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公開番号
2024132737
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-01
出願番号
2023043639
出願日
2023-03-17
発明の名称
半導体装置
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01L
21/336 20060101AFI20240920BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】オン抵抗と出力電荷量との積を低減できる半導体装置を提供する。
【解決手段】実施形態の半導体装置は、第1の面と第2の面とを有する炭化珪素層と、炭化珪素層の中の第1導電形の第1の炭化珪素領域と、第1の炭化珪素領域と第1の面との間の第2導電形の第2の炭化珪素領域と、第2の炭化珪素領域と第1の面との間の第1導電形の第3の炭化珪素領域と、第2の炭化珪素領域と対向するゲート電極と、ゲート絶縁層と、を備える。第1の炭化珪素領域は、第1の領域と、第1の領域と第2の炭化珪素領域との間の複数の第2の領域と、第1の領域と第2の炭化珪素領域との間の複数の第3の領域と、を含み、第2の領域と第3の領域は第1の面に平行な第1の方向に交互に設けられ、第2の領域の第1導電形不純物濃度は、第1の領域の第1導電形不純物濃度及び第3の領域の第1導電形不純物濃度よりも高い。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の面と前記第1の面に対向する第2の面とを有する炭化珪素層と、
前記炭化珪素層の前記第1の面の側に設けられた第1の電極と、
前記炭化珪素層の前記第2の面の側に設けられた第2の電極と、
前記炭化珪素層の中に設けられた第1導電形の第1の炭化珪素領域と、
前記炭化珪素層の中に設けられ、前記第1の炭化珪素領域と前記第1の面との間に設けられた第2導電形の第2の炭化珪素領域と、
前記炭化珪素層の中に設けられ、前記第2の炭化珪素領域と前記第1の面との間に設けられ、前記第1の電極と接する第1導電形の第3の炭化珪素領域と、
前記炭化珪素層の前記第1の面の側に設けられ、前記第2の炭化珪素領域と対向するゲート電極と、
前記ゲート電極と前記第2の炭化珪素領域との間に設けられたゲート絶縁層と、
を備え、
前記第1の炭化珪素領域は、
第1の領域と、
前記第1の領域と前記第2の炭化珪素領域との間に設けられ、前記第2の炭化珪素領域に接する複数の第2の領域と、
前記第1の領域と前記第2の炭化珪素領域との間に設けられ、前記第2の炭化珪素領域に接する複数の第3の領域と、を含み、
前記第2の領域と前記第3の領域は前記第1の面に平行な第1の方向に交互に設けられ、
前記第2の領域の第1導電形不純物濃度は、前記第1の領域の第1導電形不純物濃度及び前記第3の領域の第1導電形不純物濃度よりも高い、半導体装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記第2の炭化珪素領域は、前記第1の方向に延びる、請求項1記載の半導体装置。
【請求項3】
前記ゲート電極は、前記第1の方向に延びる、請求項1記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第2の領域の前記第1の方向の長さは、前記第3の領域の前記第1の方向の長さより長い、請求項1記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第2の領域の前記第1の方向の長さと前記第3の領域の前記第1の方向の長さの和は、前記第2の炭化珪素領域の前記第1の方向に垂直で前記第1の面に平行な第2の方向の長さの0.5倍以上2倍以下である、請求項1記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第3の領域の第1導電形不純物濃度は、前記第1の領域の第1導電形不純物濃度よりも高い、請求項1記載の半導体装置。
【請求項7】
前記炭化珪素層の中に設けられ、前記第1の炭化珪素領域と前記第1の面との間に設けられ、前記第2の炭化珪素領域と離隔する第2導電形の第4の炭化珪素領域を、更に備え、
前記ゲート電極は、前記第4の炭化珪素領域と対向し、
前記ゲート絶縁層は、前記ゲート電極と前記第4の炭化珪素領域との間に設けられ、
前記第1の炭化珪素領域は、
前記第1の領域と前記第4の炭化珪素領域との間に設けられ、前記第4の炭化珪素領域に接する複数の第4の領域と、
前記第1の領域と前記第4の炭化珪素領域との間に設けられ、前記第4の炭化珪素領域に接する複数の第5の領域と、を更に含み、
前記第4の領域と前記第5の領域は前記第1の方向に交互に設けられ、
前記第4の領域の第1導電形不純物濃度は、前記第1の領域の第1導電形不純物濃度及び前記第5の領域の第1導電形不純物濃度よりも高い、請求項1記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1の炭化珪素領域は前記第1の面及び前記第2の炭化珪素領域に接する第1の部分を有し、
前記第1の電極は、前記第1の部分に接する、請求項1記載の半導体装置。
【請求項9】
第1の面と前記第1の面に対向する第2の面とを有する炭化珪素層と、
前記炭化珪素層の前記第1の面の側に設けられた第1の電極と、
前記炭化珪素層の前記第2の面の側に設けられた第2の電極と、
前記炭化珪素層の中に設けられた第1導電形の第1の炭化珪素領域と、
前記炭化珪素層の中に設けられ、前記第1の炭化珪素領域と前記第1の面との間に設けられた第2導電形の第2の炭化珪素領域と、
前記炭化珪素層の中に設けられ、前記第2の炭化珪素領域と前記第1の面との間に設けられ、前記第1の電極と接する第1導電形の第3の炭化珪素領域と、
前記炭化珪素層の中に設けられ、ゲート絶縁層を介して前記第2の炭化珪素領域と対向するゲート電極と、
を備え、
前記第1の炭化珪素領域は、
第1の領域と、
前記第1の領域と前記第2の炭化珪素領域との間に設けられ、前記第2の炭化珪素領域に接する複数の第2の領域と、
