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公開番号2024146240
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059023
出願日2023-03-31
発明の名称監視制御装置、監視制御システム、データ提供方法、および、データ提供プログラム
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G05B 23/02 20060101AFI20241004BHJP(制御;調整)
要約【課題】 任意にタイミングで疑似的な監視画面を表示できる監視制御装置、監視制御システム、データ提供方法、および、データ提供プログラムを提供する。
【解決手段】 実施形態によれば、監視制御装置は、インターフェースと第1記憶部と第2記憶部と通信部とプロセッサとを有する。インターフェースは、監視対象とする設備に関する実値データを取得する。第1記憶部は、インターフェースを介して取得する実値データを記憶する。第2記憶部は、実値データに対応する疑似データを記憶する。通信部は、端末装置と通信する。プロセッサは、端末装置から実値データが要求された場合、第1記憶部に記憶された実値データを端末装置へ供給し、端末装置から疑似データが要求された場合、第2記憶部に記憶された疑似データを端末装置へ供給する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
監視対象とする設備に関する実値データを取得するインターフェースと、
前記インターフェースを介して取得する実値データを記憶する第1記憶部と、
前記実値データに対応する疑似データを記憶する第2記憶部と、
端末装置と通信する通信部と、
前記端末装置から実値データが要求された場合、前記第1記憶部に記憶された実値データを前記端末装置へ供給し、前記端末装置から疑似データが要求された場合、前記第2記憶部に記憶された疑似データを前記端末装置へ供給するプロセッサと、
を有する監視制御装置。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記プロセッサは、前記端末装置から実値データが要求された場合、前記第1記憶部に記憶された実値データを用いて作成する監視画面に表示するための表示用の実値データを前記端末装置へ供給し、前記端末装置から疑似データが要求された場合、前記第2記憶部に記憶された疑似データを用いて作成する監視画面のデモ画面に表示するための表示用の疑似データを前記端末装置へ供給する、
請求項1に記載の監視制御装置。
【請求項3】
前記表示用の実値データは、前記第1記憶部に記憶された実値データを用いて作成される前記監視対象とする設備の状態を示す関数を表示するためのデータであり、
前記表示用の疑似データは、前記第2記憶部に記憶された疑似データを用いて作成される前記監視対象とする設備の状態を示す関数を表示するためのデータである、
請求項2に記載の監視制御装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記第1記憶部に記憶されている実値データに基づいて前記第2記憶部に記憶する疑似データを作成する、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の監視制御装置。
【請求項5】
監視制御装置と端末装置とを備える監視制御システムにおいて、
前記監視制御装置は、
監視対象とする設備に関する実値データを取得するインターフェースと、
前記インターフェースを介して取得する実値データを記憶する第1記憶部と、
前記実値データに対応する疑似データを記憶する第2記憶部と、
前記端末装置と通信する第1通信部と、
前記端末装置から実値データが要求された場合、前記第1記憶部に記憶された実値データを前記端末装置へ供給し、前記端末装置から疑似データが要求された場合、前記第2記憶部に記憶された疑似データを前記端末装置へ供給する第1プロセッサと、を有し、
前記端末装置は、
前記監視制御装置と通信する第2通信部と、
通常モードが設定されている場合には前記監視制御装置から取得する前記監視対象とする設備に関する実値データを用いて監視画面を作成し、前記通常モードとは異なるデモモードが設定されている場合には前記監視制御装置から取得する前記実値データに対応する疑似データを用いて前記監視画面に相当するデモ画面を作成する第2プロセッサと、
前記通常モードが設定されている場合には前記第2プロセッサが作成する前記監視画面を表示し、デモモードが設定されている場合には前記第2プロセッサが作成する前記デモ画面を表示する表示部と、を有する、
監視制御システム。
【請求項6】
前記第1プロセッサは、前記端末装置から実値データが要求された場合、前記第1記憶部に記憶された実値データを用いて作成する監視画面に表示するための表示用の実値データを前記端末装置へ供給し、前記端末装置から疑似データが要求された場合、前記第2記憶部に記憶された疑似データを用いて作成する監視画面のデモ画面に表示するための表示用の疑似データを前記端末装置へ供給し、
前記第2プロセッサは、前記通常モードが設定されている場合には前記監視制御装置から取得する前記表示用の実値データを用いて前記監視画面を作成し、前記デモモードが設定されている場合には前記監視制御装置から取得する前記表示用の疑似データを用いて前記デモ画面を作成する、
請求項5に記載の監視制御システム。
【請求項7】
前記表示用の実値データは、前記第1記憶部に記憶された実値データを用いて作成される前記監視対象とする設備の状態を示す関数を表示するためのデータであり、
前記表示用の疑似データは、前記第2記憶部に記憶された疑似データを用いて作成される前記監視対象とする設備の状態を示す関数を表示するためのデータである、
請求項6に記載の監視制御システム。
【請求項8】
前記第1プロセッサは、前記第1記憶部に記憶されている実値データに基づいて前記第2記憶部に記憶する疑似データを作成する、
