TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024146481
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059400
出願日2023-03-31
発明の名称ロータリバルブ
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類A61H 7/00 20060101AFI20241004BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ロータリバルブは、空気袋の膨張時における圧力を容易に変更できる。
【解決手段】ロータリバルブ30は、第2空気室SP2の圧力の増大に伴って上昇する一方で第2空気室SP2の圧力の減少に伴って下降するセンターピストン130と、センターピストン130を付勢する第2スプリング242と、センターピストン130とともに第2スプリング242を圧縮する圧力調整部140と、を備える。圧力調整部140は、第1調整位置及び第1調整位置よりも下方の第2調整位置の間を変位する。
【選択図】図24
特許請求の範囲【請求項1】
複数の空気袋に対する空気の供給態様を切り換えることにより、前記複数の空気袋を順番に膨張及び収縮させるロータリバルブであって、
ポンプから空気が供給される空気室を有するロアケースと、
下流端が前記複数の空気袋にそれぞれ接続される複数の接続流路と、前記複数の接続流路の上流端が開口する開口面と、を有し、前記ロアケースの上部に積層されるアッパケースと、
前記ロアケースに収容され、前記空気室の圧力の増大に伴って上昇する一方で前記空気室の圧力の減少に伴って下降するセンターピストンと、
前記ロアケースに収容される圧力調整部と、
前記ロアケースに収容され、上下方向において、前記圧力調整部と前記センターピストンとに圧縮されるピストンスプリングと、
前記アッパケースに収容され、前記空気室に接続される内部流路を有するロータリであって、前記センターピストンの上昇及び下降に応じて、前記アッパケースの前記開口面に接した状態で上下方向に延びる軸線回りに回転することにより、前記内部流路に接続する前記接続流路を順番に切り換えるロータリと、を備え、
前記ロータリの前記内部流路は、前記センターピストンの上昇に伴って外気に接続され、前記センターピストンの下降に伴って外気と遮断され、
前記圧力調整部は、第1調整位置及び前記第1調整位置よりも下方の第2調整位置の間を変位する
ロータリバルブ。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記ロアケースは、前記圧力調整部の上下方向に延びる軸線回りの回転運動を上下方向における直線運動に変換する案内部を有し、
前記圧力調整部は、前記案内部に対して回転することにより、前記第1調整位置及び前記第2調整位置の間を変位する
請求項1に記載のロータリバルブ。
【請求項3】
前記ロアケースの前記案内部は、第1規制面と、前記第1規制面よりも下方に位置する第2規制面と、前記第1規制面及び前記第2規制面を接続し、前記圧力調整部の回転方向と上下方向との両方向に対して傾く案内面と、を有し、
前記圧力調整部は、前記第1規制面、前記第2規制面及び前記案内面のうち少なくとも前記案内面と摺動する摺動部を有し、前記摺動部が前記第1規制面に接するときに前記第1調整位置に配置され、前記摺動部が前記第2規制面に接するときに前記第2調整位置に配置される
請求項2に記載のロータリバルブ。
【請求項4】
前記ロアケースの前記案内部において、前記第2規制面は、前記案内面の最下端よりも上方に位置している
請求項3に記載のロータリバルブ。
【請求項5】
前記圧力調整部は、上下方向と交差する方向に延びる操作レバーを有し、
前記操作レバーは、前記ロアケースを貫通している
請求項1~請求項4の何れか一項に記載のロータリバルブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータリバルブに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、着座するユーザの身体をマッサージするマッサージシートが記載されている。マッサージシートは、シートクッション及びシートバックに内蔵される複数の空気袋と、複数の空気袋に対する給気状態及び排気状態を切り換えるロータリバルブと、複数の空気袋に対する空気の供給源となるポンプと、を備える。
【0003】
ロータリバルブは、コア体と、ピストンと、カム体と、バルブ体と、アッパケースと、第1スプリング及び第2スプリングと、を備える。
コア体は、ピストンを昇降可能に支持するとともに、カム体を昇降可能かつ回転可能に支持している。コア体とピストンとの間にはポンプから供給される空気が流入する空気室が存在している。ピストンは、第1スプリングによって、下降方向に付勢されている。ピストンは、空気室の内圧の増大に伴いコア体に対して上昇し、空気室の内圧の減少に伴いコア体に対して下降する。カム体は、ピストンが上昇するときにピストンとともに上昇し、ピストンが下降するときにピストンとともに下降する。カム体は、上下方向における位置が基準位置よりも上方である場合には、上昇及び下降に伴い回転するが、上下方向における位置が基準位置よりも下方である場合には、上昇及び下降に伴い回転しない。バルブ体は、上下方向における位置が変化しないように、第2スプリングによって、アッパケースに押し付けられている。バルブ体は、空気を流出させる給気路及び排気路を有する。バルブ体は、カム体が回転するときにカム体とともに回転する。バルブ体には、コア体を介して、ポンプから空気が供給される。アッパケースは、同心円上に等間隔に並ぶ複数の連通孔を有する。複数の連通孔は、複数のホースを介して、複数の空気袋にそれぞれ接続されている。
【0004】
