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公開番号2024145945
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058566
出願日2023-03-31
発明の名称光学ガラス、光学素子、導光板および画像表示装置
出願人HOYA株式会社,豪雅光電科技(威海)有限公司
代理人弁理士法人特許事務所サイクス
主分類C03C 3/068 20060101AFI20241004BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】屈折率が高く、かつ表面失透が抑制された光学ガラスを提供すること。
【解決手段】必須成分としてSiO2、B2O3、TiO2、Nb2O5、Y2O3、La2O3およびGd2O3を含み、質量基準で、SiO2含有量に対するB2O3含有量の質量比(B2O3/SiO2)が1.000未満であり、Y2O3、La2O3、Gd2O3およびYb2O3の合計含有量に対するY2O3含有量の質量比(Y2O3/(Y2O3+La2O3+Gd2O3+Yb2O3))が0.020超であり、かつ屈折率ndが2.00000超である光学ガラス。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
必須成分としてSiO

、B



、TiO

、Nb



、Y



、La



およびGd



を含み、
質量基準で、
SiO

含有量に対するB



含有量の質量比(B



/SiO

)が1.000未満であり、




、La



、Gd



およびYb



の合計含有量に対するY



含有量の質量比(Y



/(Y



+La



+Gd



+Yb



))が0.020超であり、かつ
屈折率ndが2.00000超である光学ガラス。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
質量比(Y



/(Y



+La



+Gd



+Yb



))が0.020超0.100以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項3】
SiO

とB



との合計含有量に対するTiO

含有量の質量比(TiO

/(SiO

+B



))が1.950以上である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項4】
SiO

とB



との合計含有量(SiO

+B



)が30.00質量%以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項5】
屈折率ndが2.08000以上である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項6】
示差走査熱量測定においてメルトに切り替わる温度Tlが1247℃以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項7】
DSC測定においてメルトに切り替わる温度Tlが1245℃以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項8】
質量比(Y



/(Y



+La



+Gd



+Yb



))が0.020超0.100以下であり、
SiO

とB



との合計含有量に対するTiO

含有量の質量比(TiO

/(SiO

+B



))が1.950以上であり、
SiO

とB



との合計含有量(SiO

+B



)が12.00質量%以下であり、
屈折率ndが2.08000以上であり、
示差走査熱量測定においてメルトに切り替わる温度Tlが1247℃以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項9】
示差走査熱量測定においてメルトに切り替わる温度Tlが1245℃以下である、請求項8に記載の光学ガラス。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の光学ガラスからなる光学素子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学ガラス、光学素子、導光板および画像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1および特許文献2に、屈折率が高い光学ガラスが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許5931173号明細書
特開2019-116408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
屈折率が高い光学ガラスは、例えば、このガラスからなるレンズを分散性が異なるガラスからなる他のレンズと組み合わせて接合レンズとすることにより、色収差を補正しつつ光学系のコンパクト化を可能にすることができる。そのため、かかる光学ガラスは、撮像光学系やプロジェクタ等の投射光学系を構成する光学素子用材料として有用である。
【0005】
画像表示装置の構成部材である導光板を光学ガラスから作製することも行われている。屈折率が高い光学ガラスによれば、広視野角の導光板を作製することができる。
【0006】
光学ガラスに望まれる物性としては、ガラス表面が失透し難いことが挙げられる。表面が失透したガラスは、レンズ、導光板等に加工する際に失透部分を取り除かなければならない。したがって、表面失透は歩留まりの低下の原因となる。また、表面が失透したガラスはガラス表面に曇りが生じているため、ガラス内部の品質検査を行うことは困難である。
【0007】
以上に鑑み、本発明の一態様は、屈折率が高く、かつ表面失透が抑制された光学ガラスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、以下の通りである。
[1]必須成分としてSiO

、B



、TiO

、Nb



、Y



、La



およびGd



を含み、
質量基準で、
SiO

含有量に対するB



含有量の質量比(B



/SiO

)が1.000未満であり、




、La



、Gd



およびYb



の合計含有量に対するY



含有量の質量比(Y



/(Y



+La



+Gd



+Yb



))が0.020超であり、かつ
屈折率ndが2.00000超である光学ガラス。
[2]質量比(Y



/(Y



+La



【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、屈折率が高く、かつ表面失透が抑制された光学ガラスを提供することができる。
また、本発明の一態様によれば、上記光学ガラスからなる光学素子および導光板ならびにこの導光板を含む画像表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例13の光学ガラスのガラスブロック(左)および比較例1の光学ガラスのガラスブロック(右)の写真である。
画像表示素子と導光板とを含む画像装置の一例(ヘッドマウントディスプレイ)の概略構成図である。
図2に示すヘッドマウントディスプレイ1の構成を模式的に示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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