TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024146077
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058785
出願日2023-03-31
発明の名称締固め機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人相原国際知財事務所
主分類F01P 11/10 20060101AFI20241004BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】運転席近傍に流れる熱気の抑制が可能な締固め機械を提供する。
【解決手段】タイヤローラ1Aにおいて、エンジンルーム70(機器収容室)は、運転席8の前方に設けられた前パネル18により区画され、前パネル18には、冷却ファン26fの駆動により車体フレーム2aの外側から空気をエンジンルーム70内に吸引するための第1吸気口61(第1の吸気口)が形成され、エンジンルーム70の前部の下面(第2底面部71b)には、冷却ファン26fの駆動により熱交換器100を通過した空気を車体フレーム2aの外側へ排出する排気口65が形成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
運転席の前方の車体フレーム内に設けられた機器収容室と、
前記機器収容室内に搭載された熱交換器と、前記機器収容室内に搭載され、前記熱交換器を冷却するための冷却ファンと
を備えた締固め機械において、
前記機器収容室は、前記運転席の前方に設けられた前パネルにより区画され、
前記前パネルには、前記冷却ファンの駆動により前記車体フレームの外側から空気を前記機器収容室内に吸引するための第1の吸気口が形成され、
前記機器収容室の前部の下面には、前記冷却ファンの駆動により前記熱交換器を通過した空気を前記車体フレームの外側へ排出する排気口が形成されたことを特徴とする締固め機械。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記車体フレームの前方には、前記運転席の前方に位置する前転圧輪が取り付けられ、
前記排気口は、前記前転圧輪よりも後方に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の締固め機械。
【請求項3】
前記車体フレームに取り付けられ、前記排気口を覆う排気口カバーを備え、
前記排気口カバーは、前記車体フレームの外側と前記機器収容室の内側とを連通する複数の空気穴と、前記空気穴から排出される空気を後方に向けて導く複数の導風板と、を有したことを特徴とする請求項1に記載の締固め機械。
【請求項4】
前記車体フレームに取り付けられ、前記排気口を覆う排気口カバーを備え、
前記機器収容室に収容される機器は、前記機器収容室内に固定され、少なくとも一部が前記排気口から前記車体フレームの外側に露出する第1機器を含み、
前記排気口カバーは、前記第1機器のうち前記排気口よりも前記車体フレームの外側に露出する部位を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の締固め機械。
【請求項5】
前記車体フレームの側部には、第2の吸気口が形成され、
前記第2の吸気口よりも前記車体フレームの外方には、前記運転席に乗降するためのステップが設けられたことを特徴とする請求項1に記載の締固め機械。
【請求項6】
前記車体フレームに設けられ、前記第1の吸気口と前記運転席との間に配置された遮蔽板を備え、
前記遮蔽板は、前記第1の吸気口と前後方向に間隔を空けて設けられたことを特徴とする請求項1に記載の締固め機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は締固め機械に関し、特に、機器収容室に熱交換器および冷却ファンを含む複数の機器が搭載された締固め機械に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、機器収容室に熱交換器を含む複数の機器が搭載された締固め機械に関する技術が知られている。例えば、特許文献1には、エンジンルーム内に走行用エンジン、熱交換器、冷却ファン部および油圧ポンプが収容される締固め機械(転圧機械)が記載されている。この締固め機械では、エンジンルームに前方側から運転席側に向かって熱交換器、冷却ファン部、走行用エンジン、油圧ポンプの順に配置されている。エンジンルームの前方側に熱交換器が配置される構成では、車体フレームの上面やタイヤハウスを形成する下面から熱交換器への空気を吸気し、後方に向けて空気が流れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-172856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、熱交換器を通過した後の温まった空気が後方に流れる場合、運転席近傍に熱気が流れ、運転者が暑さを感じる可能性がある。
