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公開番号2024146450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059350
出願日2023-03-31
発明の名称バッテリモジュール
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 50/262 20210101AFI20241004BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】緩衝材中の流体の充填量を変化させずに、エネルギー密度を向上させることが可能なバッテリモジュールを提供する。
【解決手段】バッテリモジュールは、複数のバッテリセル11aが積層されているバッテリセル積層体と、バッテリセル積層体の積層方向の両端に設けられている一対の板状部材と、複数のバッテリセル11aの間、および/または、バッテリセル11aと板状部材との間に配置されている緩衝材14と、を備える。緩衝材14は、外装部材21に流体22が充填されている。バッテリセル11aの積層方向から上面視した場合に、外装部材21の外周部のうち、第1領域21aに伸縮性部材が存在している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数のバッテリセルが積層されているバッテリセル積層体と、
前記バッテリセル積層体の積層方向の両端に設けられている一対の板状部材と、
前記複数のバッテリセルの間、および/または、前記バッテリセルと前記板状部材との間に配置されている緩衝材と、を備え、
前記緩衝材は、外装部材に流体が充填されており、
前記バッテリセルの積層方向から上面視した場合に、前記外装部材の外周部のうち、少なくとも一部の領域に伸縮性部材が存在している、バッテリモジュール。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記外装部材は、伸縮性部材であり、第1領域と、前記第1領域と接続されており、前記第1領域よりもヤング率が低い第2領域と、を有し、
前記バッテリセルの積層方向から上面視した場合に、前記第1領域は、前記外装部材の外周部のうち、少なくとも一部の領域に存在している、請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項3】
前記外装部材は、前記第2領域よりもヤング率が高い第3領域をさらに有し、
前記第1領域および前記第2領域は、前記第3領域を介して、接続されている、請求項2に記載のバッテリモジュール。
【請求項4】
前記バッテリセルの積層方向から上面視した場合に、前記第1領域は、前記外装部材の外周部のうち、前記バッテリセルのタブリードが配置されている側に存在している、請求項2または3に記載のバッテリモジュール。
【請求項5】
前記外装部材は、平均厚さが0.4mm以下である、請求項2または3に記載のバッテリモジュール。
【請求項6】
前記第1領域に存在する前記流体の体積は、最大値が10mL以上40mL以下である、請求項2または3に記載のバッテリモジュール。
【請求項7】
前記流体は、気体である、請求項1または2に記載のバッテリモジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリモジュールに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、多くの人々が手頃で信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献するバッテリモジュールの研究開発が実施されている。
【0003】
バッテリモジュールは、例えば、複数のバッテリセルが積層されているバッテリセル積層体と、バッテリセル積層体の積層方向の両端に設けられている一対のエンドプレートと、を有する。ここで、バッテリセルは、充放電に伴い、膨張収縮するため、バッテリセルの間、および、バッテリセルとエンドプレートとの間に、緩衝材が設置されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、複数のコネクタと、コネクタに接続された複数の電気エネルギーの集合部を備えた少なくとも1つの電気化学セルと、電気化学セルに接して配置された少なくとも1つの変形可能なチャンバと、を含む加圧電気化学バッテリが記載されている。ここで、電気化学セルは、複数の電極シートと、電極シート間に挿入された複数の固体電解質シートとを含み、変形可能なチャンバには、電気化学セルに圧力を加えるためにチャンバを変形させる流体が供給される。また、変形可能なチャンバは、流体供給の収集システムに接続されており、収集システムは、収集システムへの流入量を制御する供給システムと、変形可能なチャンバ内の圧力を調整する圧力調整器とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-64848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の加圧電気化学バッテリは、電気化学セルの充放電に伴う膨張収縮に追従して、チャンバを変形させるために、収集システムを使用して、チャンバへの流体の供給量を調整する必要がある。
【0007】
そこで、緩衝材中の流体の充填量を変化させずに、緩衝材を変形させることが望まれている。しかしながら、バッテリモジュールのエネルギー密度を向上させるために、緩衝材の体積を小さくすると、バッテリセルの充電に伴う膨張に追従して、緩衝材が収縮する際に、流体の圧力が増大する。このため、バッテリモジュールの耐久性を維持するために、エンドプレートを補強する必要があり、その結果、バッテリモジュールのエネルギー密度が低下する。
【0008】
本発明は、緩衝材中の流体の充填量を変化させずに、エネルギー密度を向上させることが可能なバッテリモジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)複数のバッテリセルが積層されているバッテリセル積層体と、前記バッテリセル積層体の積層方向の両端に設けられている一対の板状部材と、前記複数のバッテリセルの間、および/または、前記バッテリセルと前記板状部材との間に配置されている緩衝材と、を備え、前記緩衝材は、外装部材に流体が充填されており、前記バッテリセルの積層方向から上面視した場合に、前記外装部材の外周部のうち、少なくとも一部の領域に伸縮性部材が存在している、バッテリモジュール。
【0010】
(2)前記外装部材は、伸縮性部材であり、第1領域と、前記第1領域と接続されており、前記第1領域よりもヤング率が低い第2領域と、を有し、前記バッテリセルの積層方向から上面視した場合に、前記第1領域は、前記外装部材の外周部のうち、少なくとも一部の領域に存在している、(1)に記載のバッテリモジュール。
(【0011】以降は省略されています)

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