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公開番号2024141734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023053535
出願日2023-03-29
発明の名称データ通信経路確立システム及び方法
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類H04L 12/22 20060101AFI20241003BHJP(電気通信技術)
要約【課題】携帯端末が通信可能なICTデバイスの候補が複数ある場合に、ユーザによる接続情報の管理および接続作業の煩雑さを解消し素早く目的のICTデバイスと接続し、ユーザに所望の機能を容易に提供可能にするデータ通信経路確立システム及び方法を提供する。
【解決手段】携帯端末3は、管理データベース4にユーザを指定してアクセスすることにより、該ユーザが所属する団体に紐づいた情報を該データベースから取得する通信制御部31と、取得した情報に基づいてユーザが使用可能な建設機械(車両1)及び接続可能な制御ユニット10の識別情報及び機能を該ユーザに提示する表示部34と、を有し、ユーザが提示された建設機械及び制御ユニットを選択すると、該制御ユニットの接続情報を用いて該携帯端末と該制御ユニットとの間のデータ通信経路を確立する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建設機械に設けられ、コントローラに目的に応じた異なるソフトウェアを動作させることで所定の機能を実現する複数の制御ユニットを有する制御ユニット群と、
前記複数の制御ユニットの各制御ユニットごととデータ通信可能な携帯端末と、
ユーザ、該ユーザが所属する団体、該団体が所有する建設機械、並びに該建設機械に搭載された前記制御ユニットの識別情報、機能および該制御ユニットと前記携帯端末との間のデータ通信に必要な接続情報を少なくとも登録したデータベースと、
を有し、
前記携帯端末は、前記データベースにユーザを指定してアクセスすることにより、該ユーザが所属する前記団体に紐づいた情報を該データベースから取得する通信制御部と、取得した前記情報に基づいて前記ユーザが使用可能な前記建設機械、及び接続可能な前記制御ユニットの識別情報および機能を該ユーザに提示する表示部とを有し、
前記ユーザが提示された前記建設機械および前記制御ユニットを選択すると、該制御ユニットの前記接続情報を用いて該携帯端末と該制御ユニットとの間のデータ通信経路を確立する、
ことを特徴としたデータ通信経路確立システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載のデータ通信経路確立システムであって、
前記制御ユニットは、前記接続情報に応じてユーザがアクセス可能なデータの範囲を変更する情報処理部を有し、
前記ユーザは権限情報を持ち、該権限情報に応じて前記制御ユニットの前記接続情報が異なる、
ことを特徴とするデータ通信経路確立システム。
【請求項3】
請求項1に記載のデータ通信経路確立システムであって、
前記接続情報は前記携帯端末から変更可能である、
ことを特徴とするデータ通信経路確立システム。
【請求項4】
建設機械に設けられ、コントローラに目的に応じた異なるソフトウェアを動作させることで所定の機能を実現する複数の制御ユニットを有する制御ユニット群と、
前記複数の制御ユニットの各制御ユニットごととデータ通信可能な携帯端末と、
ユーザ、該ユーザが所属する団体、該団体が所有する建設機械、並びに該建設機械に搭載された前記制御ユニットの識別情報、機能および該制御ユニットと前携帯端末との間のデータ通信に必要な接続情報を少なくとも登録したデータベースと、
を有するデータ通信経路確立システムを用いたデータ通信経路確立方法であって、
前記携帯端末を用いて、前記データベースにユーザを指定してアクセスすることにより、該ユーザが所属する前記団体に紐づいた情報を該データベースから取得しと、取得した前記情報に基づいて前記ユーザが使用可能な前記建設機械、及び接続可能な前記制御ユニットの識別情報および機能を該ユーザに提示し、
前記ユーザが提示された前記建設機械および前記制御ユニットを選択すると、該制御ユニットの前記接続情報を用いて該携帯端末と該制御ユニットとの間のデータ通信経路を確立する、
ことを特徴としたデータ通信経路確立方法。
【請求項5】
請求項4に記載のデータ通信経路確立方法であって、
前記制御ユニットは、前記接続情報に応じてユーザがアクセス可能なデータの範囲を変更し、
前記ユーザは権限情報を持ち、該権限情報に応じて前記制御ユニットの前記接続情報が異なる、
ことを特徴とするデータ通信経路確立方法。
【請求項6】
請求項4に記載のデータ通信経路確立方法であって、
前記接続情報は前記携帯端末から変更可能である、
ことを特徴とするデータ通信経路確立方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は車両に搭載されたICTデバイスと携帯端末との間のデータ通信経路確立システム及び方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
建設機械を用いた工事において、安全性向上、省人化、ライフサイクルコスト低減等を目的とし、種々のICTデバイスの搭載が進んでいる。例えば、車両周囲の映像をカメラで撮影・録画し、後で作業状況を振り返ることが可能な周囲監視システムや、車両が作業した位置を記録し地図上で可視化することで作業の進捗が管理可能な進捗管理システムなどが挙げられる。これらのICTデバイスのユーザインターフェースとして、スマートフォンで代表されるような汎用的な携帯端末を用いるケースが増えている。すなわち、車載されたICTデバイスと携帯端末との間でデータ通信(主に無線LANなどの無線通信)の経路を確立(以下、単に「接続」とも表記する。)し、携帯端末上の画面操作によりICTデバイスにユーザ(建設機械のオペレータや現場管理者、周囲作業者など)からの指示を出したり、携帯端末がICTデバイスからの情報を受信してユーザが理解できる形式に処理して画面に表示したりする、などしている。
