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公開番号2024132527
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2023043325
出願日2023-03-17
発明の名称半導体装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類H01L 29/06 20060101AFI20240920BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】終端領域における破壊を抑制することが可能な半導体装置を提供すること。
【解決手段】半導体装置は、第1面と、第2面と、第1方向において第1面及び第2面の反対側に位置する第3面と、側面とを有し、第2面は、第1方向に直交する方向において第1面と側面との間に位置するとともに、第1面よりも第3面側に窪んだ位置にある炭化シリコン層と、第1面に設けられた第1電極と、第3面に設けられた第2電極と、第1面と第3面との間における炭化シリコン層内に設けられたゲート電極と、ゲート電極と炭化シリコン層との間に設けられたゲート絶縁膜と、第2面上に設けられ、第1面と第2面との間の第1方向の高さの差よりも厚い層間絶縁膜と、層間絶縁膜内に設けられ、層間絶縁膜よりも抵抗率が低いフィールドプレートとを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1面と、第2面と、第1方向において前記第1面及び前記第2面の反対側に位置する第3面と、側面とを有する炭化シリコン層であって、前記第2面は、前記第1方向に直交する方向において前記第1面と前記側面との間に位置するとともに、前記第1面よりも前記第3面側に窪んだ位置にある、前記炭化シリコン層と、
前記第1面に設けられた第1電極と、
前記第3面に設けられた第2電極と、
前記第1面と前記第3面との間における前記炭化シリコン層内に設けられたゲート電極と、
前記ゲート電極と前記炭化シリコン層との間に設けられたゲート絶縁膜と、
前記第2面上に設けられ、前記第1面と前記第2面との間の前記第1方向の高さの差よりも厚い層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜内に設けられ、前記層間絶縁膜よりも抵抗率が低いフィールドプレートと、
を備えた半導体装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記フィールドプレートは、前記第2面から前記第1面の高さまでの範囲内に位置する請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記炭化シリコン層は、
前記第1面と前記第3面との間、及び前記第2面と前記第3面との間に連続して設けられた第1導電型の第1層と、
前記第1層上に設けられ、前記ゲート絶縁膜を介して前記ゲート電極の側面に対向する第2導電型の第2層と、
前記第2層上に設けられ、前記第1層よりも第1導電型不純物濃度が高く、前記第1電極と電気的に接続された第1導電型の第3層と、
前記第1層と前記第2電極との間に設けられ、前記第2電極と電気的に接続された第4層と、
前記第1層内において前記ゲート電極の下に位置し、前記ゲート電極の底面に設けられた前記ゲート絶縁膜に接する第2導電型の第5層と、
を有する請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記炭化シリコン層は、前記第1層内において前記第2面の下に位置し、前記第1方向において前記第5層と同じ高さに位置する第2導電型の第6層をさらに有する請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第6層は、複数のガードリング層を含む請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第6層は、前記側面に近い側の第2導電型不純物濃度が前記ゲート電極に近い側の第2導電型不純物濃度よりも低くなる第2導電型不純物の濃度勾配を有する請求項4に記載の半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
実施形態は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
炭化シリコン(SiC)を用いたパワーデバイスの開発が進められている。SiCデバイスには、シリコンデバイスとは異なる視点による開発へのアプローチが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-3711号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態は、終端領域における破壊を抑制することが可能な半導体装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、半導体装置は、第1面と、第2面と、第1方向において前記第1面及び前記第2面の反対側に位置する第3面と、側面とを有する炭化シリコン層であって、前記第2面は、前記第1方向に直交する方向において前記第1面と前記側面との間に位置するとともに、前記第1面よりも前記第3面側に窪んだ位置にある、前記炭化シリコン層と、前記第1面に設けられた第1電極と、前記第3面に設けられた第2電極と、前記第1面と前記第3面との間における前記炭化シリコン層内に設けられたゲート電極と、前記ゲート電極と前記炭化シリコン層との間に設けられたゲート絶縁膜と、前記第2面上に設けられ、前記第1面と前記第2面との間の前記第1方向の高さの差よりも厚い層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜内に設けられ、前記層間絶縁膜よりも抵抗率が低いフィールドプレートと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態の半導体装置の模式平面図である。
図1におけるA-A断面図である。
実施形態の変形例による半導体装置の模式断面図である。
実施形態の半導体装置の製造方法を示す模式断面図である。
実施形態の半導体装置の製造方法を示す模式断面図である。
実施形態の半導体装置の製造方法を示す模式断面図である。
実施形態の半導体装置の製造方法を示す模式断面図である。
実施形態の半導体装置の製造方法を示す模式断面図である。
実施形態の半導体装置の製造方法を示す模式断面図である。
実施形態の半導体装置の製造方法を示す模式断面図である。
実施形態の半導体装置の製造方法を示す模式断面図である。
実施形態の半導体装置の製造方法を示す模式断面図である。
実施形態の半導体装置の製造方法を示す模式断面図である。
実施形態の半導体装置の製造方法を示す模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。なお、各図面中、同じ構成には同じ符号を付している。以下の実施形態では第1導電型をn型、第2導電型をp型として説明するが、第1導電型をp型、第2導電型をn型としてもよい。
【0008】
図2に示すように、実施形態の半導体装置1は、炭化シリコン層10を備える。炭化シリコン層10は、第1面101と、第2面102と、第3面103と、側面104とを有する。第3面103は、第1方向Zにおいて第1面101及び第2面102の反対側に位置する。第1方向Zは、第1面101と第3面103とを最短距離で結ぶ方向、または第2面102と第3面103とを最短距離で結ぶ方向である。第1方向Zに直交する2方向を第2方向X及び第3方向Yとする。第2方向X及び第3方向Yは互いに直交する。
【0009】
第2面102は、第1方向Zに直交する方向において第1面101と側面104との間に位置するとともに、第1面101よりも第3面103側に窪んだ位置にある。すなわち、第1面101と第2面102との間に段差が形成されている。第1面101と第2面102との間の段差を、図2においてHで表す。また、この段差Hは、第1面101と第2面102との間の第1方向Zにおける高さの差でもある。
【0010】
図1に示すように、平面視において、第2面102は第1面101を連続して囲んでいる。また、本明細書において、第2面102が設けられた領域を半導体装置1の終端領域TRとする。終端領域TRの内側において、炭化シリコン層10はメサ形状に形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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