請求項5乃至7の何れか1項に記載の監視制御システム。
【請求項9】
端末装置にデータを提供するデータ提供方法であって、
監視対象とする設備に関する実値データを第1記憶部に記憶し、
前記実値データに対応する疑似データを第2記憶部に記憶し、
前記端末装置から実値データが要求された場合には前記第1記憶部に記憶された実値データを前記端末装置へ供給し、
前記端末装置から疑似データが要求された場合、前記第2記憶部に記憶された疑似データを前記端末装置へ供給する、
データ提供方法。
【請求項10】
端末装置と通信する機能を有するコンピュータに、
監視対象とする設備に関する実値データを第1記憶部に記憶させ、
前記実値データに対応する疑似データを第2記憶部に記憶させ、
前記端末装置から実値データが要求された場合には前記第1記憶部に記憶された実値データを前記端末装置へ供給させ、
前記端末装置から疑似データが要求された場合には前記第2記憶部に記憶された疑似データを前記端末装置へ供給させる、
ことを実行させるためのデータ提供プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、監視制御装置、監視制御システム、データ提供方法、および、データ提供プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ビル、上下水道、ダム等における設備の稼働状況などを監視する監視制御システムがある。監視制御システムにおいて、監視制御装置としてのサーバは、監視対象である設備に関連するセンサなどのデータ収集装置で収集するデータ(実値データ)を蓄積する。監視制御装置は、センサなどで取得した実値データを様々な方法で加工し、監視者が設備の状態などを監視できる画面(監視画面)を表示する機能を提供する。
【0003】
しかしながら、従来の監視制御システムは、監視制御装置によって蓄積される実値データが一定の条件を満たさなければ、監視者にとって有益な情報を監視画面に表示できないことがある。例えば、設備などの状態を示すグラフを監視画面に表示する場合、グラフを作成するために必要な所定期間の実値データが必要である。また、実値データの変化から異常を発見(予測)するための情報を監視画面に表示する場合、監視対象となる設備における異常の発生に伴う異常な実値データが必要である。
【0004】
すなわち、従来の監視制御装置は、監視制御システムを稼働させた後に指定される条件を満たす実値データが蓄積されるまでの間、監視者にとって有益なデータを提供することができない。このため、監視制御システムを導入した事業者は、システムを導入してからしばらくの間、監視制御の効果が実感できなかったり、実際に作業を行う作業員(監視者)に監視画面の使い方などを浸透させることが難かったりするという事態が生じ得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-332069号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みて為されたもので、任意にタイミングで疑似的な監視画面を表示できる監視制御装置、監視制御システム、データ提供方法、および、データ提供プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態によれば、監視制御装置は、インターフェースと第1記憶部と第2記憶部と通信部とプロセッサとを有する。インターフェースは、監視対象とする設備に関する実値データを取得する。第1記憶部は、インターフェースを介して取得する実値データを記憶する。第2記憶部は、実値データに対応する疑似データを記憶する。通信部は、端末装置と通信する。プロセッサは、端末装置から実値データが要求された場合、第1記憶部に記憶された実値データを端末装置へ供給し、端末装置から疑似データが要求された場合、第2記憶部に記憶された疑似データを端末装置へ供給する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る監視制御装置としてのサーバを含む監視制御システムの構成例を示すブロック図である。
図2は、実施形態に係る監視制御装置としてのサーバと端末装置とが備える機能を説明するための図である。
図3は、実施形態に係る監視制御システムにおける監視制御装置と端末装置との動作例を説明するためのシーケンスである。
図4は、実施形態に係る監視制御システムにおいて端末装置が表示する監視画面の表示例を示す図である。
図5は、実施形態に係る監視制御システムにおいて端末装置が表示する監視画面の表示例を示す図である。
図6は、実施形態に係る監視制御システムにおいて端末装置が表示する監視画面のデモ画面の表示例を示す図である。
図7は、実施形態に係る監視制御システムにおいて端末装置が表示する監視画面のデモ画面の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
まず、実施形態に係る監視制御装置としてのサーバ11を含む監視制御システム1の構成について説明する。
図1は、実施形態に係る監視制御装置としてのサーバ11を含む監視制御システム1の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、監視制御システム1は、サーバ11および端末装置12(12A、12B、12C)などにより構成される。
【0010】
サーバ11は、監視対象とするデータを管理する装置である。サーバ11は、端末装置12(12A、12B、12C)と通信可能に接続される。サーバ11は、端末装置12からの要求に応じてデータを提供する。また、サーバ11は、データ収集装置13に接続される。サーバ11は、データ収集装置13が収集したデータを取得し、データ収集装置13から取得したデータを管理する。
(【0011】以降は省略されています)

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