TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024154963
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069223
出願日2023-04-20
発明の名称乗物用シート
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類B60N 2/16 20060101AFI20241024BHJP(車両一般)
要約【課題】 必要な剛性を確保しつつ、乗員検知センサとの干渉を回避可能な乗物用シートの一例を開示する。
【解決手段】 リフターリンク51は、第1剛性部A1の上端側に設けられた第1フランジ部51C、及び第2剛性部A2の下端側に設けられた第2フランジ部51Dを備える。これにより、連結部51Aより下方側に配置された乗員検知センサと当該第1フランジ部51Cとが干渉することが回避される。また、リフターリンク51を下向き回転させるモーメントが作用した場合には、脆弱部A3が当該荷重のエネルギーを吸収するように塑性変形する。したがって、当該荷重によって当該リフターリンク51以外の部位(例えば、操作機構)が大きく損傷してしまうことが抑制され得る。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
乗物に搭載される乗物用シートにおいて、
シートクッションの骨格を構成する2本のサイドフレームであって、シート前後方向に延びる2本のサイドフレームと、
前記2本のサイドフレームを連結する連結部材であって、シート幅方向に延びる連結部材と、
前記サイドフレームを昇降変位させるためのリフターリンクであって、長手方向一端側に乗物に直接的又は間接的に回転可能に連結される連結部、及び長手方向他端側に前記連結部材に固定された固定部を有するリフターリンクと、
前記連結部より下方側に配置された乗員検知センサとを具備し、
前記リフターリンクのうち、前記連結部対して予め決められた寸法だけ長手方向他端側にずれた予め決められた範囲を脆弱部とし、当該脆弱部の長手方向一端側を第1剛性部とし、当該脆弱部の長手方向他端側を第2剛性部としたとき、
前記リフターリンクは、
前記第1剛性部の上端側に設けられ、シート幅方向に突出した壁状の第1フランジ部、並びに
前記第2剛性部の上端側及び下端側のうち少なくとも一方の端部側に設けられた第2フランジ部であって、シート幅方向に突出した壁状の第2フランジ部を備える乗物用シート。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記第2フランジ部は、前記第2剛性部の下端側に設けられている請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項3】
前記第1剛性部の少なくとも一部には、板状の第1プレート部であって、板面の法線方向がシート幅方向と略平行な第1プレート部が設けられ、
前記第2剛性部の少なくとも一部には、第1プレート部と略平行な板面を有する第2プレート部であって、当該第1プレート部に対してシート幅方向にずれた第2プレート部が設けられ、
前記脆弱部の少なくとも一部には、前記第1プレート部と前記第2プレート部とを繋ぐ板状の第3プレート部が設けられており、
さらに、前記第3プレート部の法線は、シート前後方向と直交する仮想平面、シート幅方向と直交する仮想平面及び仮想水平面のいずれに対しても交差する請求項1又は2記載の乗物用シート。
【請求項4】
前記第1プレート部と前記第3プレート部との第1境界線、及び前記第2プレート部と前記第3プレート部との第2境界線は、前記リフターリンクの長手方向に対して傾いている請求項3に記載の乗物用シート。
【請求項5】
前記第1境界線の上端は、当該第1境界線の下端より前記固定部側にずれており、
前記第2境界線の上端は、当該第2境界線の下端より前記固定部側にずれている請求項4に記載の乗物用シート。
【請求項6】
前記第1境界線は、前記第2境界線に対して平行である請求項5に記載の乗物用シート。
【請求項7】
前記第3プレート部は、前記第1剛性部及び前記第2剛性部のうち少なくとも一方の剛性部の一部を構成している請求項3に記載の乗物用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、シートクッションを昇降変位させるためのリフターリンクを備える乗物用シートに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載のリフターリンクでは、当該リフターリンクの曲げ剛性を高めるべく、当該リフターリンクの下端側に、長手方向一端側から他端側まで長手方向に沿って連続的に延びる壁状のフランジ部が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-118693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のリフターリンクでは、当該リフターリンクの下端側に連続的に延びるフランジ部が設けられている。このため、乗員検知センサが設けられた乗物用シートでは、シートクッションが最も下方に位置したときに、当該フランジ部と乗員検知センサとが干渉してしまうおそれがある。なお、乗員検知センサとは、例えば、乗員が当該乗物用シートに着席しているか否かを検知することが可能な検知器である。