【0003】
データ通信の経路を確立する際に、セキュリティを担保する目的で通信に対する認証が実行されることが一般的である。また、汎用的な通信端末を使用することから、認証の技術自体も汎用的な方法が用いられることが一般的である。すなわち、SSID(Service Set Indentifier)などICTデバイスごとに固有の識別情報による接続対象の指定および接続パスワードなど認証鍵による認証(以下、固有の識別情報と認証鍵の組み合わせを「接続情報」と記載する)が行われる。
【0004】
このようなICTデバイスは、目的(機能)ごとに1つずつ搭載されることが一般的であったが、近年では1つのICTデバイスが複数の機能を担うことも増加してきている。特に、ICTデバイスに搭載されるソフトウェアを部分的に変更することで多様な目的を実現している製品群が存在している。このような製品群ではICTデバイスと通信端末との通信機能が共通化されており接続情報に含まれる固有の識別情報のみでは何の目的を実現しているデバイスか識別しづらい。したがって、1台の建設機械にこのような目的の異なるICTデバイスが複数搭載されている場合、ユーザは携帯端末を特定の目的を果たすICTデバイスと接続しようとすると、複数の接続情報の候補から記憶を頼りに接続対象を選択する必要がある。さらに、建設機械が稼働する現場においてはユーザが複数の建設機械を扱うことが少なくなく、接続するICTデバイスの候補が建設機械の台数に比例して増えることとなり、接続情報の管理が非常に煩雑であり、携帯端末とICTデバイスとの接続情報の管理の容易化が課題となっていた。
【0005】
このような課題に対し、例えば特許文献1には、ユーザが使用する携帯端末の識別情報と、その携帯端末とデータ通信が許可された車載機器の識別情報とを関連付けしたデータベースが配置され、ユーザが携帯端末を接続したい車載機器およびデータベースと通信可能な状態にした後に所定のソフトウェアを起動すると、携帯端末が自身の識別情報とデータ通信を行おうとしている車載機器の識別情報とをデータベースに送信し、データベースは受信した携帯端末の識別情報と車載機器の識別情報とが関連付けられているかを照合し、関連付けられていると判断した場合にデータ通信を許可する許可キーを携帯端末に出力し、携帯端末と車載機器とがデータ通信を開始することで、携帯端末と車載機器との認証に関するユーザの作業を簡易化する技術が公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5890291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の技術によれば、ユーザが管理する必要のある携帯端末と車載機器との接続情報を減らし、素早く接続を行うことができる。しかし、この技術は携帯端末と車載機器とを事前に通信可能にする工程を含んでおり、その作業の詳細については言及されていない。また、通信可能な車載機器の候補が複数台存在する場合についても言及されていない。
【0008】
本発明は、前述した従来技術における実情からなされたもので、その目的は、携帯端末をユーザインターフェースに持つICTデバイスで構成されるシステムにおいて、携帯端末が通信可能なICTデバイスの候補が複数ある場合に、ユーザによる接続情報の管理および接続作業の煩雑さを解消し素早く目的のICTデバイスと接続し、ユーザに所望の機能を容易に提供可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の一実施例に係るデータ通信確立システムは、建設機械に設けられ、コントローラに目的に応じた異なるソフトウェアを動作させることで所定の機能を実現する複数の制御ユニットを有する制御ユニット群と、複数の制御ユニットの各制御ユニットごととデータ通信可能な携帯端末と、ユーザ、該ユーザが所属する団体、該団体が所有する建設機械、並びに該建設機械に搭載された制御ユニットの識別情報、機能および該制御ユニットと携帯端末との間のデータ通信に必要な接続情報を少なくとも登録したデータベースと、を有し、携帯端末は、データベースにユーザを指定してアクセスすることにより、該ユーザが所属する団体に紐づいた情報を該データベースから取得する通信制御部と、取得した情報に基づいてユーザが使用可能な建設機械、及び接続可能な制御ユニットの識別情報および機能を該ユーザに提示する表示部とを有し、ユーザが提示された建設機械および制御ユニットを選択すると、該制御ユニットの接続情報を用いて該携帯端末と該制御ユニットとの間のデータ通信経路を確立する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、携帯端末が通信可能なICTデバイスの候補が複数ある場合に、ユーザによる接続情報の管理および接続作業の煩雑さを解消し素早く目的のICTデバイスと接続し、ユーザに所望の機能を容易に提供することが可能になる。
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。上記した以外の課題、構成および効果については、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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