と交差する方向に当該トンネルを跨ぐように配置され、前記トンネルは、前記金属セパレータから前記樹脂枠部に向かって突出する凸部と、前記樹脂シール部材が配置されるシール配置面を含む配置部と、を有し、前記シール配置面は、前記凸部の突出方向の端面よりも前記樹脂枠部とは反対方向に位置する、発電セルである。
【0008】
本開示の第2の態様は、第1の態様による発電セルが複数積層された、燃料電池スタックである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、製造コストを抑えつつ流体の漏れを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る燃料電池スタックの分解斜視図である。
図2は、第1金属セパレータの平面図である。
図3は、第2金属セパレータの平面図である。
図4は、冷却媒体導入部の断面斜視説明図である。
図5は、図4のV-V線に沿った断面図である。
図6は、冷却媒体導入部の断面斜視説明図である。
図7は、図6のVII-VII線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
複円環アレーアンテナ
25日前
個人
接触式電気的導通端子
10日前
日星電気株式会社
同軸ケーブル
17日前
オムロン株式会社
入力装置
25日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
25日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
1か月前
株式会社ADEKA
全固体二次電池
2日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
25日前
日本バイリーン株式会社
電極支持体
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
25日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
16日前
個人
安全プラグ安全ソケット
12日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
2日前
オムロン株式会社
電磁継電器
24日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
25日前
TDK株式会社
電子部品
24日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
2日前
マクセル株式会社
配列用マスク
16日前
マクセル株式会社
配列用マスク
16日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
16日前
株式会社ダイヘン
開閉器
16日前
日本無線株式会社
ホーンアンテナ
25日前
ヒューグル開発株式会社
拡張装置
16日前
ローム株式会社
半導体装置
16日前
ホシデン株式会社
多方向入力装置
16日前
ローム株式会社
半導体装置
10日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
3日前
アスザック株式会社
搬送用ハンド
10日前
三菱電機株式会社
端子構造
16日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
24日前
日本無線株式会社
レーダアンテナ
24日前
三菱電機株式会社
半導体装置
3日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
24日前
富士電機株式会社
半導体装置
16日前
三菱電機株式会社
半導体装置
3日前
株式会社ミクニ
電磁アクチュエータ
3日前
続きを見る