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公開番号2024142611
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023054821
出願日2023-03-30
発明の名称垂直式荷受台昇降装置およびそれを備えた車両
出願人新明和工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60P 1/46 20060101AFI20241003BHJP(車両一般)
要約【課題】荷台の高さを変えなくても、フォークリフトを用いて荷台に荷物を直接積み込むことが可能な垂直式荷受台昇降装置およびそれを備えた車両を提供する
【解決手段】垂直式荷受台昇降装置20は、シャフト23baを中心に回動可能な荷受台30と、固定荷受台40とを備えている。垂直式荷受台昇降装置20は、荷台15の後部に架装されている。荷受台30は、起立姿勢にて荷台15の下方まで下降可能に構成されている。したがって、フォークリフトのアームを荷受台30に接触させずに、荷台15に荷物を直接積み込むことができる。固定荷受台40は、前後方向において、シャフト23baと荷台15との間に配置されている、荷受台30が回動しても、固定荷受台40は回動しない。このことにより、荷台15の高さを従来の高さから変えることなく、荷受台30を荷台15の下方まで移動させることができる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
車両の荷台に架装される垂直式荷受台昇降装置であって、
水平姿勢と起立姿勢との間で回動可能な荷受台と、
前記荷台に立設され、第1の水平方向に並ぶ一対のポストと、
前記各ポストにそれぞれ内挿され、前記荷受台に連結されたスライダと、
前記スライダを昇降させる昇降装置と、
前記スライダに固定された固定荷受台と、備え、
前記荷受台は、前記起立姿勢の状態において前記荷台の下方まで下降可能に構成され、
前記荷受台の回動の中心は、前記荷台から前記第1の水平方向に直交する第2の水平方向に離れた位置に配置され、
前記固定荷受台は、前記第2の水平方向について、前記荷受台の回動の中心と前記荷台との間に配置されている、垂直式荷受台昇降装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記荷受台は、
前記スライダに連結された基端側荷受台と、
前記基端側荷受台に折り畳み可能に連結された先端側荷受台と、を備え、
前記基端側荷受台は、前記第2の水平方向において、前記荷台と前記先端側荷受台との間に配置され、
前記先端側荷受台は、前記水平姿勢から上方に回動することにより折り畳み可能に構成されている、請求項1に記載の垂直式荷受台昇降装置。
【請求項3】
前記ポストは、前記先端側荷受台が折り畳まれた状態、かつ前記荷受台が前記起立姿勢となっているときに、前記先端側荷受台に当接するストッパを備え、
前記ストッパは、前記基端側荷受台と共に前記先端側荷受台を前記第2の水平方向に挟むように構成されている、請求項2に記載の垂直式荷受台昇降装置。
【請求項4】
前記荷受台が前記水平姿勢となっているときに、前記固定荷受台の前記第2の水平方向の長さは、前記荷受台の前記第2の水平方向の長さよりも短い、請求項1に記載の垂直式荷受台昇降装置。
【請求項5】
前記固定荷受台は、前記荷受台が前記水平姿勢となっているときに、前記基端側荷受台と面一である、請求項2に記載の垂直式荷受台昇降装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一つに記載の垂直式荷受台昇降装置と、
荷台と、
前記荷台を搭載するシャーシと、を備える車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、垂直式荷受台昇降装置およびそれを備えた車両に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両に立設されたポストに沿って荷受台を垂直に昇降させる垂直式荷受台昇降装置が知られている。特許文献1には、一対のポストと、ポスト内を昇降するスライダと、スライダに軸支され、水平姿勢と起立姿勢との間で回動可能な荷受台と、を備えた荷受台昇降装置が開示されている。係る荷受台昇降装置では、水平姿勢の荷受台を昇降させることにより、作業者は、荷物の積み下ろしを行う。一方、車両の走行時には、荷受台を起立姿勢とする。特許文献1において、荷受台の水平姿勢から起立姿勢への変更は、荷受台の昇降動作を利用して行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-41534号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、係る垂直式荷受台昇降装置を備える車両では、荷受台を使用した荷物の積み下ろしの他に、フォークリフトを用いて荷物を荷台に直接積み込むことがある。