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公開番号2024139964
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023050925
出願日2023-03-28
発明の名称積層体
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B32B 27/36 20060101AFI20241003BHJP(積層体)
要約【課題】ポリカーボネート樹脂を主成分とする層と、アクリル系樹脂を主成分とする層と、で高い層間密着性有する積層体を提供する
【解決手段】ポリカーボネート樹脂を主成分とする層と、アクリル系樹脂を主成分とする層と、の積層体であって、前記ポリカーボネート樹脂が、下記式(1)で表されるトリシクロデカンジメタノールに由来する構造単位を有し、前記アクリル系樹脂を主成分とする層を構成する樹脂全量におけるゲル含有率が20質量%以上である、積層体である。
【化1】
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[式(1)中、R1はヒドロキシメチル基を表し、R2、R3及びR4のいずれか一つはヒドロキシメチル基、残りは水素原子を表す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリカーボネート樹脂を主成分とする層と、アクリル系樹脂を主成分とする層と、の積層体であって、
前記ポリカーボネート樹脂が、下記式(1)で表されるトリシクロデカンジメタノールに由来する構造単位を有し、
前記アクリル系樹脂を主成分とする層を構成する樹脂全量におけるゲル含有率が20質量%以上である、積層体。
JPEG
2024139964000008.jpg
44
102
[式(1)中、R

はヒドロキシメチル基を表し、R

、R

及びR

のいずれか一つはヒドロキシメチル基、残りは水素原子を表す。]
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記ポリカーボネート樹脂が、さらに下記式(2)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構造単位を有する、請求項1に記載の積層体。
JPEG
2024139964000009.jpg
55
95
【請求項3】
前記トリシクロデカンジメタノールに由来する構造単位の含有量が、前記ポリカーボネート樹脂100mol%中に20~50mol%である、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項4】
前記ジヒドロキシ化合物に由来する構造単位の含有量が、前記ポリカーボネート樹脂100mol%中に50~80mol%である、請求項2に記載の積層体。
【請求項5】
前記アクリル系樹脂が、さらにアクリル系ゴム重合体を含有する、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項6】
前記アクリル系ゴム重合体が、ガラス転移温度が0℃以下の重合体とガラス転移温度が20℃より高い重合体と、を有するグラフト重合体である、請求項5に記載の積層体。
【請求項7】
前記アクリル系ゴム重合体の質量平均粒子径が100~300nmである、請求項5に記載の積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、層間密着性に優れた積層体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
食品包装材、容器、化粧フィルム、加飾フィルム、銘板、樹脂窓、ディスプレイ前面板などの産業分野において、例えばガスバリア性、機械的強度、保香性、意匠性、透明性、耐傷性、耐光性などの機能を、それぞれの機能を有する層を積層した積層体を作成することで各機能を兼ね備える検討がなされてきた。
【0003】
例えば、下記の特許文献1には、耐衝撃性に優れるポリカーボネート樹脂を主成分とする層と、光学特性や耐湿熱性に優れたアクリル系樹脂を主成分とする層を、それぞれ1層以上有する偏光板の保護フィルムに用いられる積層光学フィルムが記載されている。また、特許文献2には、ポリカーボネート樹脂を含む層とアクリル系樹脂を含む層とをそれぞれ少なくとも1層以上有する、透明性、耐薬品性、表面硬度、密着性に優れた多層体が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-165086号公報
特開2016-7728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び特許文献2に記載の積層体とすることで、積層体に複数の機能を持たせることができるが、ポリカーボネート樹脂を含む層とアクリル系樹脂を含む層とが剥離する懸念があり、近年、さらなる各層同士の層間密着性の向上が求められていた。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ポリカーボネート樹脂を主成分とする層と、アクリル系樹脂を主成分とする層と、で高い層間密着性有する積層体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の要旨は、以下の通りである。
[1]ポリカーボネート樹脂を主成分とする層と、アクリル系樹脂を主成分とする層と、の積層体であって、前記ポリカーボネート樹脂が、下記式(1)で表されるトリシクロデカンジメタノールに由来する構造単位を有し、前記アクリル系樹脂を主成分とする層を構成する樹脂全量におけるゲル含有率が20質量%以上である、積層体。
JPEG
2024139964000001.jpg
44
102
[式(1)中、R

はヒドロキシメチル基を表し、R

、R

及びR

のいずれか一つはヒドロキシメチル基、残りは水素原子を表す。]
[2]前記ポリカーボネート樹脂が、さらに下記式(2)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構造単位を有する、上記[1]請求項1に記載の積層体。
JPEG
2024139964000002.jpg
55
95
[3]前記トリシクロデカンジメタノールに由来する構造単位の含有量が、前記ポリカーボネート樹脂100mol%中に20~50mol%である、上記[1]又は[2]に記載の積層体。
[4]前記ジヒドロキシ化合物に由来する構造単位の含有量が、前記ポリカーボネート樹脂100mol%中に50~80mol%である、上記[2]に記載の積層体。
[5]前記アクリル系樹脂が、さらにアクリル系ゴム重合体を含有する、上記[1]から[4]のいずれかに記載の積層体。
[6]前記アクリル系ゴム重合体が、ガラス転移温度が0℃以下の重合体とガラス転移温度が20℃より高い重合体と、を有するグラフト重合体である、上記[5]に記載の積層体。
[7]前記アクリル系ゴム重合体の質量平均粒子径が100~300nmである、上記[5]又は[6]に記載の積層体。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ポリカーボネート樹脂を主成分とする層と、アクリル系樹脂を主成分とする層と、で高い層間密着性有する積層体を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明について、実施形態を参照して説明する。
[積層体]
本発明の積層体は、ポリカーボネート樹脂を主成分とする層と、アクリル系樹脂を主成分とする層と、の積層体であって、ポリカーボネート樹脂が、下記式(1)で表されるトリシクロデカンジメタノールに由来する構造単位を有し、アクリル系樹脂を主成分とする層を構成する樹脂全量におけるゲル含有率が20質量%以上である、積層体である。
【0010】
JPEG
2024139964000003.jpg
44
102
[式(1)中、R

はヒドロキシメチル基を表し、R

、R

及びR

のいずれか一つはヒドロキシメチル基、残りは水素原子を表す。]
(【0011】以降は省略されています)

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