ポンプからロータリバルブに空気が供給されると、空気室の内圧が増大することによって、ピストンがカム体とともに上昇する。また、バルブ体の給気路及びアッパケースの連通孔を介して、当該連通孔に対応する空気袋に空気が供給される。つまり、複数の空気袋のうちの1つの空気袋が膨張する。その後、空気室の内圧の増大に伴い、ピストンとともに上昇するカム体の位置が基準位置を超えると、カム体がバルブ体とともに回転し始める。すると、バルブ体の給気路及び排気路とアッパケースの連通孔とを介して、当該連通孔に対応する空気袋が外気に接続される。つまり、膨張していた1つの空気袋が収縮する。また、空気室も外気に接続されるため、空気室の内圧も減少する。その結果、ピストンがカム体とともに下降する。カム体が下降するときには、カム体の上下方向における位置が基準位置よりも上方にあるため、カム体はバルブ体とともに回転を継続する。すると、バルブ体の給気路は、アッパケースの次の連通孔を介して、次の空気袋に接続する。このとき、バルブ体の給気路は排気路を介して外気に接続されなくなる。つまり、空気室も外気に接続されなくなる。
【0005】
こうして、ロータリバルブは、ポンプから継続的に給気されることにより、バルブ体を回転させる。そして、ロータリバルブは、バルブ体の回転位置に応じて、1つの空気袋に対する給気状態及び排気状態を切り換えることにより、1つの空気袋を膨張させた後に収縮させる。さらに、ロータリバルブは、1つの空気袋を膨張及び収縮させた後は、次の1つの空気袋を膨張及び収縮させる。こうして、ロータリバルブは、ポンプの駆動が継続されている状況下において、膨張及び収縮させる空気袋を順番に切り換える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-15048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のようなマッサージシートにおいて、空気袋がユーザの身体を押す力は空気袋の圧力に比例する。そして、空気袋の圧力は、空気袋に対する給気量に比例する。さらに、空気袋に対する給気量は、ピストンの上昇を妨げる第1スプリングのばね定数に比例する。この点で、上記のようなロータリバルブは、空気袋がユーザの身体を押す力を容易に変更できない。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
[態様1]複数の空気袋に対する空気の供給態様を切り換えることにより、前記複数の空気袋を順番に膨張及び収縮させるロータリバルブであって、ポンプから空気が供給される空気室を有するロアケースと、下流端が前記複数の空気袋にそれぞれ接続される複数の接続流路と、前記複数の接続流路の上流端が開口する開口面と、を有し、前記ロアケースの上部に積層されるアッパケースと、前記ロアケースに収容され、前記空気室の圧力の増大に伴って上昇する一方で前記空気室の圧力の減少に伴って下降するセンターピストンと、前記ロアケースに収容される圧力調整部と、前記ロアケースに収容され、上下方向において、前記圧力調整部と前記センターピストンとに圧縮されるピストンスプリングと、前記アッパケースに収容され、前記空気室に接続される内部流路を有するロータリであって、前記センターピストンの上昇及び下降に応じて、前記アッパケースの前記開口面に接した状態で上下方向に延びる軸線回りに回転することにより、前記内部流路に接続する前記接続流路を順番に切り換えるロータリと、を備え、前記ロータリの内部流路は、前記センターピストンの上昇に伴って外気に接続され、前記センターピストンの下降に伴って外気と遮断され、前記圧力調整部は、第1調整位置及び前記第1調整位置よりも下方の第2調整位置の間を変位する。
【0009】
ロータリバルブは、空気室の圧力の増減に伴うセンターピストンの上下動に応じて、ロータリを回転させる。そして、ロータリバルブは、ロータリの回転により、ロータリの内部流路を接続させるアッパケースの接続流路を順番に切り換える。こうして、ロータリバルブは、空気の供給対象となる空気袋を順番に切り換えることで、複数の空気袋を順番に膨張及び収縮させる。また、センターピストンの上昇時には、ロータリの内部流路が外気に接続されるまで、空気室の圧力が増大可能となる。一方、センターピストンの下降時には、ロータリの内部流路が外気に接続されなくなるまで、空気室の圧力が増大不能となる。
【0010】
圧力調整部が第2調整位置に位置する場合には第1調整位置に位置する場合よりも、圧力調整部とセンターピストンとの間隔が狭くなる。このため、圧力調整部が第2調整位置に位置する場合には第1調整位置に位置する場合よりも、ピストンスプリングが大きく圧縮される。したがって、圧力調整部が第2調整位置に位置する場合には第1調整位置に位置する場合よりも、センターピストンを上方に押す力を大きくしなければ、ロータリの内部流路を外気に接続できる位置までセンターピストンを上昇できない。言い換えれば、圧力調整部が第2調整位置に位置する場合には第1調整位置に位置する場合よりも、ロータリの内部流路が外気に接続されるタイミングにおける空気室の圧力が高くなる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
男性用下着
3か月前
個人
穿刺補助具
3か月前
個人
錠剤撒き器
1か月前
個人
入れ歯
5か月前
個人
聴診器
5か月前
個人
蓋付きしびん
5か月前
個人
介護浴槽
5か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
1か月前
株式会社コロナ
脱臭機
1か月前
個人
入浴介護補助装置
5か月前
個人
排便漏れ予防装具
3か月前
個人
鼻腔拡張具
1か月前
個人
血管硬化度算出方法
7日前
個人
スプレー式目薬容器
5か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
1か月前
個人
マウスピース
3か月前
個人
座椅子脱着式車椅子
5か月前
個人
唾液分泌促進具
2日前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
3日前
株式会社ニデック
眼科装置
14日前
株式会社ニデック
眼科装置
3日前
株式会社ファンケル
化粧料
18日前
個人
圧排器具
3か月前
株式会社ダリヤ
皮膚洗浄剤
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
株式会社八光
分岐管コネクタ
4か月前
株式会社コーセー
粉末化粧料
4か月前
個人
口腔用器具
5か月前
株式会社トクヤマ
唇用化粧料
3か月前
株式会社ノエビア
皮膚外用剤
5か月前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
18日前
クラシエ株式会社
毛髪化粧料
4か月前
株式会社コーセー
香料組成物
3か月前
株式会社ダリヤ
染毛剤組成物
1か月前
続きを見る