特許ウォッチ

公開番号2024145598
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058028
出願日2023-03-31
発明の名称監視カメラ
出願人i-PRO株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H04N 5/222 20060101AFI20241004BHJP(電気通信技術)
要約【課題】屋外環境下で設置される場合でも、カメラ筐体のがたつきを抑えることができる監視カメラを提供する。
【解決手段】監視カメラは、ブラケットと、カメラ部を備え、ブラケットに吊り下げられて支持されるメイン筐体と、ブラケットとメイン筐体との間に介在する固定材と、を備える。固定材は、ブラケットの下端面とメイン筐体の上端面とを押圧して固定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ブラケットと、
カメラ部を備え、前記ブラケットに吊り下げられて支持されるメイン筐体と、
前記ブラケットと前記メイン筐体との間に介在する固定材と、を備え、
前記固定材は、前記ブラケットの下端面と前記メイン筐体の上端面とを押圧して固定する、
監視カメラ。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記ブラケットの下端面と前記メイン筐体の上端面とは、上下方向において隙間を有する、
請求項１に記載の監視カメラ。
【請求項３】
前記ブラケットは、前記固定材が配置される第１凹部を有し、
前記メイン筐体は、前記固定材が配置される第２凹部を有し、
前記第１凹部は、第１底面と、一対の第１側面と、で形成され、かつ前記メイン筐体側に開口してなり、
前記第２凹部は、第２底面と、一対の第２側面と、で形成され、かつ前記ブラケット側に開口してなり、
前記固定材は、前記一対の第１側面と前記一対の第２側面に渡って当接して配置される、
請求項１に記載の監視カメラ。
【請求項４】
前記一対の第１側面と前記一対の第２側面との間は離間している、
請求項３に記載の監視カメラ。
【請求項５】
前記メイン筐体は、係止部を有し、
前記ブラケットは、前記メイン筐体の前記係止部を係止する被係止部を有する、
請求項１に記載の監視カメラ。
【請求項６】
前記固定材は、
前記メイン筐体に螺合されるねじ部材と、
前記メイン筐体と前記ブラケットとを離間する方向に押圧する押圧部と、を有する、
請求項１に記載の監視カメラ。
【請求項７】
前記押圧部は、前記メイン筐体の外側面から内側面に向かって傾斜する第１傾斜面を有し、
前記メイン筐体は、前記第１傾斜面と当接する第２傾斜面を有する、
請求項６に記載の監視カメラ。
【請求項８】
前記押圧部は、前記ブラケットと当接する当接部を有する、
請求項６に記載の監視カメラ。
【請求項９】
前記ねじ部材は、雄ねじ部を有し、
前記メイン筐体には前記雄ねじ部と螺合して通過させる雌ねじ孔を有する突起部が設けられ、
前記ねじ部材は、前記雄ねじ部が前記雌ねじ孔を通過した状態で前記突起部に係止可能となって形成される、
請求項６に記載の監視カメラ。
【請求項１０】
前記メイン筐体の上端面は、後壁と、前壁と、前記後壁を前記前壁に連結する底壁と、を有し、前記メイン筐体の上端面の全周にわたって前記後壁と前壁と底壁との間で形成された溝部を有する、
請求項１に記載の監視カメラ。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、監視カメラに関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
監視カメラの一例として、中央部にカメラ取付空間を有して円環状に形成されたブラケットのカメラ取付空間に、カメラ筐体を取り付ける監視カメラの取付構造が開示されている。カメラ取付空間には、ダルマ穴を有した複数のカメラ固定用板金部が円周方向に沿って等間隔で形成されている。カメラ筐体の上面には、カメラ固定用板金部のダルマ穴に係合する大径頭部を有する係合ピンが突設されている。このような取付構造を有する監視カメラでは、カメラ筐体がカメラ取付空間に挿入され、回転されることで、係合ピンがダルマ穴に係合してカメラ筐体の落下が規制されて支持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第５８５３１８１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上述した特許文献１の監視カメラでは、係合ピンをブラケットのダルマ穴に係合した際に脱落は規制可能である。しかしながら、係合方向（例えば上下左右方向）には僅かな緩みがあり、屋外環境下に設置される監視カメラでは、屋外での風圧あるいは振動によってはカメラ筐体が上下左右方向にがたつく虞がある。
【０００５】
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、屋外環境下で設置される場合でも、カメラ筐体のがたつきを抑えることができる監視カメラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示は、ブラケットと、カメラ部を備え、前記ブラケットに吊り下げられて支持されるメイン筐体と、前記ブラケットと前記メイン筐体との間に介在する固定材と、を備え、前記固定材は、前記ブラケットの下端面と前記メイン筐体の上端面とを押圧して固定する、監視カメラを提供する。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、屋外環境下で設置される場合でも、カメラ筐体のがたつきを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態１に係る監視カメラの外観正面図
ブラケットを省略したカメラ筐体の斜視図
ブラケットおよび回転台座の正面図
ブラケットおよび回転台座の要部縦断面図
回転台座に螺着された固定材の近傍構造を表す監視カメラの要部縦断面図
回転台座に螺着された固定材の近傍構造を表す監視カメラの要部横断面図
ねじ部材が回転台座に引っ掛かって保持された状態を表す要部縦断面図
回転台座の上端面を表す斜視図
筐体の正面図
回転台座の中心軸を含む面で筐体を断面とした図９のＡ－Ａ断面図
図１０のＢ部拡大図
筐体の側面図
回転台座の中心軸を含む面と平行な面で筐体を断面とした図１２のＣ－Ｃ断面図
図１３のＤ部拡大図
筐体の要部縦断面図
図１５の要部拡大図
図１６の要部拡大図
図１５のＥ方向から見た回転台座及びカメラ筐体を上下逆転した外観図
カバーの一部分を省略した筐体の斜視図
窓部の省略されたカバーに覆われたカメラの斜視図
レンズ保持部の近傍をレンズの中心軸を含む面で断面とした要部断面図
図２０のＬＥＤを省略した斜視図
支持部近傍の要部拡大斜視図
図２１の要部拡大図
側面部が取り付けられた本体部の斜視図
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る監視カメラを具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
【００１０】
（実施の形態１に至る経緯）
例えば特許第５８５３１８１号公報には、中央部にカメラ取付空間を有して円環状に形成されたブラケットのカメラ取付空間に、カメラ筐体を取り付ける監視カメラの取付構造が開示されている。カメラ取付空間には、ダルマ穴を有した複数のカメラ固定用板金部が円周方向に沿って等間隔で形成されている。カメラ筐体の上面には、カメラ固定用板金部のダルマ穴に係合する大径頭部を有する係合ピンが突設されている。このような取付構造を有する監視カメラでは、カメラ筐体がカメラ取付空間に挿入され、回転されることで、係合ピンがダルマ穴に係合してカメラ筐体の落下が規制されて支持される。
（【００１１】以降は省略されています）

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