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公開番号
2024150904
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-24
出願番号
2023063937
出願日
2023-04-11
発明の名称
配線基板及びその製造方法
出願人
イビデン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H05K
3/46 20060101AFI20241017BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】パッドとその上の絶縁層との密着強度が従来より高い配線基板の提供を目的とする。
【解決手段】本開示の配線基板は、第1絶縁層と、第1絶縁層の上面を部分的に覆うように形成される第1導電層と、第1導電層を挟んで第1絶縁層上に積層される第2絶縁層と、第2絶縁層の上面を部分的に覆うように形成される第2導電層と、第1導電層と第2絶縁層との密着強度向上のために、第1導電層を被覆する被覆膜と、第1導電層に含まれるパッドと第2導電層とを接続するために、パッドの上面の被覆膜と第2絶縁層とを貫通する貫通孔に形成されるビア導体と、を有する配線基板であって、パッドの上面の二乗平均平方根粗さは0.10μm以上、0.23μm以下であり、パッドと第2絶縁層との間に剥離部が形成され、剥離部は、パッドの上面における貫通孔の外縁から周囲15μm以内に収まっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1絶縁層と、
前記第1絶縁層の上面を部分的に覆うように形成される第1導電層と、
前記第1導電層を挟んで前記第1絶縁層上に積層される第2絶縁層と、
前記第2絶縁層の上面を部分的に覆うように形成される第2導電層と、
前記第1導電層と前記第2絶縁層との密着強度向上のために、前記第1導電層を被覆する被覆膜と、
前記第1導電層に含まれるパッドと前記第2導電層とを接続するために、前記パッドの上面の前記被覆膜と前記第2絶縁層とを貫通する貫通孔に形成されるビア導体と、を有する配線基板であって、
前記パッドの上面の二乗平均平方根粗さは0.10μm以上、0.23μm以下であり、
前記パッドと前記第2絶縁層との間に剥離部が形成され、
前記剥離部は、前記パッドの上面における前記貫通孔の外縁から周囲15μm以内に収まっている。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の配線基板であって、
前記被覆膜の厚さは、0.02~0.5μmである。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の配線基板であって、
前記剥離部は、前記パッドの上面における前記貫通孔の外縁から前記パッドの外縁までの距離の60%以内に収まっている。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の配線基板であって、
前記剥離部に前記ビア導体を構成する導電体が充填されている。
【請求項5】
絶縁層下の第1導電層に含まれるパッドと、前記絶縁層上の第2導電層とがビア導体で接続される配線基板の製造方法であって、
前記第1導電層と前記絶縁層との密着強度向上のために、前記第1導電層が被覆膜で被覆されることと、
前記ビア導体を形成するための貫通孔が前記パッドの上面の前記被覆膜と前記絶縁層とに形成されることと、
前記ビア導体と前記第2導電層とが形成されることと、
前記パッドと前記絶縁層との間に、前記パッドの上面における前記貫通孔の外縁から周囲15μm以内に収まる大きさの剥離部が形成されること、とを含む。
【請求項6】
請求項5に記載の配線基板の製造方法であって、
前記第1導電層に含まれる前記パッドの上面の二乗平均平方根粗さが0.10μm以上、0.23μm以下であることを含む。
【請求項7】
請求項5又は6に記載の配線基板の製造方法であって、
前記被覆膜の形成では、前記被覆膜の厚さが0.02~0.5μmに形成されることを含む。
【請求項8】
請求項5又は6に記載の配線基板の製造方法であって、
