TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024148032
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023060912
出願日2023-04-04
発明の名称工事計画生成システム及び工事計画生成方法
出願人鹿島建設株式会社,株式会社イリア
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 50/08 20120101AFI20241009BHJP(計算;計数)
要約【課題】 適切な工事計画を生成する。
【解決手段】 工事計画生成システム10は、工事に用いられる建材の単位量あたりの、当該建材を用いた工事からの時間経過に応じた当該建材から生じる臭気の人の嗅覚による単位指標値を取得する単位指標値取得部11と、工事に用いられる建材の量を含む、工事の条件を示す条件情報を取得する条件情報取得部12と、取得された単位指標値及び条件情報から、建材を用いた工事を行った場合に、現場に生じる時系列の臭気の指標値を予測する予測部13と、予測された時系列の臭気の指標値に基づいて、工事計画を生成する工事計画生成部14とを備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
工事に用いられる建材の単位量あたりの、当該建材を用いた工事からの時間経過に応じた当該建材から生じる臭気の人の嗅覚による単位指標値を取得する単位指標値取得手段と、
工事に用いられる前記建材の量を含む、工事の条件を示す条件情報を取得する条件情報取得手段と、
前記単位指標値取得手段によって取得された単位指標値、及び前記条件情報取得手段によって取得された条件情報から、前記建材を用いた工事を行った場合に、現場に生じる時系列の臭気の指標値を予測する予測手段と、
前記予測手段によって予測された時系列の臭気の指標値に基づいて、工事計画を生成する工事計画生成手段と、
を備える工事計画生成システム。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記単位指標値取得手段は、所定の換気を行った場合の単位指標値を取得し、
前記条件情報取得手段は、換気に係る情報を含む条件情報を取得する請求項1に記載の工事計画生成システム。
【請求項3】
前記工事計画生成手段は、前記予測手段によって予測された時系列の臭気の指標値と、予め設定した閾値とを比較して、工事計画を生成する請求項1又は2に記載の工事計画生成システム。
【請求項4】
前記工事計画生成手段は、前記工事計画として、工事を行う建物を利用者に利用可能にする時期を算出する請求項1又は2に記載の工事計画生成システム。
【請求項5】
前記工事計画生成手段は、前記工事計画として、工事に用いる建材の種類の候補を決定する請求項1又は2に記載の工事計画生成システム。
【請求項6】
前記工事計画生成手段は、前記工事計画として、工事の際の換気について決定する請求項1又は2に記載の工事計画生成システム。
【請求項7】
前記条件情報取得手段は、工事の際に工事による臭気の影響を及ぼす領域全体に対する工事対象の領域を示す情報を含む条件情報を取得する請求項1又は2に記載の工事計画生成システム。
【請求項8】
工事計画生成システムの動作方法である工事計画生成方法であって、
工事に用いられる建材の単位量あたりの、当該建材を用いた工事からの時間経過に応じた当該建材から生じる臭気の人の嗅覚による単位指標値を取得する単位指標値取得ステップと、
工事に用いられる前記建材の量を含む、工事の条件を示す条件情報を取得する条件情報取得ステップと、
前記単位指標値取得ステップにおいて取得された単位指標値、及び前記条件情報取得ステップにおいて取得された条件情報から、前記建材を用いた工事を行った場合に、現場に生じる時系列の臭気の指標値を予測する予測ステップと、
前記予測ステップにおいて予測された時系列の臭気の指標値に基づいて、工事計画を生成する工事計画生成ステップと、
を含む工事計画生成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、工事計画を生成する工事計画生成システム及び工事計画生成方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、建物を構成する資材から放散されるVOC(揮発性有機化合物)の建物内の濃度を予測することが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7089924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