【0005】
本開示は、上記点に鑑み、必要な剛性を確保しつつ、乗員検知センサとの干渉を回避可能な乗物用シートの一例を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
乗物に搭載される乗物用シートは、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
すなわち、当該構成要件は、シートクッションの骨格を構成する2本のサイドフレーム(42、43)であって、シート前後方向に延びる2本のサイドフレーム(42、43)と、2本のサイドフレーム(42、43)を連結する連結部材(44)であって、シート幅方向に延びる連結部材(44)と、サイドフレーム(42)を昇降変位させるためのリフターリンク(51)であって、長手方向一端側に乗物に直接的又は間接的に回転可能に連結される連結部(51A)、及び長手方向他端側に連結部材(44)に固定された固定部(51B)を有するリフターリンク(51)と、連結部(51A)より下方側に配置された乗員検知センサ(6)とである。
【0007】
そして、リフターリンク(51)は、第1剛性部(A1)の上端側に設けられ、シート幅方向に突出した壁状の第1フランジ部(51C)、並びに第2剛性部(A2)の上端側及び下端側のうち少なくとも一方の端部側に設けられた第2フランジ部(51D)であって、シート幅方向に突出した壁状の第2フランジ部(51D)を備えることが望ましい。
【0008】
なお、脆弱部(A3)とは、リフターリンク(51)のうち連結部(51A)対して予め決められた寸法だけ長手方向他端側にずれた予め決められた範囲をいう。第1剛性部(A1)とは、リフターリンク(51)のうち脆弱部(A3)の長手方向一端側をいう。リフターリンク(51)のうち第2剛性部(A2)とは、脆弱部(A3)の長手方向他端側をいう。
【0009】
そして、当該乗物用シートでは、第1フランジ部(51C)が第1剛性部(A1)の上端側に設けられているので、連結部(51A)より下方側に配置された乗員検知センサ(6)と当該第1フランジ部(51C)とが干渉することが回避される。
【0010】
また、乗物用シートに大きな荷重が作用し、例えば、リフターリンク(51)を下向き回転させるモーメントが作用した場合には、脆弱部(A3)が当該荷重のエネルギーを吸収するように塑性変形する。したがって、当該荷重によって当該リフターリンク(51)以外の部位が大きく損傷してしまうことが抑制され得る。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

トヨタ紡織株式会社
吸着装置
4日前
トヨタ紡織株式会社
シートサイドシールド
13日前
トヨタ紡織株式会社
振動刺激装置及び振動刺激方法
12日前
トヨタ紡織株式会社
乗物用バックドアおよびバックドアパネルに対するバックドアトリムの取付方法
12日前
トヨタ紡織株式会社
表皮材及びその製造方法並びに内装材
4日前
トヨタ車体株式会社
車両用シート装置
4日前
トヨタ紡織株式会社
制御装置、制御システム、および制御方法
4日前
個人
車両
3か月前
個人
飛行自動車
1日前
個人
授乳用車両
1か月前
個人
眼科手術車
1か月前
個人
自動車運転補助装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
18日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
個人
キャンピングトレーラー
2か月前
個人
台車用車輪止め具
1か月前
エムケー精工株式会社
洗車装置
4か月前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
2か月前
個人
謝意シグナル装着車
1か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
株式会社青木製作所
タンクローリ
1か月前
日本精機株式会社
車両用照明装置
5日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
マツダ株式会社
車両
25日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
続きを見る