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公開番号2024146642
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059669
出願日2023-03-31
発明の名称歯車加工装置及び歯車加工方法
出願人株式会社 神崎高級工機製作所
代理人個人
主分類B23F 5/20 20060101AFI20241004BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】交差角が小さくても、被加工歯車を適切に加工することができる、歯車加工装置及び歯車加工方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る歯車加工装置は、被加工歯車を支持するワーク支持ユニットと、被加工歯車に噛合する内歯車状の工具を支持する工具支持ユニットと、を備え、前記ワーク支持ユニットは、環状のハウジングと、前記ハウジングの内周側に回転自在に配置される環状の工具支持体と、前記工具支持体の内周側に取り付けられる、前記工具と、前記工具の回転軸と前記被加工歯車の回転軸との交差角を形成するために、前記ハウジングを前記ワーク支持ユニットに対して相対的に回転させる回転機構と、を備え、前記工具の回転速度が1500rmp以上、前記交差角が8°未満で、前記被加工歯車の加工を行うように構成されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
被加工歯車を支持するワーク支持ユニットと、
被加工歯車に噛合する内歯車状の工具を支持する工具支持ユニットと、
を備え、
前記ワーク支持ユニットは、
環状のハウジングと、
前記ハウジングの内周側に回転自在に取り付けられる、前記工具と、
前記工具の回転軸と前記被加工歯車の回転軸との交差角を形成するために、前記ハウジングを前記ワーク支持ユニットに対して相対的に回転させる回転機構と、
を備え、
前記工具の回転速度が1500rmp以上、前記交差角が8°未満で、前記被加工歯車の加工を行うように構成されている、歯車加工装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記工具の回転速度が2000rmp以上、前記交差角が6°以下で、前記被加工歯車の加工を行うように構成されている、請求項1に記載の歯車加工装置。
【請求項3】
前記工具と前記被加工歯車との相対すべり速度が、2.0m/s以上である、請求項1または2に記載の歯車加工装置。
【請求項4】
前記工具の外径が500mm以下である、請求項1または2に記載の歯車加工装置。
【請求項5】
被加工歯車を支持するワーク支持ユニットと、被加工歯車に噛合する内歯車状の工具を支持する工具支持ユニットと、を備える歯車加工装置による歯車加工方法であって、
前記工具の回転軸と前記被加工歯車の回転軸との交差角を8°未満に設定するステップと、
前記交差角における、前記工具と前記被加工歯車との相対すべり速度が所定速度以上となるように、前記工具の回転速度を1500rmp以上に設定するステップと、
前記被加工歯車を前記工具によって加工するステップと、
を備えている、歯車加工方法。
【請求項6】
前記工具の回転速度を2000rmp以上、前記交差角を6°以下に設定する、請求項5に記載の歯車加工方法。
【請求項7】
前記工具と前記被加工歯車との相対すべり速度が、2.0m/s以上となるように、前記工具の回転速度を1500rmp以上に設定する、請求項5または6に記載の歯車加工方法。
【請求項8】
前記工具の外径が500mm以下である、請求項5または6に記載の歯車加工装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、歯車加工装置及び歯車加工方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、歯車に対する仕上げ加工として、例えばホーニング加工が知られている。これらの加工においては、加工対象となるワーク(被加工歯車)と砥石用歯車とを互いに噛み合わせた状態で、回転させて仕上げ加工を行っている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ホーニング加工を行う歯車加工装置が記載されている。この装置では、加工対象となる歯車は、一対の固定具により軸方向の両端から挟むことで支持されており、この歯車を内歯車状の工具を有する環状の工具に噛み合わせる。そして、この状態で工具と歯車とを連れ周り回転させることにより、歯車の仕上げを行っている。
【0004】
また、ワークを加工するためには、ワークの回転軸と工具の回転軸とが交差するように交差角を形成する必要がある。そのために、工具は、直径方向に延びる軸周りに回転するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-18080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、近年は、加工対象となる歯車が多岐に亘り、例えば、複数の歯車が共通の回転軸で連結された多段ギアの加工が行われている。このような多段ギアを加工する際には、一方の歯車を加工中に工具が他方の歯車に干渉しないようにしなければならない。そのためには、交差角を小さくする必要があるが、交差角を小さくすると、加工のために必要な相対すべり速度を得ることができないおそれがあり、それによって被加工歯車を適切に加工できない可能性があった。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、交差角が小さくても、被加工歯車を適切に加工することができる、歯車加工装置及び歯車加工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の観点に係る歯車加工装置は、被加工歯車を支持するワーク支持ユニットと、被加工歯車に噛合する内歯車状の工具を支持する工具支持ユニットと、を備え、前記ワーク支持ユニットは、環状のハウジングと、前記ハウジングの内周側に回転自在に配置される環状の工具支持体と、前記工具支持体の内周側に取り付けられる、前記工具と、前記工具の回転軸と前記被加工歯車の回転軸との交差角を形成するために、前記ハウジングを前記ワーク支持ユニットに対して相対的に回転させる回転機構と、を備え、前記工具の回転速度が1500rmp以上、前記交差角が8°未満で、前記被加工歯車の加工を行うように構成されている。
【0008】
本発明の第2の観点に係る歯車加工装置は、上記第1の観点に係る歯車加工装置において、前記工具の回転速度が2000rmp以上、前記交差角が6°以下で、前記被加工歯車の加工を行うように構成されている。
【0009】
本発明の第3の観点に係る歯車加工装置は、上記第1または第2の観点に係る歯車加工装置において、前記工具と前記被加工歯車との相対すべり速度が、3.5m/s以上である。
【0010】
本発明の第4の観点に係る歯車加工装置は、上記第1から第3のいずれかの観点に係る歯車加工装置において、前記工具の外径が500mm以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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