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公開番号2024146479
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059398
出願日2023-03-31
発明の名称ロータリバルブ
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類A61H 7/00 20060101AFI20241004BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ロータリを付勢するロータリスプリングがロータリの回転に影響を与えることを抑制できるロータリバルブを提供する。
【解決手段】ロータリバルブ30は、複数の空気袋にそれぞれ接続される複数の接続流路を有するアッパケースと、アッパケースの複数の接続流路が開口する開口面81aに接した状態で上下方向Zに延びる軸線回りに回転することにより、内部流路186に接続する接続流路を順番に切り換えるロータリ180と、アッパケースに収容される第3スプリング243と、第3スプリング243の復元力によって、ロータリ180をアッパケースの開口面81aに押し付ける押圧部170と、を備える。押圧部170は、上下方向Zに延びる軸線回りの回転が規制されている。
【選択図】図24
特許請求の範囲【請求項1】
複数の空気袋に対する空気の供給態様を切り換えることにより、前記複数の空気袋を順番に膨張及び収縮させるロータリバルブであって、
ポンプから空気が供給される空気室を有するロアケースと、
下流端が前記複数の空気袋にそれぞれ接続される複数の接続流路と、前記複数の接続流路の上流端が開口する開口面と、を有し、前記ロアケースの上部に積層されるアッパケースと、
前記アッパケースに収容され、前記空気室に接続される内部流路を有するロータリであって、前記空気室の圧力の増大及び減少に応じて、前記アッパケースの前記開口面に接した状態で上下方向に延びる軸線回りに回転することにより、前記内部流路に接続する前記接続流路を順番に切り換えるロータリと、
前記アッパケースに圧縮される状態で収容されるロータリスプリングと、
前記アッパケースの内部であって、前記ロータリと前記ロータリスプリングとの上下方向における間に配置され、前記ロータリスプリングの復元力によって、前記ロータリを前記アッパケースの前記開口面に押し付ける押圧部と、を備え、
前記押圧部は、上下方向に延びる軸線回りの回転が規制されている
ロータリバルブ。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記押圧部は、上方に突出し、前記ロータリと摺動する摺動突起を有する
請求項1に記載のロータリバルブ。
【請求項3】
前記摺動突起は、前記ロータリの回転方向に対して、一様な断面形状を有する
請求項2に記載のロータリバルブ。
【請求項4】
前記押圧部は、上下方向と交差する方向に延びる延設部を有し、
前記アッパケースは、前記延設部に接触することにより、前記押圧部の上下方向に延びる軸線回りの回転を規制する回転規制部を有する
請求項1~請求項3の何れか一項に記載のロータリバルブ。
【請求項5】
前記回転規制部は、貫通孔であり、
前記延設部は、前記貫通孔を通過している
請求項4に記載のロータリバルブ。
【請求項6】
前記アッパケースは、前記押圧部とともに前記ロータリスプリングを上下方向に圧縮するアッパガイドを有し、
前記延設部の先端部は、前記アッパガイドに係止可能な爪状をなしている
請求項5に記載のロータリバルブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータリバルブに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、着座するユーザの身体をマッサージするマッサージシートが記載されている。マッサージシートは、シートクッション及びシートバックに内蔵される複数の空気袋と、複数の空気袋に対する給気状態及び排気状態を切り換えるロータリバルブと、複数の空気袋に対する空気の供給源となるポンプと、を備える。
【0003】
ロータリバルブは、コア体と、ピストンと、カム体と、バルブ体と、アッパケースと、第1スプリング及び第2スプリングと、を備える。
コア体は、ピストンを昇降可能に支持するとともに、カム体を昇降可能かつ回転可能に支持している。コア体とピストンとの間にはポンプから供給される空気が流入する空気室が存在している。ピストンは、第1スプリングによって、下降方向に付勢されている。ピストンは、空気室の内圧の増大に伴いコア体に対して上昇し、空気室の内圧の減少に伴いコア体に対して下降する。カム体は、ピストンが上昇するときにピストンとともに上昇し、ピストンが下降するときにピストンとともに下降する。カム体は、上下方向における位置が基準位置よりも上方である場合には、上昇及び下降に伴い回転するが、上下方向における位置が基準位置よりも下方である場合には、上昇及び下降に伴い回転しない。バルブ体は、上下方向における位置が変化しないように、第2スプリングによって、アッパケースに押し付けられている。バルブ体は、空気を流出させる給気路及び排気路を有する。バルブ体は、カム体が回転するときにカム体とともに回転する。バルブ体には、コア体を介して、ポンプから空気が供給される。アッパケースは、同心円上に等間隔に並ぶ複数の連通孔を有する。複数の連通孔は、複数のホースを介して、複数の空気袋にそれぞれ接続されている。
