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公開番号2024140265
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051324
出願日2023-03-28
発明の名称電動圧縮機
出願人株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人ぱてな
主分類F04B 39/00 20060101AFI20241003BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】コストの増加を抑えつつ、回路基板の放熱効率を向上させることができる電動圧縮機を提供する。
【解決手段】インバータ装置50はハウジング10に複数の締結部材80により固定され、第1導電部91及び第2導電部92を有する回路基板51と電気回路52とを有する。電気回路52は第1発熱部F1としての端子Tを含み、第2導電部92は第1発熱部F1に最も近い第1近接締結部材81を介してハウジング10に電気的に接続され、電気回路52は第1導電部91と第2導電部92とを電気的に接続する第1コンデンサ群60を有し、第1コンデンサ群60は複数の第1コンデンサ61A、61Bと、複数の第1コンデンサを互いに電気的に接続させた状態で保持する第1金属枠体62とを有し、第1発熱部F1と第1導電部91との第1接続点C1と第1近接締結部材81とを結ぶ第1仮想直線L1上に第1コンデンサ群60の一部が配置される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
流体を圧縮する圧縮部と、
前記圧縮部を駆動する電動モータと、
前記電動モータを駆動するインバータ装置と、
前記圧縮部、前記電動モータ及び前記インバータ装置を収容する金属製のハウジングと、を備えた電動圧縮機において、
前記インバータ装置は、
前記ハウジングに金属製の複数の締結部材により固定され、第1導電部及び第2導電部を含む導電パターンを有する回路基板と、
前記第1導電部上に実装された電気回路と、を有し、
前記電気回路は第1発熱部を含み、
前記第2導電部は、前記複数の締結部材のうち前記第1発熱部に最も近い第1近接締結部材を介して前記ハウジングに電気的に接続され、
前記電気回路は、前記第1導電部と前記第2導電部とを電気的に接続する第1コンデンサ群を有し、
前記第1コンデンサ群は、互いに向かい合うように並べて配置された複数の第1コンデンサと、前記複数の第1コンデンサを互いに電気的に接続させた状態で保持する第1金属枠体と、を有し、
前記第1発熱部と前記第1導電部との第1接続点と、前記第1近接締結部材とを結ぶ第1仮想直線上に、前記第1コンデンサ群の一部が配置されていることを特徴とする電動圧縮機。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記第1発熱部はパワー素子の端子であり、
前記第1仮想直線は、前記端子と前記第1導電部との前記第1接続点と、前記第1近接締結部材とを結ぶ請求項1記載の電動圧縮機。
【請求項3】
前記導電パターンは第3導電部を含み、
前記電気回路は第2発熱部を含み、
前記第2導電部は、前記複数の締結部材のうち前記第2発熱部に最も近い第2近接締結部材を介して前記ハウジングに電気的に接続され、
前記電気回路は、前記第3導電部と前記第2導電部とを電気的に接続する第2コンデンサ群を有し、
前記第2コンデンサ群は、互いに向かい合うように並べて配置された複数の第2コンデンサと、前記複数の第2コンデンサを互いに電気的に接続させた状態で保持する第2金属枠体と、を有し、
前記第2発熱部と前記第3導電部との第2接続点と、前記第2近接締結部材とを結ぶ第2仮想直線上に、前記第2コンデンサ群の一部が配置されている請求項1又は2記載の電動圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の電動圧縮機の一例が開示されている。この電動圧縮機は、圧縮部と、電動モータと、インバータ装置と、ハウジングとを備えている。
【0003】
圧縮部は、流体を圧縮する。電動モータは、圧縮部を駆動する。インバータ装置は、電動モータを駆動する。ハウジングは、金属製であり、圧縮部、電動モータ及びインバータ装置を収容する。インバータ装置は、回路基板と、インバータ回路と、フィルタ回路とを有している。
【0004】
回路基板は、金属製の複数の締結部材によりハウジングに固定されている。回路基板は、第1導電部、第2導電部及び第3導電部を含む導電パターンを有している。インバータ回路は、第1導電部上に実装されて直流電力を交流電力に変換する。フィルタ回路は、第2導電部上に実装され、インバータ回路の入力側に配置されてインバータ回路に入力される直流電流に含まれるノイズを低減させる。
【0005】
フィルタ回路は、コンデンサ群を有している。コンデンサ群は、インバータ回路が設けられた第1導電部と第3導電部とを電気的に接続する一対の第1コンデンサと、フィルタ回路が設けられた第2導電部と第3導電部とを電気的に接続する一対の第2コンデンサとを有している。
【0006】
第3導電部は、複数の締結部材のうちフィルタ回路に最も近い締結部材を介してハウジングに電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2022-144455
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、インバータ装置等の電機製品の設計においては、回路基板の放熱効率を上げることが重要である。上記従来の電動圧縮機においては、インバータ回路やフィルタ回路で発生した熱を、コンデンサ群を介して第1導電部や第2導電部から第3導電部に伝えるとともに、第3導電部から締結部材を介してハウジングに逃すことができる。
【0009】
しかし、上記従来の電動圧縮機では、コンデンサ群を構成する各コンデンサがそれぞれ回路基板上において配置可能な場所に散在されている。このため、発熱源からコンデンサまでの距離がコンデンサ毎に異なり、その結果、発熱源からコンデンサに伝わる熱がアンバランスになる。よって、上記従来の電動圧縮機では、放熱がアンバランスとなり、回路基板の放熱効率を向上させることが必ずしも容易ではない。回路基板の放熱効率を向上させるために、使用温度範囲の広いコンデンサを採用したり、コンデンサの冷却機構を追加したりすることが考えられるが、この場合、コストが増加する。
【0010】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、コストの増加を抑えつつ、回路基板の放熱効率を向上させることができる電動圧縮機を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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