フォークリフトを用いて荷物を荷台に直接積み込むとき、荷受台は、起立姿勢のまま、荷台よりも下方に移動される。このことにより、荷受台が邪魔になることが回避され、フォークリフトのアームを荷台に載せることができる。しかしながら、起立姿勢における荷受台の上下方向の長さが比較的長い場合、荷受台を下降させても、荷受台の上端が荷台の床面よりも上方に位置する可能性がある。この場合、フォークリフトのアームが荷受台に干渉するため、フォークリフトを用いて荷物を荷台に直接積み込むことが困難となる。
【0005】
ここで、図9に示すように、荷受台200を車両100の後方側に向かって折り畳み可能な構造にすることにより、起立姿勢のときの荷受台200の上下方向の長さを短くすることが考えられる。しかしながら、荷受台200が後方側に折り畳み可能な構造の場合、起立姿勢のときの荷受台200の前後方向の長さが長くなるため、車両100の前後方向の長さが長くなる。ここで、車両100の前後方向の長さの最大値は、車格により規定されている。したがって、荷受台200の前後方向の長さが長くなることにより、荷台300の前後方向の長さを短くする必要が生じる可能性がある。荷台300の前後方向の長さを短くすると、荷台300の床面の面積が減少するため、積載できる荷物の量が減少する。また、係る構造の場合、荷受台200に荷物を載せたときに荷受台200にかかる力の向きと、荷受台200が折り畳まれる方向と、が一致している。したがって、荷受台200に荷物を載せたときに荷受台200が折り畳まれないように、比較的強力なロック機構を設ける必要がある。このように、荷受台200を車両100の後方側に向かって折り畳み可能な構造にすることにより、新たな課題が生じ得る。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、荷台の高さを変えなくても、フォークリフトを用いて荷台に荷物を直接積み込むことが可能な垂直式荷受台昇降装置およびそれを備えた車両を提供することである。
【0007】
本発明に係る垂直式荷受台昇降装置は、車両の荷台に架装される垂直式荷受台昇降装置であって、水平姿勢と起立姿勢との間で回動可能な荷受台と、前記荷台に立設され、第1の水平方向に並ぶ一対のポストと、前記各ポストにそれぞれ内挿され、前記荷受台に連結されたスライダと、前記スライダを昇降させる昇降装置と、前記スライダに固定された固定荷受台と、備えている。前記荷受台は、前記起立姿勢の状態において前記荷台の下方まで昇降可能に構成されている。前記荷受台の回動の中心は、前記第1の水平方向に対して平面視にて直交する第2の水平方向において、前記荷台から離れた位置に配置されている。前記固定荷受台は、前記第2の水平方向において、前記荷受台の回動の中心と前記荷台との間に配置されている。
【0008】
上記垂直式荷受台昇降装置によれば、前記荷受台が前記起立姿勢となっているときに、前記昇降装置が前記スライダを昇降させることにより、前記荷受台は、前記起立姿勢のまま前記ポストに沿って昇降する。また、前記スライダに固定された前記固定荷受台も前記荷受台と共に昇降する。前記荷受台は、前記荷台よりも下方まで下降可能に構成されている。したがって、このとき前記荷受台の上端の位置は、前記荷台よりも下方に位置する。よって、フォークリフトを用いて前記荷受台に荷物を直接積み込むことができる。ここで、前記固定荷受台は、前記第2の水平方向において、前記荷受台の回動の中心と前記荷台との間に配置されている。したがって、従来に比べ、前記起立姿勢のときの前記荷受台の上下方向の長さを、前記固定荷受台の前記第2の水平方向の長さの分だけ短くすることができる。このことにより、前記荷台の高さを従来の高さから変えることなく、前記荷受台を前記荷台の下方まで移動させることができる。
【0009】
本発明の好ましい一態様によれば、前記荷受台は、前記スライダに連結された基端側荷受台と、前記基端側荷受台に折り畳み可能に連結された先端側荷受台と、を備えている。前記基端側荷受台は、前記第2の水平方向について、前記荷台と前記先端側荷受台との間に配置されている。前記先端側荷受台は、前記水平姿勢から上方に回動することにより折り畳み可能に構成されている。
【0010】
かかる態様によれば、先端側荷受台が水平姿勢から下方に回動するときのように、先端側荷受台の回動を抑制する比較的強力なロック機構が不要である。したがって、荷受台を簡易に構成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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