【0004】
ポンプからロータリバルブに空気が供給されると、空気室の内圧が増大することによって、ピストンがカム体とともに上昇する。また、バルブ体の給気路及びアッパケースの連通孔を介して、当該連通孔に対応する空気袋に空気が供給される。つまり、複数の空気袋のうちの1つの空気袋が膨張する。その後、空気室の内圧の増大に伴い、ピストンとともに上昇するカム体の位置が基準位置を超えると、カム体がバルブ体とともに回転し始める。すると、バルブ体の給気路及び排気路とアッパケースの連通孔とを介して、当該連通孔に対応する空気袋が外気に接続される。つまり、膨張していた1つの空気袋が収縮する。また、空気室も外気に接続されるため、空気室の内圧も減少する。その結果、ピストンがカム体とともに下降する。カム体が下降するときには、カム体の上下方向における位置が基準位置よりも上方にあるため、カム体はバルブ体とともに回転を継続する。すると、バルブ体の給気路は、アッパケースの次の連通孔を介して、次の空気袋に接続する。このとき、バルブ体の給気路は排気路を介して外気に接続されなくなる。つまり、空気室も外気に接続されなくなる。
【0005】
こうして、ロータリバルブは、ポンプから継続的に給気されることにより、バルブ体を回転させる。そして、ロータリバルブは、バルブ体の回転位置に応じて、1つの空気袋に対する給気状態及び排気状態を切り換えることにより、1つの空気袋を膨張させた後に収縮させる。さらに、ロータリバルブは、1つの空気袋を膨張及び収縮させた後は、次の1つの空気袋を膨張及び収縮させる。こうして、ロータリバルブは、ポンプの駆動が継続されている状況下において、膨張及び収縮させる空気袋を順番に切り換える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-15048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のようなロータリバルブにおいて、バルブ体が回転する場合には、バルブ体と第2スプリングとが摺動する。このため、バルブ体の回転に応じたトルクが第2スプリングに作用する。その結果、バルブ体の回転方向に対するコイルスプリングの変形及びバルブ体の回転方向の逆方向に対するコイルスプリングの復元が、バルブ体の回転に影響を与えるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
[態様1]複数の空気袋に対する空気の供給態様を切り換えることにより、前記複数の空気袋を順番に膨張及び収縮させるロータリバルブであって、ポンプから空気が供給される空気室を有するロアケースと、下流端が前記複数の空気袋にそれぞれ接続される複数の接続流路と、前記複数の接続流路の上流端が開口する開口面と、を有し、前記ロアケースの上部に積層されるアッパケースと、前記アッパケースに収容され、前記空気室に接続される内部流路を有するロータリであって、前記空気室の圧力の増大及び減少に応じて、前記アッパケースの前記開口面に接した状態で上下方向に延びる軸線回りに回転することにより、前記内部流路に接続する前記接続流路を順番に切り換えるロータリと、前記アッパケースに圧縮される状態で収容されるロータリスプリングと、前記アッパケースの内部であって、前記ロータリと前記ロータリスプリングとの上下方向における間に配置され、前記ロータリスプリングの復元力によって、前記ロータリを前記アッパケースの前記開口面に押し付ける押圧部と、を備え、前記押圧部は、上下方向に延びる軸線回りの回転が規制されている。
【0009】
ロータリバルブは、空気室の圧力の増大及び減少に伴うロータリの回転により、ロータリの内部流路を接続させるアッパケースの接続流路を順番に切り換える。こうして、ロータリバルブは、空気の供給対象となる空気袋を順番に切り換えることで、複数の空気袋を順番に膨張及び収縮させる。
【0010】
ロータリは、ロータリスプリングに直接的に付勢されるのではなく、押圧部を介することで、ロータリスプリングに間接的に付勢されている。このため、ロータリが回転する場合には、ロータリと押圧部とが摺動するが、ロータリとロータリスプリングとは摺動しない。こうして、ロータリバルブは、ロータリの回転時に、ロータリスプリングにロータリの回転方向のトルクが作用することを抑制できる。よって、ロータリバルブは、ロータリスプリングがロータリの回転に影響を与えることを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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