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公開番号2024145653
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058099
出願日2023-03-31
発明の名称建設機械の情報処理システム及びヒヤリハットレポート
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類G06Q 10/063 20230101AFI20241004BHJP(計算;計数)
要約【課題】ヒヤリハット事例のレポート作成のための労力を低減し、事例レポートを容易に作成できる建設機械の情報処理システムを提供する。
【解決手段】ユーザが入力可能な操作端末6と、操作端末6に接続されるデータベースDB1,DB2とを有し、建設機械3の事故前兆であるヒヤリハット事例に係わる情報処理を行う建設機械の情報処理システム1であって、建設機械3の稼働情報及び建設機械3で撮影された映像情報のうち、ヒヤリハット事例に係わるヒヤリハット検知情報を取得してデータベースDB1,DB2に記憶し、取得されたヒヤリハット検知情報に基づき推定されるヒヤリハット事例のテンプレートTを作成し、データベースDB1,DB2への情報読み書き及び操作端末6との情報送受信を繰り返すことにより作成されたテンプレートTを完成させ、完成されたヒヤリハット事例のヒヤリハットレポートを出力する。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
操作者が入力可能な操作端末と、前記操作端末に接続されるデータベースとを有し、建設機械の事故前兆であるヒヤリハット事例に係わる情報処理を行う建設機械の情報処理システムであって、
前記建設機械の稼働情報及び前記建設機械で撮影された映像情報のうち、前記ヒヤリハット事例に係わるものとして検知されたヒヤリハット検知情報を取得して前記データベースに記憶するデータ取得部と、
前記データ取得部により取得された前記ヒヤリハット検知情報に基づき推定される前記ヒヤリハット事例のレポート素案を作成するレポート素案作成部と、
前記データベースへの情報読み書き及び前記操作端末との情報送受信を繰り返すことにより、前記レポート素案作成部により作成された前記レポート素案を完成させるレポート仕上げ部と、
前記レポート仕上げ部により完成された前記ヒヤリハット事例の事例レポートを出力するレポート出力部と
を有することを特徴とする建設機械の情報処理システム。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1記載の建設機械の情報処理システムにおいて、
前記レポート素案作成部は、
前記データ取得部により取得された前記ヒヤリハット検知情報と当該ヒヤリハット検知情報中から導かれる自明情報とに基づき前記ヒヤリハット事例を推定する事例推定部と、
前記事例推定部により推定された前記ヒヤリハット事例を複数の類型に分類する類型分類部と、
前記類型分類部により分類された前記複数の類型にそれぞれ対応するとともに、該当するヒヤリハット検知情報中の前記稼働情報及び前記映像情報をそれぞれ割り当てた複数のレポート用テンプレートを、前記レポート素案として作成するテンプレート作成部と
を含み、
前記レポート仕上げ部は、
前記テンプレート作成部により作成された前記レポート用テンプレートに対する前記操作端末からの編集操作を受け付ける編集受付部を含み、
前記編集受付部により受け付けた前記編集操作に対応した修正を行うことで前記レポート素案を完成させる
ことを特徴とする建設機械の情報処理システム。
【請求項3】
請求項2記載の建設機械の情報処理システムにおいて、
前記レポート仕上げ部は、さらに、
前記編集操作の対象候補となる情報を前記操作端末の表示部において提示する情報提示部を含み、
前記編集受付部は、
前記情報提示部により前記操作端末において提示された前記情報に対する、前記操作端末からの編集操作を受け付ける
ことを特徴とする建設機械の情報処理システム。
【請求項4】
請求項3記載の建設機械の情報処理システムにおいて、
前記レポート用テンプレートは、
前記稼働情報に基づく、前記建設機械の姿勢又は動作挙動を表す第1CG画像データ、
前記建設機械で検知した物体検知情報に基づく、前記建設機械と検知された前記物体との位置関係を表す第2CG画像データ、及び、
前記ヒヤリハット事例に対応して前記データベースから取得される施工現場の設計情報に基づく、前記施工現場の出来形の背景を表す第3CG画像データ
のうち、少なくとも1つのCG画像データを含むことを特徴とする建設機械の情報処理システム。
【請求項5】
請求項3記載の建設機械の情報処理システムにおいて、
前記情報提示部による前記編集操作の対象候補となる情報を提示の後に前記編集受付部により受け付けた編集操作がなされた編集後情報を、対応する前記稼働情報、前記映像情報、及び、前記物体検知情報のうち少なくとも1つと対応付けた態様で、前記データベースに蓄積する情報蓄積部をさらに有する
ことを特徴とする建設機械の情報処理システム。
【請求項6】
請求項5記載の建設機械の情報処理システムにおいて、
前記情報蓄積部により前記データベースに蓄積された情報に基づく母集団データに対して統計分析を行った後、前記統計分析の結果に基づき、前記操作端末に係わるユーザ別に複数の前記ヒヤリハット事例に基づく統計レポートを作成する統計レポート作成部と、
前記統計レポートに含まれるデータと対応する前記母集団データとの乖離度に応じて、当該ユーザに対応する前記操作端末に対し警告通知を行う警告通知部と
を有することを特徴とする建設機械の情報処理システム。
【請求項7】
建設機械の事故前兆である1つのヒヤリハット事例に係わるヒヤリハットレポートであって、
前記建設機械の稼働情報に基づく、前記建設機械の姿勢又は動作挙動を表す第1CG画像データ、前記建設機械で検知した物体検知情報に基づく、前記建設機械と検知された前記物体との位置関係を表す第2CG画像データ、及び、前記1つのヒヤリハット事例に対応してデータベースから取得される施工現場の設計情報に基づく、前記施工現場の出来形の背景を表す第3CG画像データ、の少なくとも1つのCG画像データと、
前記少なくとも1つのCG画像データに対応する動画データと、
前記1つのヒヤリハット事例の発生状況を表す状況説明文データと、
前記1つのヒヤリハット事例に対する対策を表す対策説明文データと
を含むことを特徴とするヒヤリハットレポート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒヤリハット事例に係わる情報処理を行う建設機械の情報処理システム及びヒヤリハットレポートに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車両の前方の物体を検出する物体検出装置と、物体検出装置の検出結果に基づいて衝突の可能性を判断する衝突判断部と、衝突判断部の判断結果に基づいて、衝突による被害を軽減するための信号を出力する制御部とを備えた運搬車両を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開WO2015/030240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、取得したセンサ情報を基に、ヒヤリハット事象が発生した時点の情報をシステムが自動的に抽出して記録している。ヒヤリハットとは、労働災害におけるハインリッヒの法則として広く認識される、重大な事故には至らないものの事故に直結してもおかしくない、事故の一歩手前の前兆のことである。例えば発生したヒヤリハット事例を当事者がレポートの形にまとめることで、そのレポートを後に見直したり当該レポートを他者にも閲覧可能としたりすることができ、ヒヤリハット事例の発生、ひいては事故の発生を抑えることができる。
