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公開番号2024150600
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2024115420,2022015422
出願日2024-07-19,2022-02-03
発明の名称発光モジュール及びその製造方法
出願人日亜化学工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 33/54 20100101AFI20241016BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】光の取出効率が高い発光モジュール及びその製造方法を提供する。
【解決手段】発光モジュール1の製造方法は、上面21に複数の発光素子30が載置された配線基板20を準備する工程と、光反射性物質42を含む第1樹脂40を、第1樹脂40を配線基板20と発光素子30との間に配置させ、かつ、複数の発光素子30の上面31を第1樹脂40で被覆する工程と、固体の二酸化炭素500を第1樹脂40の上面に吹き付けることにより、発光素子30の上面31の第1樹脂40を除去する工程と、を備える。
【選択図】図6C
特許請求の範囲【請求項1】
上面に複数の発光素子が載置された配線基板を準備する工程と、
光反射性物質を含む第1樹脂を前記配線基板と前記発光素子との間に配置させ、かつ、前記複数の発光素子の上面を前記第1樹脂で被覆する工程と、
固体の二酸化炭素を前記第1樹脂の上面に吹き付けることにより、前記発光素子の上面の前記第1樹脂を除去する工程と、
を備えた発光モジュールの製造方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記除去する工程において、前記発光素子間に配置された前記第1樹脂の上部も除去する請求項1に記載の発光モジュールの製造方法。
【請求項3】
前記被覆する工程は、気体を前記配線基板の上面に吹き付けることにより前記第1樹脂を拡げる工程を含む請求項1または2に記載の発光モジュールの製造方法。
【請求項4】
前記複数の発光素子が載置された領域の形状は、平面視において長方形であり、
前記被覆する工程は、前記領域の長辺以上の幅の開口形状を有するノズルから前記気体を噴射しつつ、前記ノズルを前記領域の短辺が延びる方向に移動させる工程を有する請求項3に記載の発光モジュールの製造方法。
【請求項5】
前記被覆する工程において、前記ノズルを移動させる工程を複数回繰り返す請求項4に記載の発光モジュールの製造方法。
【請求項6】
蛍光体が含有された半硬化状態の第2樹脂を前記複数の発光素子上及び前記第1樹脂上に配置する工程と、
前記第2樹脂を硬化する工程と、
をさらに備えた請求項1~5のいずれか1つに記載の発光モジュールの製造方法。
【請求項7】
配線基板と、
上面と、前記上面と反対側の下面と、前記上面と前記下面との間にある側面とを有し、前記下面が前記配線基板の上面に対向するように、前記配線基板上に載置された複数の発光素子と、
前記配線基板の上面と前記発光素子の下面との間、及び、隣接する前記発光素子の前記側面間に配置され、且つ光反射性物質を含む第1樹脂と、
前記発光素子の上面及び前記第1樹脂の上面を被覆し、蛍光体を含む第2樹脂と、
を備え、
隣接する前記発光素子間の距離は、2μm以上10μm以下であり、
前記第1樹脂における前記光反射性物質の濃度は50質量%以上70質量%以下であり、
隣接する前記発光素子間において、前記第1樹脂の上面は、前記配線基板と前記第2樹脂とが対向する方向において前記発光素子の上面と下面との間に位置し、前記第1樹脂から露出する前記発光素子の前記側面は前記第2樹脂で被覆されている発光モジュール。
【請求項8】
前記発光素子の側面は、前記下面から前記上面に向かって広がるように傾斜している請求項7に記載の発光モジュール。
【請求項9】
前記第1樹脂の上部は、固体の二酸化炭素を吹き付けられて一部が除去された除去面を備える請求項7または8に記載の発光モジュール。
【請求項10】
前記複数の発光素子の数は、5000個以上100000個以下である請求項7~9のいずれか1つに記載の発光モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