【0005】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、運転席近傍に流れる熱気の抑制が可能な締固め機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の締固め機械は、運転席の前方の車体フレーム内に設けられた機器収容室と、記機器収容室内に搭載された熱交換器と、前記機器収容室内に搭載され、前記熱交換器を冷却するための冷却ファンとを備えた締固め機械において、前記機器収容室は、前記運転席の前方に設けられた前パネルにより区画され、前記前パネルには、前記冷却ファンの駆動により前記車体フレームの外側から空気を前記機器収容室内に吸引するための第1の吸気口が形成され、前記機器収容室の前部の下面には、前記冷却ファンの駆動により前記熱交換器を通過した空気を前記車体フレームの外側へ排出する排気口が形成されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の締固め機械によれば、運転席近傍に流れる熱気の抑制が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態にかかる締固め機械としてのタイヤローラを示す斜視図である。
タイヤローラを示す側面図である。
タイヤローラを示す平面図である。
タイヤローラから水タンクを抜き出した状態を前方から視た分解斜視図である。
エンジンルーム内を模式的に示す説明図である。
比較例のタイヤローラにおいてエンジンルーム内を模式的に示す説明図である。
前パネルを運転席側から視た正面図である。
左側部におけるステップ周辺を示す斜視図である。
右側部におけるステップ周辺を示す斜視図である。
排気口カバー周辺を示す斜視図である。
排気口カバーを前方かつ下方から視た斜視図である。
排気口カバーを前方かつ上方から視た斜視図である。
排気口カバーを示す側面図である。
車体フレームを示す斜視図である。
熱交換器を運転席側から視た斜視図である。
熱交換器を運転席側から視た分解斜視図である。
熱交換器の構成要素の一部を運転席とは反対側から視た分解斜視図である。
熱交換器の下側ブラケットを示す斜視図である。
熱交換器の縦断面図である。
熱交換器の下側ブラケット近傍を左右方向の側方から視た側面図である。
ラジエータコアを熱交換器フレームから取り外す際の様子を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。以下の説明では、車両に搭乗した運転者を主体として前後方向、左右方向および上下方向を規定する。
【0010】
(タイヤローラ)
図1は、実施形態にかかる締固め機械としてのタイヤローラを示す斜視図であり、図2は、タイヤローラを示す側面図であり、図3は、タイヤローラを示す平面図である。図1から図3に示すタイヤローラ(締固め機械)1Aは、鋼板製の車体フレーム2aにより形成される車体2の前部に、走行輪を兼ねた3本のゴム製の前転圧輪3fが左右方向に並列配置され、車体2からヨークを介して操舵可能に支持されている。また、車体2の後部には、走行輪を兼ねた4本のゴム製の後転圧輪3rが左右方向に並列配置され、車体2から図示しないアクスルを介して支持されている。前転圧輪3fは、車体フレーム2aにより形成されるタイヤハウス2hf内に配置され、後転圧輪3rは、車体フレーム2aにより形成されるタイヤハウス2hr内に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

日立建機株式会社
作業機械
1日前
日立建機株式会社
作業車両
1か月前
日立建機株式会社
建設機械の乗り心地評価方法及びシステム
3日前
トヨタ自動車株式会社
エンジン
6日前
スズキ株式会社
車両の排気システム
3日前
株式会社クボタ
エンジンの検油装置
6日前
トヨタ自動車株式会社
異音診断プログラム
6日前
トヨタ自動車株式会社
エンジンの冷却装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
6日前
トヨタ自動車株式会社
車両
8日前
トヨタ自動車株式会社
エンジンシステムの制御装置
6日前
株式会社ユタカ技研
排気流制御弁
6日前
フタバ産業株式会社
排気管の製造方法
3日前
フタバ産業株式会社
開口部材の製造方法
3日前
スズキ株式会社
内燃機関の排気装置
3日前
株式会社豊田自動織機
内燃機関の排気浄化装置
14日前
トヨタ自動車株式会社
車両の排気管構造
6日前
三菱重工業株式会社
発電システムおよび方法
6日前
株式会社豊田自動織機
エンジン用バランサ装置
16日前
井関農機株式会社
SCRシステムおよび尿素水タンク
3日前
株式会社東芝
発電システムおよび発電方法
7日前
株式会社オティックス
ラッシュアジャスタへのオイル供給構造
6日前
東芝プラントシステム株式会社
プラント制御装置、プラント制御方法、および発電プラント
今日
株式会社アイシン
排気浄化性能制御システムおよび排気浄化性能制御方法
6日前
ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
還元剤供給装置及びその制御方法
14日前
韓國電力技術株式會社
給水加熱器を用いた複合火力発電システム
今日
イートン インテリジェント パワー リミテッド
切り替え可能ロッカーアーム
16日前
ゼネラル エレクトリック テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
タービンブレードの制振システム用の可撓レッグ付きダンパ要素
3日前
ゼネラル エレクトリック テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
タービンブレード用制振装置のための可撓レッグ付きダンパ要素
3日前
ゼネラル エレクトリック テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
タービン部品用ダンパエレメント用の共振調整長尺体を含む振動減衰システム
1日前