昨今、建物の改修工事の需要が高まっており、建物を利用しながら改修工事を行う「居ながら改修工事」の割合が多くなっている。居ながら改修工事では、建物の利用に係る生産性又は売り上げを確保しながら改修工事を行うことができるというメリットがある。しかし、居ながら改修工事における内装工事では、塗料及び化粧ボードに使用するプライマー等の建材から発生する臭気が問題となることが多く、利用者からのクレームにつながることがある。
【0005】
この問題を防止するためには、建物の利用者が改修工事を行う施工室の利用を開始し得る時期(供用開始時期)、使用する建材の設定及び施工中の換気計画等の工事計画(施工計画)を適切に立案する必要がある。即ち、工事中及び工事後の建物利用者に配慮した工事計画を立案する必要がある。
【0006】
VOC濃度は臭気に影響を及ぼすため、工事計画の立案に特許文献1に示されるVOC濃度の予測方法を利用することが考えられる。しかしながら、VOCの種類によっては、低濃度でもにおいを強く感じるもの、及び高濃度でもにおいを弱く感じるものがある。そのため、VOC濃度のみでは、建物から発生した臭気に対して人が容認できるレベルであるかを判断することができない。従って、工事計画の立案に、単に特許文献1に示されるVOC濃度の予測方法を利用するだけでは、必ずしも工事計画を適切に立案することはできない。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、適切な工事計画を生成することができる工事計画生成システム及び工事計画生成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明に係る工事計画生成システムは、工事に用いられる建材の単位量あたりの、当該建材を用いた工事からの時間経過に応じた当該建材から生じる臭気の人の嗅覚による単位指標値を取得する単位指標値取得手段と、工事に用いられる建材の量を含む、工事の条件を示す条件情報を取得する条件情報取得手段と、単位指標値取得手段によって取得された単位指標値、及び条件情報取得手段によって取得された条件情報から、建材を用いた工事を行った場合に、現場に生じる時系列の臭気の指標値を予測する予測手段と、予測手段によって予測された時系列の臭気の指標値に基づいて、工事計画を生成する工事計画生成手段と、を備える。
【0009】
本発明に係る工事計画生成システムでは、人の嗅覚による単位指標値及び条件情報から現場に生じる時系列の臭気の指標値が予測されて、予測された指標値に基づいて、工事計画が生成される。従って、工事により発生する臭気がより適切に考慮されて、工事計画が生成される。このように本発明に係る工事計画生成システムによれば、適切な工事計画を生成することができる。
【0010】
単位指標値取得手段は、所定の換気を行った場合の単位指標値を取得し、条件情報取得手段は、換気に係る情報を含む条件情報を取得することとしてもよい。この構成によれば、換気を考慮した適切な工事計画を生成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

鹿島建設株式会社
処分構造
4日前
鹿島建設株式会社
摩擦ダンパ
25日前
鹿島建設株式会社
管理システム
1か月前
鹿島建設株式会社
リスク評価方法
25日前
鹿島建設株式会社
火災分析装置およびプログラム
4日前
住友電気工業株式会社
定着具
5日前
鹿島建設株式会社
回転掘削機の掘削土性状測定装置
25日前
鹿島建設株式会社
梁接合構造及び梁接合構造の性能向上方法
12日前
鹿島建設株式会社
状態量計測装置、状態量計測方法及び状態量計測プログラム
5日前
鹿島建設株式会社
廃棄物への二酸化炭素の固定化システム及び廃棄物の処理方法
5日前
鹿島建設株式会社
床版架け替え方法
5日前
株式会社IHIプラント
低温地上式液化ガスタンク、低温地上式液化ガスタンクの構築方法
4日前
個人
認証システム
12日前
個人
マウス用テーブル
1か月前
個人
保証金管理システム
6日前
個人
鑑定証明システム
12日前
アズビル株式会社
防爆装置
1か月前
個人
人的価値発掘システム
1か月前
個人
業界地図作成システム
1か月前
株式会社宗建
SNSサーバー
1か月前
株式会社セガフェイブ
遊戯機
1か月前
キヤノン電子株式会社
情報処理装置
1か月前
株式会社MRC
集客システム
6日前
個人
技術マッチングシステム
18日前
株式会社ネットブリッジ
展示販売装置
13日前
トヨタ自動車株式会社
分析装置
6日前
個人
選択操作音声出力システム
1か月前
キヤノン株式会社
印刷管理装置
4日前
株式会社ジール
文章の分析装置
1か月前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
27日前
個人
配送システムおよび同包箱
1か月前
ミサワホーム株式会社
管理装置
1か月前
ミサワホーム株式会社
システム
1か月前
個人
動作のデザイン評価の方法及び装置
1か月前
アスエネ株式会社
森林管理の方法
1か月前
ミサワホーム株式会社
プログラム
12日前
続きを見る