前記剥離部に前記ビア導体を構成する導電体が充填されることを含む。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ビア導体を備える配線基板及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の従来の配線基板として、導電層とその上の絶縁層との密着強度向上のために導電層が被覆膜で覆われるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-5646号公報(図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記した従来の配線基板では、絶縁層を貫通するビア導体を、導電層に含まれるパッドに接続するために、パッドの上面の被覆膜に貫通孔が形成される。そして、その貫通孔を起点として絶縁層と導電層との間に剥離部が形成され、その剥離部がパッドの上面から側面にまで達し、パッドとその上の絶縁層との密着強度の低下が問題になっている。そこで、本開示では、パッドとその上の絶縁層との密着強度が従来より高い配線基板の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様の配線基板は、第1絶縁層と、前記第1絶縁層の上面を部分的に覆うように形成される第1導電層と、前記第1導電層を挟んで前記第1絶縁層上に積層される第2絶縁層と、前記第2絶縁層の上面を部分的に覆うように形成される第2導電層と、前記第1導電層と前記第2絶縁層との密着強度向上のために、前記第1導電層を被覆する被覆膜と、前記第1導電層に含まれるパッドと前記第2導電層とを接続するために、前記パッドの上面の前記被覆膜と前記第2絶縁層とを貫通する貫通孔に形成されるビア導体と、を有する配線基板であって、前記パッドの上面の二乗平均平方根粗さは0.10μm以上、0.23μm以下であり、前記パッドと前記第2絶縁層との間に剥離部が形成され、前記剥離部は、前記パッドの上面における前記貫通孔の外縁から周囲15μm以内に収まっている。
【0006】
本開示の一態様の配線基板の製造方法は、絶縁層下の第1導電層に含まれるパッドと、前記絶縁層上の第2導電層とがビア導体で接続される配線基板の製造方法であって、前記第1導電層と前記絶縁層との密着強度向上のために、前記第1導電層が被覆膜で被覆されることと、前記ビア導体を形成するための貫通孔が前記パッドの上面の前記被覆膜と前記絶縁層とに形成されることと、前記ビア導体と前記第2導電層とが形成されることと、前記パッドと前記絶縁層との間に、前記パッドの上面における前記貫通孔の外縁から周囲15μm以内に収まる大きさの剥離部が形成されること、とを含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の一実施形態に係る配線基板の断面図
配線基板の平断面図
配線基板の製造工程を示す断面図
配線基板の製造工程を示す断面図
配線基板の製造工程を示す断面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図5を参照して本開示の一実施形態について説明する。本実施形態の配線基板10は、コア基板の両面に複数の導電層30と複数の絶縁層20とが交互に積層されると共に、最外面にソルダーレジスト層(図示せず)が積層される多層積層基板であって、図1(A)にはそのうちの2つの絶縁層20と2つの導電層30のみが示されている。以下、図1(A)における下側の絶縁層20を第1絶縁層21、上側の絶縁層20を第2絶縁層22と呼ぶこととする。また、導電層30についても同様に、第1導電層31、第2導電層32と呼ぶこととする。
【0009】
第1導電層31及び第2導電層32は、例えば、銅メッキであって、無電解メッキ層30Aと電解メッキ層30Bとから導電体で構成されている。第1導電層31及び第2導電層32には、複数のパッド31P,32Pが含まれている。第2絶縁層22のうち、積層方向で重なるパッド31P,32P同士の間には特許請求の範囲の「貫通孔」に相当するビア33Hが形成され、ビア33H内にパッド31P,32P同士を接続するビア導体33が形成されている。なお、複数のパッド31P,32Pは、例えば、平面視円形に形成され、下方に向かって径が小さくなるビア導体33の中心軸が各パッド31P,32Pの中心を通るように配置されている(図2参照)。
【0010】
本実施形態の配線基板10は、高速伝送基板であって、第1導電層31及び第2導電層32を含む導電層30の表面の面粗度が、表皮効果によるインピーダンスの上昇を抑えるために例えば、0.05~0.2μm程度になっている。また、これら第1導電層31及び第2導電層32を含む導電層30と、その上に積層される第2絶縁層22を含む絶縁層20との密着強度を向上させるために、導電層30が被覆膜40で被覆されている。
(【0011】以降は省略されています)
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