【0005】
しかしながら、上記のように取得された情報をレポートの形でまとめることは、当事者にとって多大な労力を要するため、実際にはヒヤリハット事例のレポートを作成するのは困難であった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヒヤリハット事例のレポート作成のための労力を低減し、事例レポートを容易に作成可能とする建設機械の情報処理システム及びヒヤリハットレポートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、操作者が入力可能な操作端末と、前記操作端末に接続されるデータベースとを有し、建設機械の事故前兆であるヒヤリハット事例に係わる情報処理を行う建設機械の情報処理システムであって、前記建設機械の稼働情報及び前記建設機械で撮影された映像情報のうち、前記ヒヤリハット事例に係わるものとして検知されたヒヤリハット検知情報を取得して前記データベースに記憶するデータ取得部と、前記データ取得部により取得された前記ヒヤリハット検知情報に基づき推定される前記ヒヤリハット事例のレポート素案を作成するレポート素案作成部と、前記データベースへの情報読み書き及び前記操作端末との情報送受信を繰り返すことにより、前記レポート素案作成部により作成された前記レポート素案を完成させるレポート仕上げ部と、前記レポート仕上げ部により完成された前記ヒヤリハット事例の事例レポートを出力するレポート出力部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ヒヤリハット事例のレポート作成のための労力を低減し、事例レポートを容易に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態による建設機械の情報処理システムのシステム構成図である。
建設機械の一例としての油圧ショベルの全体外観構造を表す側面図である。
建設機械に搭載される、ヒヤリハット事象の検知のための機能的構成の一例を表す機能ブロック図である。
図3に示した機能を得るために、実際に建設機械に実装されるハードウェア構成の一例を表す機能ブロック図である。
主サーバ及び副サーバの詳細機能構成の一例を表す機能ブロック図である。
ヒヤリハットレポートの一例を表す説明図である。
ヒヤリハット概略ページの詳細を表す説明図である。
ヒヤリハット映像ページの詳細を表す説明図である。
ヒヤリハット詳細ページの詳細を表す説明図である。
ヒヤリハット対策ページの詳細を表す説明図である。
テンプレートの例を表す説明図である。
ヒヤリハット検知情報の一覧画面を表す説明図である。
割り込みウィンドウで表示されるドロップダウンリストを表す説明図である。
ヒヤリハット概略ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット概略ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット概略ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット映像ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット映像ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット詳細ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット詳細ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット詳細ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット対策ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット対策ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット対策ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハットレポートの別例を表す説明図である。
ヒヤリハット概略ページの詳細を表す説明図である。
ヒヤリハット映像ページの詳細を表す説明図である。
ヒヤリハット詳細ページの詳細を表す説明図である。
ヒヤリハット対策ページの詳細を表す説明図である。
テンプレートの別例を表す説明図である。
ヒヤリハット概略ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット概略ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット概略ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット映像ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット映像ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット詳細ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット詳細ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット詳細ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット対策ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット対策ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハット対策ページの編集画面を表す説明図である。
ヒヤリハットレポート作成のために主サーバのプロセッサが副サーバのプロセッサと協働して実行する制御内容を表すフローチャートである。
ヒヤリハットレポート作成のために主サーバのプロセッサが副サーバのプロセッサと協働して実行する制御内容を表すフローチャートである。
類型分類テーブルの一例を表す説明図である。
統計レポート作成のために主サーバのプロセッサが副サーバのプロセッサと協働して実行する制御内容を表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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