前記第1の領域と前記第2の炭化珪素領域との間に設けられ、前記第2の炭化珪素領域に接する複数の第3の領域と、を含み、
前記第2の領域と前記第3の領域は前記第1の面に平行な第1の方向に交互に設けられ、
前記第2の領域の第1導電形不純物濃度は、前記第1の領域の第1導電形不純物濃度及び前記第3の領域の第1導電形不純物濃度よりも高い、半導体装置。
【請求項10】
前記第2の炭化珪素領域は、前記第1の方向に延びる、請求項9記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体デバイス用の材料として炭化珪素がある。炭化珪素はシリコンと比較して、バンドギャップが約3倍、破壊電界強度が約10倍、熱伝導率が約3倍と優れた物性を有する。この特性を活用すれば、例えば、高耐圧、低損失かつ高温動作可能なMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を実現することができる。
【0003】
炭化珪素を用いたMOSFETは、性能を向上させるために、性能指標の一つであるオン抵抗と出力電荷量との積(Ron×Qoss)を低減することが望まれる。出力電荷量(Qoss)は、MOSFETのドレインとソース間の容量を充電するための電荷量である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-47683号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、オン抵抗と出力電荷量との積を低減できる半導体装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の半導体装置は、第1の面と前記第1の面に対向する第2の面とを有する炭化珪素層と、前記炭化珪素層の前記第1の面の側に設けられた第1の電極と、前記炭化珪素層の前記第2の面の側に設けられた第2の電極と、前記炭化珪素層の中に設けられた第1導電形の第1の炭化珪素領域と、前記炭化珪素層の中に設けられ、前記第1の炭化珪素領域と前記第1の面との間に設けられた第2導電形の第2の炭化珪素領域と、前記炭化珪素層の中に設けられ、前記第2の炭化珪素領域と前記第1の面との間に設けられ、前記第1の電極と接する第1導電形の第3の炭化珪素領域と、前記炭化珪素層の前記第1の面の側に設けられ、前記第2の炭化珪素領域と対向するゲート電極と、前記ゲート電極と前記第2の炭化珪素領域との間に設けられたゲート絶縁層と、を備え、前記第1の炭化珪素領域は、第1の領域と、前記第1の領域と前記第2の炭化珪素領域との間に設けられ、前記第2の炭化珪素領域に接する複数の第2の領域と、前記第1の領域と前記第2の炭化珪素領域との間に設けられ、前記第2の炭化珪素領域に接する複数の第3の領域と、を含み、前記第2の領域と前記第3の領域は前記第1の面に平行な第1の方向に交互に設けられ、前記第2の領域の第1導電形不純物濃度は、前記第1の領域の第1導電形不純物濃度及び前記第3の領域の第1導電形不純物濃度よりも高い。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第1の実施形態の模式上面図。
第1の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第1の比較例の半導体装置の模式断面図。
第1の実施形態の半導体装置の作用及び効果の説明図。
第2の比較例の半導体装置の模式断面図。
第1の実施形態の半導体装置の作用及び効果の説明図。
第1の実施形態の第1の変形例及び第2の変形例の半導体装置の模式図。
第2の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第2の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第2の実施形態の模式上面図。
第2の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第2の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第2の実施形態の半導体装置の作用及び効果の説明図。
第3の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第3の実施形態の模式上面図。
第3の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第4の実施形態の半導体装置の模式断面図。
第4の実施形態の模式上面図。
第4の実施形態の半導体装置の模式断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、同一又は類似の部材等には同一の符号を付し、一度説明した部材等については適宜その説明を省略する場合がある。
【0009】
また、以下の説明において、n
+
、n、n
-
及び、p
+
、p、p
-
の表記は、各導電形における不純物濃度の相対的な高低を表す。すなわちn
+
はnよりもn形不純物濃度が相対的に高く、n
-
はnよりもn形不純物濃度が相対的に低いことを示す。また、p
+
はpよりもp形不純物濃度が相対的に高く、p
-
はpよりもp形不純物濃度が相対的に低いことを示す。なお、n
+
形、n
-
形を単にn形、p
+
形、p
-
形を単にp形と記載する場合もある。
【0010】
不純物濃度は、例えば、SIMS(Secondary Ion Mass Spectrometry)により測定することが可能である。また、不純物濃度の相対的な高低は、例えば、SCM(Scanning Capacitance Microscopy)で求められるキャリア濃度の高低から判断することも可能である。また、不純物領域の深さ、厚さなどの距離は、例えば、SIMSで求めることが可能である。また。不純物領域の深さ、厚さ、幅、間隔などの距離は、例えば、SCM像とAFM(Atomic Force Microscope)像との合成画像から求めることが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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