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公開番号
2025001298
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-08
出願番号
2023100806
出願日
2023-06-20
発明の名称
インバータ一体型電動圧縮機
出願人
サンデン株式会社
代理人
個人
主分類
F04B
39/00 20060101AFI20241225BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】防振リブ一本当たりの肉厚増加を抑えながら、インバータカバーの曲げ剛性と固有振動数を上げることができるインバータ一体型電動圧縮機を提供する。
【解決手段】インバータ一体型電動圧縮機1は、モータ2とスクロール圧縮機構4が内蔵されたハウジング11と、インバータ3と、インバータ収容部13と、ハウジング11にボルト41にて固定されたインバータカバー15を備える。インバータカバー15は、ボルト41が挿通される複数のボルト孔と、対向する二箇所のボルト孔を直線的に結ぶかたちで当該インバータカバー15の内側及び外側に形成された内側防振リブ43及び外側防振リブ44を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
モータと圧縮機構が内蔵されたハウジングと、前記モータを駆動するためのインバータと、前記ハウジングに構成され、前記インバータが収容されるインバータ収容部と、前記ハウジングにボルトにて固定され、前記インバータ収容部を閉塞するインバータカバーを備えたインバータ一体型電動圧縮機において、
前記インバータカバーは、前記ボルトが挿通される複数のボルト孔と、対向する二箇所の前記ボルト孔を直線的に結ぶかたちで当該インバータカバーの内側及び外側に形成された内側防振リブ及び外側防振リブを備えたことを特徴とするインバータ一体型電動圧縮機。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記インバータカバーは、金属鋳造により構成されることを特徴とする請求項1に記載のインバータ一体型電動圧縮機。
【請求項3】
前記外側防振リブは、前記内側防振リブよりも高さ寸法が小さいことを特徴とする請求項1に記載のインバータ一体型電動圧縮機。
【請求項4】
前記内側防振リブ及び前記外側防振リブは、複数平行に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインバータ一体型電動圧縮機。
【請求項5】
前記内側防振リブと前記外側防振リブは、相互に対応する位置における前記インバータカバーの内側及び外側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちの何れかに記載のインバータ一体型電動圧縮機。
【請求項6】
前記内側防振リブは、相互に間隔を存して前記インバータカバーの内側に少なくとも二箇所形成されており、
前記外側防振リブは、前記各内側防振リブの間隔内に対応する位置における前記インバータカバーの外側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちの何れかに記載のインバータ一体型電動圧縮機。
【請求項7】
前記内側防振リブ及び前記外側防振リブの組が前記インバータカバーに複数形成されていることを特徴とする請求項6に記載のインバータ一体型電動圧縮機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハウジングに形成されたインバータ収容部を閉塞するインバータカバーを備えたインバータ一体型電動圧縮機に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来よりこの種インバータ一体型の電動圧縮機、特に電気自動車(電動車両)の空調装置を構成する電動圧縮機では、金属製のハウジングに形成されたインバータ収容部にインバータを収容して固定し、更にこのインバータ収容部は、ハウジングにボルトで固定されるインバータカバーにて閉塞していた。ここで、ハウジング内の圧縮機構やモータの運転による振動がインバータカバーに伝わると、当該インバータカバーが振動して騒音が発生する。
【0003】
この場合、圧縮機構やモータの起振力の周波数がインバータカバーの固有振動数に一致し、或いは、近似すると共振が発生し、振動・騒音が大きくなる問題があった。そこで、従来よりインバータカバーに防振リブを形成して、インバータカバーの曲げ剛性及び固有振動数を上げる工夫をしていた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
図4は従来のこの種インバータ一体型電動圧縮機100を示す。尚、図4では各部の位置関係を明確にするため、インバータカバー101の外側の面を(a)、インバータカバー101の断面図を(b)、インバータカバー101の内側の面を(c)、ハウジング102の概略側面図を(d)として、それぞれ対応するかたちで示す。
【0005】
図4の(d)において、102は金属製(アルミニウム鋳造)のハウジングであり、図示しない圧縮機構を駆動するモータをその内側に収容する円筒状のステータハウジング103と、このステータハウジング103の一端側に取り付けられ、モータを駆動する図示しないインバータをその内側に収容するインバータケース104と、ステータハウジング103の他端側に取り付けられた円筒状のリアケーシング106を備えている。
【0006】
インバータケース104は、内部にインバータ収容部を構成するケース本体107と、このケース本体107の一端面の開口を閉塞するインバータカバー101から構成されている。そして、インバータ収容部にインバータが収容されると共に、インバータカバー101はインバータをインバータ収容部に収容した後、ケース本体107(ハウジング102)に複数のボルト(図示せず)にて固定され、着脱可能に取り付けられる。
【0007】
図4の(a)、(c)に示す109は、このボルトを挿通するためのボルト孔であり、インバータカバー101の周縁部に複数(実施例では8箇所)形成されている。尚、ハウジング102を構成するインバータケース104のケース本体107にも、このボルト孔109と同数のボルト孔(インバータカバー101を固定するボルトが螺合する)が形成されている。
【0008】
尚、図4の(c)に示す破線の円Xはステータハウジング103の輪郭線である。従来の場合、湾曲した防振リブ111、112がこのステータハウジング103の輪郭に沿って、ボルト孔109を結ぶかたちでインバータカバー101の内側に形成されていた(図4の(b)に示すように突条形状に形成)。また、これら防振リブ111、112の間に位置して対向する2箇所のボルト孔109を直線的に結ぶかたちで防振リブ113がもう一つインバータカバー101の内側に形成され、これらにより、インバータカバー101の曲げ剛性及び固有振動数を上げていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特表2017-515041号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ここで、近年電気自動車の高電圧化が進むなか、高電圧での絶縁距離を確保するため、インバータを構成する電子基板の大型化が進み、それに伴い、インバータケースが大型化し、インバータカバーの面積も拡大している。係るインバータ一体型電動圧縮機100Aを図5に示す。図4と同様に図5では各部の位置関係を明確にするため、この場合のインバータカバー101Aの外側の面を(a)、インバータカバー101Aの断面図を(b)、インバータカバー101Aの内側の面を(c)、ハウジング102Aの概略側面図を(d)として、それぞれ対応するかたちで示す。
(【0011】以降は省略されています)
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