TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024152183
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066222
出願日2023-04-14
発明の名称電流刺激装置
出願人伊藤超短波株式会社
代理人個人
主分類A61N 1/36 20060101AFI20241018BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】電気刺激信号による治療において自律神経のバランスを整える、高い治療効果を得る電流刺激装置を実現する。
【解決手段】環状または帯状であって手首に装着される本体と、出力電流として電気信号を出力する出力部と、選択されたモードで出力される前記電気信号のパラメータが格納されたメモリと、前記パラメータと設定された振幅に基づいて前記電気信号を出力する波形生成部と、前記波形生成部を制御する制御部と、前記出力された電気信号を供給するための1組の電極と、前記波形生成部及び前記制御部に対して電力を供給する電源部と、前記本体に配置された一対の電極と、を備え、前記電極によって前記電気信号が前記手首に出力する電流刺激装置であって、前記電気信号は、前記電気信号を構成する前記第1から第5までの各電気信号のベース周波数は100Hz~300Hzであることを特徴としている。
【選択図】図3A
特許請求の範囲【請求項1】
環状または帯状であって手首に装着される本体と、
出力電流として電気信号を出力する出力部と、
選択されたモードで出力される前記電気信号のパラメータが格納されたメモリと、
前記パラメータと設定された振幅に基づいて前記電気信号を出力する波形生成部と、
前記電気信号が前記波形生成部により出力される前記治療時間を計測するタイマと、
前記波形生成部を制御する制御部と、
前記出力された電気信号を供給するための1組の電極と、
前記波形生成部及び前記制御部に対して電力を供給する電源部と、
前記本体に配置された一対の電極と、を備え、前記電極によって前記電気信号が前記手首に出力する電流刺激装置であって、
前記電気信号は、第1の時間においてベース信号の振幅がゼロではない第1の振幅から振幅が大きくなる第1の電気信号と、前記第1の電気信号の後に引き続いて出力される電気信号であって前記ベース信号の振幅が第2の時間において第2の振幅を有する第2の電気信号と、前記第2の電気信号の後に引き続いて出力される電気信号であって第3の時間において前記ベース信号の振幅が第3の振幅へ小さくなる第3の電気信号と、前記第3の電気信号の後に引き続いて出力される電気信号であって第4の時間において前記ベース信号の振幅が前記第1の振幅と等しい振幅であって、
前記ベース信号の振幅がゼロではない第4の振幅を有する第4の電気信号を含んで構成される第5の電気信号であるとともに、前記第1の時間乃至前記第4の時間はいずれも事前に決められた値であって、前記第4の電気信号に引き続いて前記第1の電気信号が出力されることで前記治療時間において前記第5の電気信号が連続して出力されることによって構成される電気信号であり、前記電気信号を構成する前記第1から第5までの各電気信号のベース周波数は100Hz~300Hzである電流刺激装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、治療用、リハビリテーション用、検査用、マッサージ用、体調管理、疲労回復、けがの防止、運動後の筋肉や関節などの体のケア、或いは美容用など、経皮的に電気刺激を行う場合に使用される電流刺激装置に関する。
続きを表示(約 4,800 文字)【背景技術】
【0002】
超短波やマイクロ波などの電磁波を使用する治療、低周波や高周波の電流を使用する治療、電位治療、微弱電流による治療、或いは超音波による治療などの物理的なエネルギーを外部から患部等の必要な部分に与えて治療、マッサージ、診断、トレーニング、或いは美容施術を施す所謂物理療法が注目されており、これらを実現する医療機器、診断装置、トレーニング装置、美容機器が数多く実用化されている。本明細書において、治療や美容又は診断に使用される物理エネルギー、例えば低周波や高周波などの交流成分或いは周波数成分を有する電流や電圧、或いは正弦波やパルス、インパルスを総称して、或いはそれぞれを電気信号又はパルスという。さらに治療波、又は電気刺激、或いは電気信号ということもある。さらに電気信号又はパルスは、矩形パルスによるパルス列でも、複合パルスによるパルス列であってもよく、正弦波、三角波、ノコギリ波、或いはインパルス列であってもよい。さらに複数のパルスの相互作用によって生成される合成波も単に電気信号あるいはパルスと称し、正弦波によって生成される合成波も単に電気信号又はパルスという。
