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公開番号2024130695
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040557
出願日2023-03-15
発明の名称電磁継電器
出願人オムロン株式会社
代理人個人,個人
主分類H01H 50/64 20060101AFI20240920BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】可動片のストローク量を容易に調整できる電磁継電器の提供。
【解決手段】電磁継電器は、接点ブロックと、電磁石ブロックと、可動ブロックとを備える。接点ブロックは、第1固定接点と、第1可動片と、第1可動片に配置され第1固定接点と第1方向に対向する第1可動接点とを含む。電磁石ブロックは、接点ブロックに対して第1方向と交差する第2方向に配置される。電磁石ブロックは、磁性体を含む可動体と、可動体を動作させる磁力を発生させるコイルとを含む。可動ブロックは、可動体に接続され接点ブロックと電磁石ブロックとに亘って配置される第1可動部材と、接点ブロックに配置される第2可動部材とを含む。第1可動部材は、接点ブロックに配置され、可動体の動作に応じて第2可動部材を押圧する第1押圧部を含む。第2可動部材は、第1可動片と第1押圧部の間に配置され、第1可動片を押圧可能な第1押圧部を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1固定接点端子と、前記第1固定接点端子に配置される第1固定接点と、第1可動接点端子と、前記第1可動接点端子に接続される第1可動片と、前記第1可動片に配置され前記第1固定接点と第1方向に対向する第1可動接点と、を含む接点ブロックと、
磁性体を含む可動体と、前記可動体を動作させる磁力を発生させるコイルとを含み、前記接点ブロックに対して前記第1方向と交差する第2方向に配置される電磁石ブロックと、
前記可動体に接続され前記接点ブロックと前記電磁石ブロックとに亘って配置される第1可動部材と、前記接点ブロックに配置される第2可動部材とを含み、前記可動体の動作に応じて前記第1可動片を動作させる可動ブロックと、
を備え、
前記第1可動部材は、前記接点ブロックに配置され、前記可動体の動作に応じて前記第2可動部材を押圧する第1押圧部を含み、
前記第2可動部材は、前記第1可動片と前記第1押圧部の間に配置され、前記第1可動片を押圧可能な第2押圧部を含む、
電磁継電器。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記接点ブロックは、前記第1固定接点端子に配置される第2固定接点と、前記第2固定接点と前記第1方向に対向する第2可動接点とをさらに含み、
前記第1可動片は、第1分割片と、前記第1分割片と前記第2方向に並ぶ第2分割片とを含み、
前記第1可動接点は、前記第1分割片に配置され、
前記第2可動接点は、前記第2分割片に配置され、
前記第1押圧部は、前記第1可動接点と前記第2可動接点の間の位置において前記第2可動部材と接触する、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項3】
前記可動体は、前記第2方向に延びる軸心を中心に回転可能な回転体である、
請求項1に記載の電磁継電器。
請求項1又は2に記載の電磁継電器。
【請求項4】
前記第2可動部材は、前記第1押圧部に接触する接触部を含み、
前記第1押圧部及び前記接触部の一方は、前記第1押圧部及び前記接触の他方に向かって突出する突起を含み、
前記第1押圧部は、前記突起を介して前記接触部と接触する、
請求項3に記載の電磁継電器。
【請求項5】
前記第1押圧部及び前記接触部の一方は、前記第2可動部材の回転を抑制するガイド壁を含み、
前記ガイド壁は、前記第1押圧部と前記接触部が前記突起を介して接触した後で、前記第1押圧部及び前記接触部の他方と接触する、
請求項4に記載の電磁継電器。
【請求項6】
前記第1可動部材は、前記可動体に着脱可能に取り付けられている、
