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公開番号
2024146076
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023058784
出願日
2023-03-31
発明の名称
締固め機械
出願人
日立建機株式会社
代理人
弁理士法人相原国際知財事務所
主分類
F01P
11/10 20060101AFI20241004BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】締固め機械において、熱交換器の防振性を確保しながら、熱交換器のメンテナンス性を向上する。
【解決手段】タイヤローラにおいて、エンジンルーム(機器収容室)の後部には、エンジンルームの内側と外側とを連通する開口部80が設けられ、熱交換器100は、エンジンルームに取り付けられる熱交換器フレーム130と、熱交換器フレーム130に着脱可能に取り付けられるブラケット(上側ブラケット160、下側ブラケット180)と、ブラケットに支持される防振ゴム(上側防振ゴム150および下側防振ゴム170)と、防振ゴムを介して熱交換器フレーム130に支持されるラジエータコア120(コア)とを有し、ラジエータコア120は、エンジンルームの後部で開口部80と向き合って配置され、ブラケットは、開口部80に臨むように取り付けられる。
【選択図】図19
特許請求の範囲
【請求項1】
運転席の前方の車体フレーム内に設けられた機器収容室と、
前記機器収容室に搭載された熱交換器と、
を備えた締固め機械において、
前記機器収容室の後部には、前記機器収容室の内側と外側とを連通する開口部が設けられ、
前記熱交換器は、
前記機器収容室に取り付けられる熱交換器フレームと、
前記熱交換器フレームに着脱可能に取り付けられるブラケットと、
前記ブラケットに支持される防振ゴムと、
前記防振ゴムを介して前記熱交換器フレームに支持されるコアと、
を有し、
前記コアは、前記機器収容室の後部で、前記開口部と向き合って配置され、
前記ブラケットは、前記開口部に臨むように取り付けられる
ことを特徴とする締固め機械。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記防振ゴムは、前記コアの下部と前記熱交換器フレームとの間に設けられる下側防振ゴムを含み、
前記ブラケットは、前記下側防振ゴムを介して前記コアの下部を前記熱交換器フレームに対して支持するための下側ブラケットを含み、
前記熱交換器フレームは、底板部と、前記底板部の前記開口部側の端部から上方に延びるコア抑え部とを有し、
前記下側防振ゴムは、前記コアから下方に延びるピンに挿通され、
前記下側ブラケットは、前記熱交換器フレームの前記底板部と共に前記下側防振ゴムを支持する支持部と、前記支持部から上方に延びて前記コア抑え部に取り付けられる立壁部とを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の締固め機械。
【請求項3】
前記下側ブラケットの前記支持部には、前記下側防振ゴムの外周縁に沿って当接する第1当接部が形成され、
前記熱交換器フレームの前記底板部には、前記下側防振ゴムの外周縁に沿って当接する第2当接部が形成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の締固め機械。
【請求項4】
前記下側ブラケットの前記支持部には、前記熱交換器フレームの前記底板部と上下方向で当接するガイド部材が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の締固め機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は締固め機械に関し、特に、熱交換器を含む複数の機器が搭載された締固め機械に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、熱交換器を含む複数の機器が機器収容室に搭載された締固め機械に関する技術が知られている。例えば、特許文献1には、エンジンルーム内に、走行用エンジン、熱効果器、冷却ファン部および油圧ポンプが収容される締固め機械(転圧機械)が記載されている。この締固め機械では、エンジンルームに前方側から運転席側に向かって熱交換器、冷却ファン部、走行用エンジン、油圧ポンプの順に配置されている。また、特許文献2には、熱交換器について、防振ゴムを介してラジエータコアをラジエータフレームに取り付け、車体フレームに固定する車両の前端構造が開示されている。車体から大きな振動が熱交換器へと伝達されがちな締固め機械では、特許文献2に記載の構造のように、熱交換器のコアを熱交換器フレームに防振ゴムを介して取り付けることが好ましい。そして、防振ゴムを介して熱交換器フレームに取り付けたコアは、熱交換器フレームから容易に着脱することが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-172856号公報
特許第4100251号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の締固め機械では、熱交換器を分解するために、前部転圧輪が配置されるタイヤハウス側から車体フレーム内の熱交換器にアクセスする必要があり、作業者が車体に潜り込んで熱交換器を分解する作業は手間がかかってしまう。
【0005】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、締固め機械において、熱交換器の防振性を確保しながら、熱交換器のメンテナンス性を向上することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の締固め機械は、運転席の前方の車体フレーム内に設けられた機器収容室と、前記機器収容室に搭載された熱交換器と、を備えた締固め機械において、前記機器収容室の後部には、前記機器収容室の内側と外側とを連通する開口部が設けられ、前記熱交換器は、前記機器収容室に取り付けられる熱交換器フレームと、前記熱交換器フレームに着脱可能に取り付けられるブラケットと、前記ブラケットに支持される防振ゴムと、前記防振ゴムを介して前記熱交換器フレームに支持されるコアと、を有し、前記コアは、前記機器収容室の後部で、前記開口部と向き合って配置され、前記ブラケットは、前記開口部に臨むように取り付けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の締固め機械によれば、熱交換器の防振性を確保しながら、熱交換器のメンテナンス性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態にかかる締固め機械としてのタイヤローラを示す斜視図である。
タイヤローラを示す側面図である。
タイヤローラを示す平面図である。
タイヤローラから水タンクを抜き出した状態を前方から視た分解斜視図である。
エンジンルーム内を模式的に示す説明図である。
比較例のタイヤローラにおいてエンジンルーム内を模式的に示す説明図である。
前パネルを運転席側から視た正面図である。
左側部におけるステップ周辺を示す斜視図である。
右側部におけるステップ周辺を示す斜視図である。
排気口カバー周辺を示す斜視図である。
排気口カバーを前方かつ下方から視た斜視図である。
排気口カバーを前方かつ上方から視た斜視図である。
排気口カバーを示す側面図である。
車体フレームを示す斜視図である。
熱交換器を運転席側から視た斜視図である。
熱交換器を運転席側から視た分解斜視図である。
熱交換器の構成要素の一部を運転席とは反対側から視た分解斜視図である。
熱交換器の下側ブラケットを示す斜視図である。
熱交換器の縦断面図である。
熱交換器の下側ブラケット近傍を左右方向の側方から視た側面図である。
ラジエータコアを熱交換器フレームから取り外す際の様子を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。以下の説明では、車両に搭乗した運転者を主体として前後方向、左右方向および上下方向を規定する。
【0010】
(タイヤローラ)
図1は、実施形態にかかる締固め機械としてのタイヤローラを示す斜視図であり、図2は、タイヤローラを示す側面図であり、図3は、タイヤローラを示す平面図である。図1から図3に示すタイヤローラ(締固め機械)1Aは、鋼板製の車体フレーム2aにより形成される車体2の前部に、走行輪を兼ねた3本のゴム製の前転圧輪3fが左右方向に並列配置され、車体2からヨークを介して操舵可能に支持されている。また、車体2の後部には、走行輪を兼ねた4本のゴム製の後転圧輪3rが左右方向に並列配置され、車体2から図示しないアクスルを介して支持されている。前転圧輪3fは、車体フレーム2aにより形成されるタイヤハウス2hf内に配置され、後転圧輪3rは、車体フレーム2aにより形成されるタイヤハウス2hr内に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)
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