【0003】
以後、本明細書において、電気刺激を使用する治療装置、医療機器、マッサージ機、診断装置、トレーニング機器、体調管理や疲労回復などに使用する機器や美容機器を総称して電流刺激装置という。電流刺激装置を使用した、治療、診断、マッサージ、体調管理或いは美容機器による施術など、経皮的に電気刺激を与える行為のそれぞれを、又は当該行為を総称して治療という。電流刺激装置を使用して治療を行う者やマッサージを行う者、電流刺激装置による診断を行う者、或いは電流刺激装置を使用して美容施術を行う者など、電流刺激装置を使用する者を使用者といい、治療を受ける者を患者という。さらに、電気刺激が付与されるまたは治療が施される人体の部位を患部という。従って、特に明示が無い限り、電流刺激装置の記載はマッサージ器や診断機器や美容機器、或いはけがの予防を行う機器を排除するものではないし、患者と記載していても怪我や疾患を持つ者のみを意味しているのではなく、検査を受ける者や美容施術を受ける者を含む。同様に患部と記載していても怪我や疾患のある部分のみを意味しているのではなく、検査する体の一部や美容施術が施される体の一部も示す。従って治療に使用される電気信号は特に明示が無い限り、マッサージ、診断、体調管理や美容の為に使用される電気信号やパルスを排除するものではない。
【0004】
昨今、電流刺激装置は、2対又は3対の電極、即ち4個又は6個の電極を使用して患部を取り囲むように配置してそれぞれの電極対から異なる周波数の電気信号を患部に供給し、体内で干渉波を発生させて治療を行う電流刺激装置が実用されている。干渉波を使用する治療では、患部が体表面から深い部分にあっても有効な治療ができるメリットがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平08―112362号公報
国際公開第2020/175650号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
患部に供給される電気信号は周波数が大きくなると、より深部に届くようになる。ところが高い周波数だと、例えば与えられた筋収縮は起きるが、当然のごとく低周波数の電気信号による効果、例えばマッサージ効果は得られにくくなる。上記特許文献1に記載のような技術では、異なる周波数の電気信号を供給させることにより、電気的な干渉を発生させて低周波と高周波の両方の効果を患部に供給させることができる。ただし、異なる電気信号を別々に患部に供給するために電極として少なくとも2対以上、例えば3対の電極が、即ち4個以上、例えば6個の電極が必要である。このように多数の電極を使用するような構成では所定の位置に所定の順番で正しく電極を配置しないと狙った効果はえられず十分な治療効率は得られない。さらに使用する電極が粘着パッドのような消耗品である場合は治療に関するランニングコストも2倍以上、例えば3倍が必要となり高額な治療費が必要となる場合がある。
【0007】
一方、特許文献2においては、上記特許文献1における課題を解決し、一度に複数の効果が得られる物理療法が実施でき、1対の電極で2対以上の電極を使用する干渉波による治療と同等あるいはそれ以上の治療ができるので治療効率を向上させることができる。さらに使用する電極は1対の電極のみであるので電極の配置や順番を間違えることがなく、電極の配置ミスによる治療効率の低下を誘発しない。さらに慣れの少ない治療が実施できるので、高い治療効果が維持できる電流刺激装置が提供できるが、交換神経と副交感神経のバランスすなわち自律神経のバランスを整える効果を得るためには、治療対象に対して供給する電気信号のパラメータについて具体的な設定値が開示されていないため、治療を行いながら試行錯誤を繰り返し、その都度調整する必要がある。さらに手首への電流刺激により、自律神経を整える以外の効果も期待できるが、これらについても、さらに必要なパラメータについても記載がない。本発明はこれらの課題を解決して、治療効率の高い電流刺激装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題解決を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。