請求項1又は2に記載の電磁継電器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁継電器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、可動片を含む接点装置と、カードと可動鉄心とを含む可動部材と、可動部材を移動させる駆動装置とを備える電磁継電器が知られている(特許文献1参照)。駆動装置は、可動片の動作方向と交差する方向に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-320435
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の電磁継電器では、可動片は、カードに圧入されており、カード及び可動鉄心と一体的に移動するように構成されている。このため、可動片のストローク量の調整が容易にできない。
【0005】
本発明の課題は、可動片のストローク量を容易に調整できる電磁継電器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る電磁継電器は、接点ブロックと、電磁石ブロックと、可動ブロックとを備える。接点ブロックは、第1固定接点端子と、第1固定接点端子に配置される第1固定接点と、第1可動接点端子と、第1可動接点端子に接続される第1可動片と、第1可動片に配置され第1固定接点と第1方向に対向する第1可動接点とを含む。電磁石ブロックは、接点ブロックに対して第1方向と交差する第2方向に配置される。電磁石ブロックは、磁性体を含む可動体と、可動体を動作させる磁力を発生させるコイルとを含む。可動ブロックは、可動体の動作に応じて第1可動片を動作させる。可動ブロックは、可動体に接続され接点ブロックと電磁石ブロックとに亘って配置される第1可動部材と、接点ブロックに配置される第2可動部材とを含む。第1可動部材は、接点ブロックに配置され、可動体の動作に応じて第2可動部材を押圧する第1押圧部を含む。第2可動部材は、第1可動片と第1押圧部の間に配置され、第1可動片を押圧可能な第1押圧部を含む。
【0007】
この電磁継電器では、可動ブロックは、第1可動部材と第2可動部材の2つの部材に分割されている。このため、例えば、第1可動部材の第1押圧部と第2可動部材の間のクリアランスを調整することで可動片のストローク量を容易に調整できる。すなわち、電磁石ブロックが可動片の動作方向と交差する方向に配置される電磁継電器において、可動片のストローク量を容易に調整できる。また、第1可動部材は、接点ブロックに配置される第1押圧部に押圧されるので、第2可動部材の動作が安定する。その結果、第1可動片が第2可動部材に押圧されたときの第1可動片の動作が安定する。また、第2可動部材は、接点ブロックに配置され、第1可動部材は、接点ブロックと電磁石ブロックとに亘って配置されるので、例えば、ベースに対して接点ブロック、可動ブロック及び電磁石ブロックを同じ方向から組み付けることが可能になる。その結果、電磁継電器の組み立て性が向上する。
【0008】
接点ブロックは、第1固定接点端子に配置される第2固定接点と、第2固定接点と第1方向に対向する第2可動接点とをさらに含んでもよい。第1可動片は、第1分割片と、第1分割片と第2方向に並ぶ第2分割片とを含んでもよい。第1可動接点は、第1分割片に配置されてもよい。第2可動接点は、第2分割片に配置されてもよい。第1押圧部は、第1可動接点と第2可動接点の間の位置において第2可動部材と接触してもよい。この場合は、第2押圧部が1可動接点と第2可動接点の間の位置を押圧することになるので、接点ブロックの動作が安定する。また、例えば、第1可動接点から第1固定接点までの距離が第2可動接点17から第2固定接点13までの距離よりも小さい場合において、第1可動接点を第1固定接点に接触させた後で、第2可動接点を第2固定接点まで押し込めないといった現象を改善することができる。
【0009】
可動体は、第2方向に延びる軸心を中心に回転可能な回転体であってもよい。この場合は、可動体が回転体で構成される電磁継電器において、第2可動部材の動作が安定する。
【0010】
第2可動部材は、第1押圧部に接触する接触部を含んでもよい。第1押圧部及び接触部の一方は、第1押圧部及び接触の他方に向かって突出する突起を含んでもよい。第1押圧部は、突起を介して接触部と接触してもよい。この場合は、第1押圧部が第2可動部材を押圧する位置が安定するので、第2可動部材の動作が安定する。また、突起を設けることで、第1可動片の動作を容易に制御できる。
(【0011】以降は省略されています)

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