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公開番号2024143653
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056431
出願日2023-03-30
発明の名称作業機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類E02F 9/16 20060101AFI20241003BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】走行時あるいは作業時においてオペレータの視界を阻害することなくワイパを間欠的に作動させることが可能な作業機械を提供する。
【解決手段】自走可能な車体と、車体に取り付けられた作業装置2と、車体に設けられた運転室12と、運転室12の窓を払拭する払拭動作を行うワイパ32と、ワイパ32を所定の間欠間隔で払拭動作させる間欠動作を指示するワイパスイッチ45と、ワイパスイッチ45により間欠動作が指示されているとき、ワイパ32の払拭動作を制御するコントローラ5と、を備えたホイールローダ1において、コントローラ5は、ワイパ32が払拭動作した時点から所定の固定時間Xが経過している状態で、作業装置2に対する操作または車体の走行開始に対する操作が行われた場合には、間欠動作の所定の間欠間隔に関係なくワイパ32を払拭動作させる。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
自走可能な車体と、
前記車体に取り付けられた作業装置と、
前記車体に設けられた運転室と、
前記運転室の窓を払拭する払拭動作を行うワイパと、
前記ワイパを所定の間欠間隔で払拭動作させる間欠動作を指示するワイパスイッチと、
前記ワイパスイッチにより前記間欠動作が指示されているとき、前記ワイパの払拭動作を制御するコントローラと、
を備えた作業機械において、
前記コントローラは、
前記ワイパが払拭動作した時点から予め定められた所定の固定時間が経過している状態で、前記作業装置に対する操作または前記車体の走行開始に対する操作が行われた場合には、前記間欠動作の前記所定の間欠間隔に関係なく前記ワイパを払拭動作させる
ことを特徴とする作業機械。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
請求項1に記載の作業機械において、
前記コントローラは、
前記作業装置に対する操作または前記車体の走行開始に対する操作が行われた場合であっても、前記ワイパが払拭動作した時点から前記所定の固定時間が経過していない状態では、前記所定の間欠間隔で前記ワイパを払拭動作させる
ことを特徴とする作業機械。
【請求項3】
請求項1に記載の作業機械において、
前記コントローラは、
前記ワイパを前記所定の間欠間隔に関係なく払拭動作させた場合、前記間欠動作の前記所定の間欠間隔をリセットする
ことを特徴とする作業機械。
【請求項4】
請求項1に記載の作業機械において、
前記車体の前後進を切り替えるための前後進切替装置と、
前記車体の走行速度を検出する車速検出装置と、を備え、
前記コントローラは、
前記前後進切替装置から出力された前記車体の前後進の切替信号、または、前記車速検出装置により検出された前記走行速度に基づき、前記車体の走行開始に対する操作が行われたと判定する
ことを特徴とする作業機械。
【請求項5】
請求項1に記載の作業機械において、
前記作業装置を操作するための作業用操作装置を備え、
前記コントローラは、
前記作業用操作装置が非操作状態から操作状態となって前記作業用操作装置から前記作業装置を動作させる操作信号を取得した場合に、前記作業装置が操作されたと判定する
ことを特徴とする作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、間欠動作が可能なワイパを備えた作業機械に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、自動車には、雨天時などに窓についた雨粒を払拭して運転者の視界を良好にするワイパが設けられている。このワイパは、例えば、ホイールローダや油圧ショベルといった作業機械にも設けられることがあるが、作業機械がワイパを間欠的に作動させながら走行あるいは作業を行う場合、予め設定されたワイパの間欠間隔によっては、走行あるいは作業を開始するタイミングでワイパが作動せず、オペレータの視界が多くの雨粒で遮られてしまうことがある。
【0003】
例えば、特許文献1には、自動車用の間欠ワイパの制御装置であって、自動車が制動、制動解除、停車、および、走行開始した時点においてワイパモータの駆動休止期間の残り時間が所定の限度時間以下であった場合に、その休止期間が終了したものと判断してワイパモータを駆動する、すなわち間欠間隔を早めてワイパを作動させるものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平3-82649号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、車体の停止および走行を繰り返したり、あるいは、作業装置の停止および作動を繰り返したりすることが多い作業機械に対して、特許文献1に記載の技術を適用した場合、ワイパモータの駆動休止期間の残り時間が所定の限度時間以下となると、車体が停止して走行を行う度に、あるいは、作業装置が停止して作動する度に、ワイパが作動することになる。そのため、ワイパは必要以上に頻繁に作動することとなり、オペレータの視界が阻害されて作業効率が低下してしまう。
【0006】
そこで、本発明の目的は、走行時あるいは作業時においてオペレータの視界を阻害することなくワイパを間欠的に作動させることが可能な作業機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明は、自走可能な車体と、前記車体に取り付けられた作業装置と、前記車体に設けられた運転室と、前記運転室の窓を払拭する払拭動作を行うワイパと、前記ワイパを所定の間欠間隔で払拭動作させる間欠動作を指示するワイパスイッチと、前記ワイパスイッチにより前記間欠動作が指示されているとき、前記ワイパの払拭動作を制御するコントローラと、を備えた作業機械において、前記コントローラは、前記ワイパが払拭動作した時点から予め定められた所定の固定時間が経過している状態で、前記作業装置に対する操作または前記車体の走行開始に対する操作が行われた場合には、前記間欠動作の前記所定の間欠間隔に関係なく前記ワイパを払拭動作させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、走行時あるいは作業時においてオペレータの視界を阻害することなくワイパを間欠的に作動させることができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係るホイールローダの一構成例を示す外観側面図である。
前方から見たホイールローダの一部を示す正面図である。
運転室内の一構成例を示す図である。
ハンドルおよびその周辺部の構成を拡大して示す図である。
ホイールローダがダンプトラックに対して積込み作業を行う様子を説明する図である。
ワイパの作動システムの一構成例を示すシステム構成図である。
コントローラが有する機能を示す機能ブロック図である。
車体が走行する場合にコントローラで実行される処理の流れを示すフローチャートである。
ホイールローダが作業装置を用いて作業を行う場合にコントローラで実行される処理の流れを示すフローチャートである。
ホイールローダの動作状態とワイパの動作状態とを比較して説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態に係る作業機械の一態様として、例えば土砂や鉱物などを掘削してダンプトラックやホッパーといった積込み先へ積み込む荷役作業を行うホイールローダについて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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