即ち、本発明の電流刺激装置は、環状または帯状であって手首に装着される本体と、出力電流として電気信号を出力する出力部と、選択されたモードで出力される前記電気信号のパラメータが格納されたメモリと、前記パラメータと設定された振幅に基づいて前記電気信号を出力する波形生成部と、前記電気信号が前記波形生成部により出力される前記治療時間を計測するタイマと、前記波形生成部を制御する制御部と、前記出力された電気信号を供給するための1組の電極と、前記波形生成部及び前記制御部に対して電力を供給する電源部と、前記本体に配置された一対の電極と、を備え、前記電極によって前記電気信号が前記手首に出力する電流刺激装置であって、前記電気信号は、第1の時間においてベース信号の振幅がゼロではない第1の振幅から振幅が大きくなる第1の電気信号と、前記第1の電気信号の後に引き続いて出力される電気信号であって前記ベース信号の振幅が第2の時間において第2の振幅を有する第2の電気信号と、前記第2の電気信号の後に引き続いて出力される電気信号であって第3の時間において前記ベース信号の振幅が第3の振幅へ小さくなる第3の電気信号と、前記第3の電気信号の後に引き続いて出力される電気信号であって第4の時間において前記ベース信号の振幅が前記第1の振幅と等しい振幅であって、前記ベース信号の振幅がゼロではない第4の振幅を有する第4の電気信号を含んで構成される第5の電気信号であるとともに、前記第1の時間乃至前記第4の時間はいずれも事前に決められた値であって、前記第4の電気信号に引き続いて前記第1の電気信号が出力されることで前記治療時間において前記第5の電気信号が連続して出力されることによって構成される電気信号であり、前記電気信号を構成する前記第1から第5までの各電気信号のベース周波数は100Hz~300Hzであることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、一度に複数の効果が得られる物理療法が実施でき、1対の電極で2対以上の電極を使用する干渉波による治療と同等あるいはそれ以上の治療ができるので治療効率を向上させることができる。さらに使用する電極は1対の電極のみであるので電極の配置や順番を間違えることがなく、電極の配置ミスによる治療効率の低下を誘発しない。さらに慣れの少ない治療が実施できるので、高い治療効率が維持できる。上記に加えて、より効率的に自律神経のバランスを整え、脳・心の疲労回復やリセット、精神のバランスを整える、あるいは行動の集中力・精神安定、不安感の解消などのメンタルヘルス面の改善、睡眠関連の効果(眠気防止、睡眠改善、睡眠障害対応)、アスリートの集中力向上(パフォーマンス向上)、美容における冷え改善、痩身などの効果が期待できる電流刺激装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の電流刺激装置の本体部を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置の制御装置を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
本発明の電流刺激装置で使用する電気信号を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
錠剤撒き器
3か月前
個人
男性用下着
4か月前
個人
歯の掃除具
25日前
個人
穿刺補助具
5か月前
個人
身体牽引装置
1か月前
個人
乗馬テラピー
1か月前
個人
発熱器具
25日前
個人
染毛方法
13日前
個人
動体視力強化装置
1か月前
個人
鼻腔拡張具
3か月前
個人
排便漏れ予防装具
4か月前
個人
磁器治療器
1か月前
株式会社コロナ
脱臭機
3か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
3か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
11日前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
3か月前
株式会社ナカニシ
生検針
1か月前
個人
マウスピース
5か月前
個人
血管硬化度算出方法
1か月前
東レ株式会社
下肢着用具
1か月前
個人
立位姿勢支持具
4日前
株式会社ファンケル
化粧料
2か月前
大正製薬株式会社
内服液剤
1か月前
個人
唾液分泌促進具
1か月前
株式会社ダリヤ
皮膚洗浄剤
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
6か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
株式会社ファンケル
化粧料
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
個人
圧排器具
4か月前
株式会社コーセー
水系組成物
4か月前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
2か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
18日前
続きを見る