実施形態は、発光モジュール及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、1枚の配線基板に多数の発光素子を搭載し、発光素子を個別に制御する発光モジュールが提案されている。このような発光モジュールにおいて、各発光素子の光の取出効率を向上させることが要求されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-74005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態は、光の取出効率が高い発光モジュール及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る発光モジュールの製造方法は、上面に複数の発光素子が載置された配線基板を準備する工程と、前記配線基板の上面における前記複数の発光素子が載置された領域の外側に、光反射性物質を含む第1樹脂を配置する工程と、前記第1樹脂を前記領域に拡げることにより、前記第1樹脂を前記配線基板と前記発光素子との間に配置させ、かつ、前記複数の発光素子の上面を前記第1樹脂で被覆する工程と、固体の二酸化炭素を前記第1樹脂の上面に吹き付けることにより、前記発光素子の上面の前記第1樹脂を除去する工程と、を備える。
【0006】
実施形態に係る発光モジュールは、配線基板と、前記配線基板上に載置された複数の発光素子と、光反射性物質を含む第1樹脂と、前記発光素子の上面及び前記第1樹脂の上面を被覆し、蛍光体を含む第2樹脂と、を備える。前記発光素子は、上面と、前記上面と反対側の下面と、前記上面と前記下面との間であって前記下面から前記上面に向かって広がるように傾斜する側面とを有する。前記発光素子の下面が前記配線基板の上面に対向する。前記第1樹脂は、前記配線基板の上面と前記発光素子の下面との間、及び、隣接する前記発光素子の前記側面間に配置されている。隣接する前記発光素子間において、前記第1樹脂の上面は、前記配線基板から前記第2樹脂に向かう方向において前記発光素子の上面と下面との間に位置する。前記第1樹脂から露出する前記発光素子の前記側面は前記第2樹脂で被覆されている。
【発明の効果】
【0007】
実施形態によれば、光の取出効率が高い発光モジュール及びその製造方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る発光モジュールを示す斜め上側から見た斜視図である。
図2は、実施形態に係る発光モジュールを示す斜め下側から見た斜視図である。
図3は、図1の領域IIIを示す拡大平面図である。
図4は、図1に示すIV-IV線による断面図である。
図5Aは、図4の領域VAを示す拡大断面図である。
図5Bは、図5Aの領域VBを示す拡大断面図である。
図6Aは、実施形態に係る発光モジュールの製造方法を示す断面図である。
図6Bは、実施形態に係る発光モジュールの製造方法を示す断面図である。
図6Cは、実施形態に係る発光モジュールの製造方法を示す断面図である。
図7Aは、実施形態に係る発光モジュールの製造方法を示す断面図である。
図7Bは、実施形態に係る発光モジュールの製造方法を示す断面図である。
図7Cは、実施形態に係る発光モジュールの製造方法を示す断面図である。
図8Aは、実施形態に係る発光モジュールの製造方法を示す平面図である。
図8Bは、実施形態に係る発光モジュールの製造方法を示す平面図である。
図9は、実施形態において使用するノズルを示す斜視図である。
図10Aは、実施形態に係る発光モジュールの製造方法を示す拡大断面図である。
図10Bは、実施形態に係る発光モジュールの製造方法を示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。各図面は、実施形態を模式的に示したものであるため、各部材のサイズ、間隔若しくは位置関係などが誇張、部材の一部の図示が省略、又は、断面図として切断面のみを示す端面図を用いる場合がある。なお、各図面中、同じ構成には同じ符号を付している。
【0010】
<構成>
先ず、実施形態に係る発光モジュールの構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る発光モジュールを示す斜め上側から見た斜視図である。
図2は、本実施形態に係る発光モジュールを示す斜め下側から見た斜視図である。
図3は、図1の領域IIIを示す拡大平面図である。
図4は、図1に示すIV-IV線による断面図である。
図5Aは、図4の領域VAを示す拡大断面図である。
図5Bは、図5Aの領域VBを示す拡大断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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