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公開番号2024143668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056450
出願日2023-03-30
発明の名称衛生装置
出願人株式会社LIXIL
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類E03D 11/02 20060101AFI20241003BHJP(上水;下水)
要約【課題】泡を便鉢の表面に拡がり易くし得る技術を提供する。
【解決手段】衛生装置は、流体を受け入れる鉢部と、前記鉢部に取り付けられており、前記鉢部の表面に泡を吐出する泡吐出口を有する吐出部材と、を備えていてもよい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
流体を受け入れる鉢部と、
前記鉢部に取り付けられており、前記鉢部の表面に泡を吐出する泡吐出口を有する吐出部材と、を備える衛生装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記吐出部材は、前記泡の吐出範囲を拡張する拡張部を備える、請求項1に記載の衛生装置。
【請求項3】
前記吐出部材は、前記鉢部の前記表面から突出する突出部を備え、
前記吐出口は、前記吐出部の表面に前記泡を吐出する、請求項1から2のいずれか一項に記載の衛生装置。
【請求項4】
予め決められた吐出条件を満足する場合に、前記吐出部材に前記泡を吐出させる制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記吐出条件が満足する場合において、前記使用者を検出するセンサによる検出結果に基づいて、使用者によって前記衛生装置が使用されていると判断される場合に、前記吐出部材に前記泡を吐出させることを禁止する、請求項1から2のいずれか一項に記載の衛生装置。
【請求項5】
前記センサは、人感センサを含む、請求項4に記載の衛生装置。
【請求項6】
前記衛生装置は、前記鉢部を有する便器装置を含み、
前記便器装置は、前記鉢部の奥側から手前側に洗浄水を吐出する吐水口を備え、
前記泡吐出口は、前記吐水口よりも奥側に配置される、請求項1から2のいずれか一項に記載の衛生装置。
【請求項7】
前記衛生装置は、前記鉢部を有する小便器装置を含み、
前記小便器装置は、洗浄水を吐出する吐水口を備え、
前記吐出部材から吐出される泡が流れる領域は、吐水口から吐水される洗浄水が流れる領域を全て含む、請求項1から2のいずれか一項に記載の衛生装置。
【請求項8】
前記衛生装置は、前記鉢部を有する小便器装置を含み、
前記小便器装置は、
洗浄水を吐出する吐水口と、
前記鉢部から前記泡を排出する排水経路と、を備え、
前記排水経路は、前記鉢部に吐出される前記泡を、前記洗浄水を用いてサイフォン現象によって前記鉢部から前記泡を排出する、請求項1から2のいずれか一項に記載の衛生装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、衛生装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、便器装置において、洗浄水に泡を混合させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-087532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した技術では、便器本体の側方から便鉢に向けて泡が吐出される。泡は、洗浄水よりも粘性が高く、便鉢の表面に拡がり難い。
【0005】
本明細書では、泡を便鉢の表面に拡がり易くし得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書で開示の技術は、衛生装置に関する。衛生装置は、流体を受け入れる鉢部と、前記鉢部に取り付けられており、前記鉢部の表面に泡を吐出する泡吐出口を有する吐出部材と、を備えていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態の便器装置の斜視図を示す。
左右方向中央における左右方向に垂直な断面の便器本体及び便座の断面図を示す。
第1実施形態の吐出部の構成ブロック図を示す。
図2のIV-IV断面における便鉢と上端フランジ部の断面図を示す。
第1実施形態の吐出部の側面図を示す。
第1実施形態の吐出部材の平面図を示す。
第1実施形態の吐水口と吐出部材との位置関係を表す平面図を示す。
第1実施形態の吐出部材の側面図を示す。
第1実施形態の吐出部材の平面図を示す。
第1実施形態の泡吐出部材の底面図を示す。
図9のXI-XI断面の断面図を示す。
第1実施形態の洗浄処理のフローチャートを示す。
第1実施形態の溜水部に水が溜まっている状態を表す平面図を示す。
第1実施形態の便鉢に泡が溜まっている状態を表す平面図を示す。
第1実施形態の便鉢に溜まっている泡を旋回する状態を表す平面図を示す。
第1実施形態の便鉢に溜まっている泡を旋回する状態を表す平面図を示す。
第3実施形態の小便器装置の正面図を示す。
第3実施形態の左右方向中央における左右方向に垂直な断面の小便器装置の断面図を示す。
第3実施形態の小便器装置における泡の排出を説明する拡大断面図を示す。
第3実施形態の小便器装置における泡の排出を説明する拡大断面図を示す。
第4実施形態のオストメイト用汚物流し装置の斜視図を示す。
第4実施形態の左右方向中央における左右方向に垂直な断面のオストメイト用汚物流し装置の断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1実施形態)
(便器装置10の構成)
図1に示すように、便器装置10は、水洗式の大便器である。便器装置10は、床面に固定されて使用される。便器装置10は、例えば、壁に固定されるいわゆる壁掛け式の水洗式大便器であってもよい。
【0009】
便器装置10は、便器部12と、便座14と、機能部16と、タンク18(図2参照)と、吐出部40と、制御部100と、着座センサ90と、を備える。図2は、便鉢22の左右方向の中央における左右方向に垂直な断面図を示す。図2に示すように、便器部12は、便器本体20と、上端フランジ部30と、を備える。便器本体20は、陶器である。便器本体20は、汚物を受け止める便鉢22を備える。便器本体20には、便器本体20の下端にタンク18が収容されている。タンク18は、便鉢22を洗浄する洗浄水を貯める。便器装置10は、吐出部40と電気的に接続される洗浄ボタン(図示省略)を備える。ユーザによって洗浄ボタンが操作されると、タンク18から吐出部40を介して、便鉢22に洗浄水が吐出される。機能部16は、ユーザの動作に合わせて、図示省略した便蓋を自動的に開閉する開閉機能、局部洗浄、温風乾燥、脱臭機能、等の機能を有してもよい。
【0010】
便器装置10では、タンク18内の洗浄水は、洗浄ボタンの操作の他に、便器装置10に配置されるレバーの操作によって、便鉢22に供給されてもよい。洗浄ボタンは、吐出部40に有線及び無線の一方で電気的に接続されるリモートコントローラに配置されていてもよい。ユーザによる操作が無くても、タンク18内の洗浄水が便鉢22に供給されてもよい。例えば、センサによってユーザが非検知になった場合に、タンク18内の洗浄水が便鉢22に供給されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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