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公開番号2024151187
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-24
出願番号2023064382
出願日2023-04-11
発明の名称水系液体化粧料
出願人三菱鉛筆株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/25 20060101AFI20241017BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】穂筆を有する塗布部を備えたアイライナー、アイシャドー、眉毛にラインを描くアイブローなどの塗布具に好適に搭載することができると共に、発色が良く輝度感に優れる水系液体化粧料を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の水系液体化粧料は、少なくとも、(a)下記A群から選ばれる化合物を表面に被覆された板状顔料を0.01~10質量%と、(b)染料と、(c)アクリル系共重合体を固形分量で1~20質量%と、(d)水とを含有し、穂筆から構成される塗布部を有する塗布具に搭載されることを特徴とする。
A群:セルロース、ヘミセルロース、リグニン、キチン、キトサン
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも、(a)下記A群から選ばれる化合物を表面に被覆された板状顔料を0.01~10質量%と、(b)染料と、(c)アクリル系共重合体を固形分量で1~20質量%と、(d)水とを含有し、穂筆から構成される塗布部を有する塗布具に搭載されることを特徴とする水系液体化粧料。
A群:セルロース、ヘミセルロース、リグニン、キチン、キトサン
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
更に増粘剤を含むことを特徴とする請求項1記載の水系液体化粧料。
【請求項3】
前記増粘剤がデキストリン類及び/又は増粘性多糖類であることを特徴とする請求項2記載の水系液体化粧料。
【請求項4】
25℃、ずり速度191.5s
-1
(50rpm)で測定した粘度が15.0mPa・s以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の水系液体化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発色が良く輝度感に優れる水系液体化粧料に関し、更に詳しくは、穂筆を有する塗布部を備えたアイライナー、アイシャド、眉毛にラインを描くアイブローなどの塗布具に好適に使用することができる水系液体化粧料に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、肌や眉毛などの被塗布面上に光輝性の塗膜を形成させようとする水系液体化粧料では、光輝性を発揮する板状顔料(光輝性顔料)を含有することが一般的に行われている。
【0003】
これまでの板状顔料を含有する水系液体化粧料やその塗布具等としては、例えば、
1) 高い輝度を有しつつ、筆ペンタイプのアイライナーとして使用可能な水系化粧料を提供するために、(a)平均粒子径10~100μmの光輝性顔料、(b)アクリル系樹脂エマルション、および(c)シリカ、粘度鉱物、パルミトイルジペプチド、セルロース、セルロースナノファイバーおよびキサンタンガムからなる群から選択される増粘剤を含んでなる水系化粧料であって、前記水系化粧料において、前記成分(c)の含有量が0.1~0.35質量%であり、25℃における粘度が5~30mPa・sである水系化粧料(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
2) 耐摩擦性に優れ、鮮やかな発色と滑らかな書き味を有し、さらに保存安定性が良好な水系アイライナー組成物を提供するために、光輝性顔料、カーボンブラック、微生物由来の多糖類、揮発性アルコール、アクリル酸アルキル共重合体エマルジョンを組み合わせて配合する水系アイライナー組成物(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
3) なめらかにのび広がり、発色、光沢感に優れ化粧効果が高く、肌への付着性が良好で化粧持続性に優れ、かつ保存安定性にも優れる水系メイクアップ化粧料を提供するために、(A)水性アルカリ増粘型ポリマーエマルション、(B)顔料、(C)光輝性粉体、(D)エタノール溶解型皮膜形成剤、(E)アルカリを含有し、上記(B)成分として少なくともカーボンブラックを含有する水系メイクアップ化粧料(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
4) 少ない量の光輝性を有する板状顔料を含有する液体化粧料組成物を穂筆などの塗布部を有する塗布具に充填して、肌などの被塗布面上に塗布しても、板状顔料は重なることなく鮮明な光輝性の塗膜が容易に得られる液体化粧料組成物を提供するために、少なくともセルロース、ヘミセルロース、リグニン、キチン、キトサンの群から選ばれる化合物を表面に被覆された板状顔料を0.01~10質量%と、層状粘土鉱物粒子を0.05~5質量%と、アクリル系共重合体を固形分量で1~20質量%と、水とを含有し、穂筆を有する塗布部を備えた塗布具に充填されることを特徴とする液体化粧料組成物(例えば、特許文献4参照)などが知られている。
【0007】
しかしながら、上記特許文献1~4の板状顔料を含有する水系液体化粧料にあっては、発色などを良くするために顔料や層状の粘度鉱物などを配合すると板状顔料の輝度感を損なうなどの課題がある。一方で、着色板状顔料で発色しようとすると十分な発色が得られないのが現状である。また、板状顔料同士が重なった状態のまま描線上に存在すると、輝度感の低下を招くなどの課題がある。更に、穂筆を有する塗布部を備えた直液式等のアイライナー、アイシャドーなどに上記特許文献1~3の水系液体化粧料を搭載(充填)した場合、吐出が不十分であったり、筆記性(塗布性)が不良となったりするなどの課題が未だあるのが現状であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2022-131500号公報(特許請求の範囲、実施例等)
特開2007-153744号公報(特許請求の範囲、実施例等)
特開2017-114803号公報(特許請求の範囲、実施例等)
特開2021-14412号公報(特許請求の範囲、実施例等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記従来の課題や現状に鑑み、これを解消しようとするものであり、穂筆を有する塗布部を備えたアイライナー、アイシャドー、眉毛にラインを描くアイブローなどの塗布具に好適に搭載することができると共に、発色が良く輝度感に優れる水系液体化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、上記従来の課題等について鋭意検討した結果、少なくとも、特定物性となる化合物を表面に被覆された所定量の板状顔料と、染料と、所定量のアクリル系共重合体と水とをそれぞれ含有せしめ、穂筆から構成される塗布部を備えた塗布具に搭載することにより、上記目的の水系液体化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
(【0011】以降は省略されています)

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